「マイビューティフルガーデン」
天涯孤独なベラは、こだわりが強い性格のせいで他人とうまく関われず、作家になることを夢見ながら図書館で働いていた。庭の手入れをせず放置しているという理由で、借家の大家から立ち退きを要求されてしまうベラだったが、隣人の気難しい老人アルフィーと彼の家政夫ヴァーノンの協力を得て、庭づくりに着手することに…
暑さのせいで夏になるとほぼネグレクト、荒れ放題になってしまうマイリトルガーデン。この映画を観て、涼しくなったらガーデニング頑張ろう!と奮起しました。憧れのイングリッシュガーデン、ナチュラルな美しさの裏には緻密な計算と綿密な計画が。アルフィーのガーデニング指導、すごく参考、勉強になりました。時間と労力、そして愛情を注げば、素人でもあんなに見事な庭を作り出せるんですね。生まれ変わったベラの庭、感動的な美しさでした。アルフィーの庭と家の中の美しさも、まさにおとぎ話の世界。有料でもいいので一般公開してほしいレベル。
それにしても。あんな広い庭がある小ぎれいな家に住んで、暮らし向きも特に困窮した様子もないベラ。図書館のバイトとは思えぬ生活が解せなかったけど。ベラが書いた童話とかぶる、ちょっとおとぎ話的なストーリーなので、あまり現実的なツッコミを入れるのは野暮というものでしょう。物の配置やスケジュールに強いこだわりがあり、他人や社会とうまく適応できないベラは、明らかにアスペルガー症候群なのですが、そこの部分は話が進むにつれ、いつの間にかなかったことになってしまってた。ベラと仲良くなる青年ビリーも、彼女と同類と思われる言動の持ち主。二人とも自分の世界を大切にしてるピュアな人たちなんだけど、ベラの職場での遅刻癖や、何度注意しても図書館で飲食したり私語をしたりするビリーに、おばさん司書がイライラするのも理解できる。実際にもおばさん司書みたいな人が、障害者に寛容ではない悪者と見られる世の中ですよね。
アルフィーやヴァーノン、ビリーがベラを支え愛したのは、彼女が美人だったから。人柄だけでは、あそこまで関心もってくれたり親身になってくれないと思う私も独り暮らしのワーキングプアですが、誰も相手にしてくれませんよベラ役は「ダウントン・アビー」にも出てたジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。ベラ役には美人すぎる?ベラはもっと、地味でオタクっぽい風貌のほうがよかったのでは。やもめの家政夫ヴァーノン役は、アンスコことアンドリュー・スコット。
今まで見たアンスコの中では、いちばん明るい楽しい役と演技でした。お人よしでヘタレっぽいけど、いざという時は有能なヴァーノンを、ちょっとトボけた感じでコミカルに演じてたアンスコが可愛かったです。妻に先立たれた子持ち男、というアンスコには珍しく非ゲイな役。ベラとは男女のロマンスな雰囲気や展開が全然なかったのが、さすがというか、やはりというかベラがビリーと恋に落ちたと知った瞬間の、ちょっと寂しそうな、でも安堵もしたようなアンスコの表情が秀逸でした。
ビリー役は、スピルバーグ監督の「戦火の馬」で主役を演じたジェレミー・アーヴァイン。最近観た「刑事ダルグリッシュ」シリーズにも若い刑事役で出ていて、誰このイケメン?と思ったけど、この作品でもイケメンでした。アルフィー役は、去年惜しくも他界した名優トム・ウィルキンソン。偏屈で頑固な絵に描いたような因業爺さん、大事な家政夫を盗んだ!返せ!とストーカーみたいにベラに因縁をつけてくる迷惑高齢者なのですが、さすがイギリス人、イヤミやイヤガラセに知的な軽妙さがあって、何か笑えるんですよ。ガーデニング同様、こっちも参考になりましたガーデニングを通して培われるベラとアルフィーの信愛関係も、庭に劣らず美しかったです。
天涯孤独なベラは、こだわりが強い性格のせいで他人とうまく関われず、作家になることを夢見ながら図書館で働いていた。庭の手入れをせず放置しているという理由で、借家の大家から立ち退きを要求されてしまうベラだったが、隣人の気難しい老人アルフィーと彼の家政夫ヴァーノンの協力を得て、庭づくりに着手することに…
暑さのせいで夏になるとほぼネグレクト、荒れ放題になってしまうマイリトルガーデン。この映画を観て、涼しくなったらガーデニング頑張ろう!と奮起しました。憧れのイングリッシュガーデン、ナチュラルな美しさの裏には緻密な計算と綿密な計画が。アルフィーのガーデニング指導、すごく参考、勉強になりました。時間と労力、そして愛情を注げば、素人でもあんなに見事な庭を作り出せるんですね。生まれ変わったベラの庭、感動的な美しさでした。アルフィーの庭と家の中の美しさも、まさにおとぎ話の世界。有料でもいいので一般公開してほしいレベル。
それにしても。あんな広い庭がある小ぎれいな家に住んで、暮らし向きも特に困窮した様子もないベラ。図書館のバイトとは思えぬ生活が解せなかったけど。ベラが書いた童話とかぶる、ちょっとおとぎ話的なストーリーなので、あまり現実的なツッコミを入れるのは野暮というものでしょう。物の配置やスケジュールに強いこだわりがあり、他人や社会とうまく適応できないベラは、明らかにアスペルガー症候群なのですが、そこの部分は話が進むにつれ、いつの間にかなかったことになってしまってた。ベラと仲良くなる青年ビリーも、彼女と同類と思われる言動の持ち主。二人とも自分の世界を大切にしてるピュアな人たちなんだけど、ベラの職場での遅刻癖や、何度注意しても図書館で飲食したり私語をしたりするビリーに、おばさん司書がイライラするのも理解できる。実際にもおばさん司書みたいな人が、障害者に寛容ではない悪者と見られる世の中ですよね。
アルフィーやヴァーノン、ビリーがベラを支え愛したのは、彼女が美人だったから。人柄だけでは、あそこまで関心もってくれたり親身になってくれないと思う私も独り暮らしのワーキングプアですが、誰も相手にしてくれませんよベラ役は「ダウントン・アビー」にも出てたジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。ベラ役には美人すぎる?ベラはもっと、地味でオタクっぽい風貌のほうがよかったのでは。やもめの家政夫ヴァーノン役は、アンスコことアンドリュー・スコット。
今まで見たアンスコの中では、いちばん明るい楽しい役と演技でした。お人よしでヘタレっぽいけど、いざという時は有能なヴァーノンを、ちょっとトボけた感じでコミカルに演じてたアンスコが可愛かったです。妻に先立たれた子持ち男、というアンスコには珍しく非ゲイな役。ベラとは男女のロマンスな雰囲気や展開が全然なかったのが、さすがというか、やはりというかベラがビリーと恋に落ちたと知った瞬間の、ちょっと寂しそうな、でも安堵もしたようなアンスコの表情が秀逸でした。
ビリー役は、スピルバーグ監督の「戦火の馬」で主役を演じたジェレミー・アーヴァイン。最近観た「刑事ダルグリッシュ」シリーズにも若い刑事役で出ていて、誰このイケメン?と思ったけど、この作品でもイケメンでした。アルフィー役は、去年惜しくも他界した名優トム・ウィルキンソン。偏屈で頑固な絵に描いたような因業爺さん、大事な家政夫を盗んだ!返せ!とストーカーみたいにベラに因縁をつけてくる迷惑高齢者なのですが、さすがイギリス人、イヤミやイヤガラセに知的な軽妙さがあって、何か笑えるんですよ。ガーデニング同様、こっちも参考になりましたガーデニングを通して培われるベラとアルフィーの信愛関係も、庭に劣らず美しかったです。
ガーデニングを取り挙げる映画作品は国内外通じて珍しいのでは?
朝ドラ「らんまん」は植物研究でした。
消えてしまった前の記事にも書いたんですが、楳図かずお先生が先日米寿を迎えました。
すみません💦またパトロールに引っかかったみたいで、強制停止になってしまいました😨修正したので近々再UPになると思います(^^♪
楳図先生、ご健勝なのでしょうか。まことちゃん、たまに読み直して大笑いしてます(^^♪
楳図先生の誕生日の3日にX(旧Twitter)で近況が出ていました。
ただ、誕生日について一部文献だと「9月25日」とあるのですが、戸籍上は「9月3日」なのでしょうか?
昭和戦中期以前に生まれた人は、実際の誕生日と戸籍上の誕生日が一致しないことはたまにあります。
私自身はガーデニングとはほとんど縁がないのですが
きれいなお花やすてきなお庭を見るのは大好き!
ガーデニングを題材にした映画も好きです。
(フラワーショウ! グリーン・フィンガーズ、ローズメイカー等)
イギリス人はガーデニングが好きな(自分でお庭の手入れをする)方が多そうだなーと思います。
アメリカ人もお庭はきれいにしているけれど、どちらかというとお金で解決する(ガーデナーを雇う)人が多いように思います。
ジェレミー・アーヴァイン、懐かしいです。
「戦火の馬」の時はかわいい男の子でしたが、すっかり大人になりましたね。
楳図先生のご長寿を祈りながら、先生の傑作を秋の夜長に読みたいです。
セレンディピティさん、こんばんは!
美しい庭のある家の前を通ると、ついふらっと入ってしまいそうになります(^^♪
ローズメイカー、未見なので観たいです!ガーデナーを雇えるほど裕福になりたいけど、小さい庭をちょこちょこ好きなようにいじる庶民的なガーデニングも悪くないですよね(^^♪
ジェレミー・アーヴァイン、イケメンでした!他の作品の彼も見たいです!