今日は広島の原爆記念日...今年も朝、おごそかな気持ちで黙祷しました。
初めてアメリカや国連、核保有国から追悼の使者が来広するなど、核廃絶に向けて大きな前進があったように思えた65周年でした。
悩み多き日々ですが、平和だからこその悩みだよなあ~と、しみじみと思わずにはいられない鎮魂の夏です。
「インサイドゲーム」
愛しのボーギャルソン、ギャスパー・ウリエル主演の日本未公開作を、DVDでやっと観ることができました♪
南仏コートダジュール一帯を仕切るアルメニア人系ギャングの首領ミロは、息子のアントンに跡目を継がせようとしていた。だがアントンは、恋人エロディのため堅気になろうと決心。彼女との未来のため、アントンは最後の大仕事で大金を得ようとするが...
うう~ん。ゴッドファーザーか東映やくざ映画みたいな、仁義なき抗争ものかと期待してたのですが、内容も雰囲気もかなり凡庸なB級テイストでトホホ。
いちばん大事なはずのボスのパパとアントンの愛憎・確執を、もっと丁寧に緻密に描いてほしかった。ミロは息子可愛さから、アントンの跡目継承に固執するのですが、その執念がミロからは全然伝わってこなかった。息子への盲愛で、狂気的なまでに冷酷非情になるパパ、なはずなのに、ただの息子離れできないおっさんにしか見えなかったもん。息子は渡さない!と、エロディを邪魔者と見なし彼女を始末しようとするところなんか、もっと面白い展開にできたはずなのになあ。
アントンもなあ。父と恋人の間で、揺れる想い~♪by ZARD はなずなのに、そういった複雑な機微が彼からは感じられなくて...ほとんどパパに反抗せず従順なアントンなんだけど、どうしてパパに逆らわないのかも描写不足。パパが怖いからか、パパを愛してるのか、どっちか(どっちも)なんだろうけど、ミロが息子を苦悩させるほど魅力的なキャラじゃなかったのが、最大の敗因かも。
ミロの組織がショボいのもトホホだった。マフィアでもギャングでもなくて、ただの窃盗団だしミロも首領なのに、自ら押し込み強盗してるし。アントンなんか、車泥棒(笑)。セコい!警察との市街戦みたいなドンパチとか、仕事のセコさとそぐわないアクションも、かなり強引で苦笑。
ミロ役は、久々に見たジャン・レノ。彼が出てきただけで、どことなくB級感が。ボスの威厳とか貫禄とかカリスマがなさすぎ。いい人にしか見えない。でもまあ、それはジャン・レノのせいじゃなくて、脚本が悪いと思う。
アントンを演じてたのが、ギャスパー・ウリエル
かつての美少年、美青年の面影はフェイドアウト。すっかり♂な野郎になっちゃってる最近のウリ坊、いや、もうウリ坊なんて呼べないな。ギャス男にしよう(笑)。ギャス男、ワタシ的には男っぽくなって魅力倍増なんだけど、往年の麗しい彼のファンだった方々には、悲しい涙ものな変貌かもしれません。でも、もともと彼って、可愛かったけど中性的なところはなくて、見た目も雰囲気も男らしかった。体つきはますますイカつくなって、脱いだらすごいマッチョ。胸、厚っ!腕、太っ!あのノシノシした歩き方にも磨きがかかってます(笑)。
顔も、もはや美しいといっては当たらない状態になってます。美しい男じゃなくて個性的な男、というのがギャス男の方向性っぽい。そのほうが俳優としては長生きできるもんね。ワタシ的には、いい感じにブサイクになってるギャス男です。でも、ふとした表情とか、往年の王子さまっぽさも出てて可愛い。目が優しいので、やくざには見えないんだよなあ。恋人に優しくするシーンとか、男らしくもロマンチックで素敵でした。
エロディ役は、オゾン監督の短編映画「ジレンマの前座劇」でもチャーミングだったヴァイナ・ジョカンテ。個性的な美人でギャス男と何かお似合いでした。やくざな男に耐えるしおらしいけなげな女、なキャラなんだけど、日本みたいなウェット感がなくて、クール&ドライな魅力がさすがフランス女。
ギャス男がジェレミー・レニエと競演した「約束の葡萄畑」、今秋日本公開ギャス男はセクシーな天使役です♪
初めてアメリカや国連、核保有国から追悼の使者が来広するなど、核廃絶に向けて大きな前進があったように思えた65周年でした。
悩み多き日々ですが、平和だからこその悩みだよなあ~と、しみじみと思わずにはいられない鎮魂の夏です。
「インサイドゲーム」
愛しのボーギャルソン、ギャスパー・ウリエル主演の日本未公開作を、DVDでやっと観ることができました♪
南仏コートダジュール一帯を仕切るアルメニア人系ギャングの首領ミロは、息子のアントンに跡目を継がせようとしていた。だがアントンは、恋人エロディのため堅気になろうと決心。彼女との未来のため、アントンは最後の大仕事で大金を得ようとするが...
うう~ん。ゴッドファーザーか東映やくざ映画みたいな、仁義なき抗争ものかと期待してたのですが、内容も雰囲気もかなり凡庸なB級テイストでトホホ。
いちばん大事なはずのボスのパパとアントンの愛憎・確執を、もっと丁寧に緻密に描いてほしかった。ミロは息子可愛さから、アントンの跡目継承に固執するのですが、その執念がミロからは全然伝わってこなかった。息子への盲愛で、狂気的なまでに冷酷非情になるパパ、なはずなのに、ただの息子離れできないおっさんにしか見えなかったもん。息子は渡さない!と、エロディを邪魔者と見なし彼女を始末しようとするところなんか、もっと面白い展開にできたはずなのになあ。
アントンもなあ。父と恋人の間で、揺れる想い~♪by ZARD はなずなのに、そういった複雑な機微が彼からは感じられなくて...ほとんどパパに反抗せず従順なアントンなんだけど、どうしてパパに逆らわないのかも描写不足。パパが怖いからか、パパを愛してるのか、どっちか(どっちも)なんだろうけど、ミロが息子を苦悩させるほど魅力的なキャラじゃなかったのが、最大の敗因かも。
ミロの組織がショボいのもトホホだった。マフィアでもギャングでもなくて、ただの窃盗団だしミロも首領なのに、自ら押し込み強盗してるし。アントンなんか、車泥棒(笑)。セコい!警察との市街戦みたいなドンパチとか、仕事のセコさとそぐわないアクションも、かなり強引で苦笑。
ミロ役は、久々に見たジャン・レノ。彼が出てきただけで、どことなくB級感が。ボスの威厳とか貫禄とかカリスマがなさすぎ。いい人にしか見えない。でもまあ、それはジャン・レノのせいじゃなくて、脚本が悪いと思う。
アントンを演じてたのが、ギャスパー・ウリエル
かつての美少年、美青年の面影はフェイドアウト。すっかり♂な野郎になっちゃってる最近のウリ坊、いや、もうウリ坊なんて呼べないな。ギャス男にしよう(笑)。ギャス男、ワタシ的には男っぽくなって魅力倍増なんだけど、往年の麗しい彼のファンだった方々には、悲しい涙ものな変貌かもしれません。でも、もともと彼って、可愛かったけど中性的なところはなくて、見た目も雰囲気も男らしかった。体つきはますますイカつくなって、脱いだらすごいマッチョ。胸、厚っ!腕、太っ!あのノシノシした歩き方にも磨きがかかってます(笑)。
顔も、もはや美しいといっては当たらない状態になってます。美しい男じゃなくて個性的な男、というのがギャス男の方向性っぽい。そのほうが俳優としては長生きできるもんね。ワタシ的には、いい感じにブサイクになってるギャス男です。でも、ふとした表情とか、往年の王子さまっぽさも出てて可愛い。目が優しいので、やくざには見えないんだよなあ。恋人に優しくするシーンとか、男らしくもロマンチックで素敵でした。
エロディ役は、オゾン監督の短編映画「ジレンマの前座劇」でもチャーミングだったヴァイナ・ジョカンテ。個性的な美人でギャス男と何かお似合いでした。やくざな男に耐えるしおらしいけなげな女、なキャラなんだけど、日本みたいなウェット感がなくて、クール&ドライな魅力がさすがフランス女。
ギャス男がジェレミー・レニエと競演した「約束の葡萄畑」、今秋日本公開ギャス男はセクシーな天使役です♪