早いもので、今日から5月!世間では、GWの真っ只中なのですね。毎年のことながら、わしにはまったくもって関係ないのが悲しい。いつか海外でウハウハできるGWをとI wish…
GWに縁がないせいか、てっきり今日は4月31日だと思いこんで、とんだ赤っ恥をかいてしまいました~♪ていうか、4月31日って今までありませんでしたっけ?なかったっけ?と、いまだに真剣に考えてる私の脳みそ、深刻に腐ってるかも♪
こどもの日だけ休みがとれたので、ズムスタ直行ぢゃ~!と息巻いてたのですが、甘かった!チケットはすでに完売
トホホ…年寄りらしゅう、家でおとなしゅうしとるわ…
皆さまが、楽しいGW後半を過ごされますようI wish♪
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「狂った野獣」
京都で二人組の強盗犯が、逃走中にバスジャック。暴走するバスの中には、元テストドライバーの速水もいたが…
1976年、昭和55年の作品。これ、ほんま面白かったです!笑えます!最初っから最後まで、異様にハイテンションでアナーキー。強盗犯コンビ、主人公の速水、乗客、そして警察と、四つ巴のハチャメチャなクレイジー合戦!その必死!決死!な死ぬもの狂いさは、ほとんどギャグ漫画。その絶叫発狂悶絶血まみれ阿鼻叫喚テイストは、岡田あーみん先生の作品を彷彿とさせます。狂乱き○がい系ギャグ、電波で濃ゆいキャラたちがたまりません。あーみんのファンなら、楽しめること請け合い。
出てくる連中が、みんなイカレてます。まず、中四国弁の田舎っぺ強盗コンビ。熱病みたいにテンションが高い。ずっとギャーギャー騒いでます。デスパレートすぎる姿が滑稽。根は善人な負け犬、しかもアホなところが泣けてくる二人でもあります。乗客のほうが図太くてズルくて狂ってて、そのバスジャック二人をナメきった態度や困惑させる取り乱しぶりが、これまた笑えるんですよ。非常事態なのに、かなりズレてるというか。痴話喧嘩する中年不倫カップル、ちんどん屋、ボケ老人、ラジオで競馬聞いてる土方、オーディションに遅れたら困るのよぉー!!と錯乱する売れない女優、パーマのカラー巻いたままのホステス、そして、犯人にネチネチとイヤミ攻撃や説教をするオバハン。このオバハン、いい味出してるんですよ。まさに関西のおばはんって感じ。バスジャックと乗客のやりとり、掛け合いは、まるで吉本新喜劇みたいです。あと、バスがニワトリ小屋に突っ込んで(何であんな所にニワトリ小屋が
)車内がニワトリパニックとか、バスジャックが人質の小学生を窓からオシッコさせて、小便がパトカーから身を乗り出してる小学生の母ちゃんにかかったりとか。こーいう笑い、私すごく好きなんですよね~。実際にはバスジャックの人質なんか絶対なりたくないけど、この映画のバスなら何か楽しそう、一緒にキャーギャー大騒ぎしたいかも、なんて思ったり。
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↑デスパレートなバスジャック二人が、いい味だしてます。
追跡する警察のダメアホっぷりも、なかなか珍妙です。警察官(室田日出男!)が、陸橋の上からバスに飛び降りようとして失敗、血まみれで路上フラフラ、そして死亡
それをスルーしまくるパトカー軍団…
とか。ラスト近くの、パトカーや白バイが入り乱れて激突したり横転したり爆発したりな、強引すぎる西部警察的ハチャメチャカーアクション展開とか。あと、乗客の中にいる子どもの母親たちも、笑えるキャラでした。パックしたまま警察署へとか、おばあさんからタクシー強奪とか、コテコテの関西おばちゃんっぷり。みんな必死で大真面目な、でもまともじゃないところが笑えるんですよねえ。
めちゃくちゃ雑で荒っぽいけど、その破天荒さが魅力な映画となってます。笑いとかヴァイオレンス、ムードのドロくさい昭和っぽさも、今となっては新鮮。最近の邦画やドラマのコメディとかって、小さくまとまりすぎてるというか、小ネタ系というか、軟弱というか、無味無臭というか。○谷コー▽とかク○カ△とかの作品は、ちっとも笑えないコメディ麻痺な私ですが、この映画の豪快で荒々しいコテコテさには爆笑の嵐でした。細かいことは気にすんな!な、超強引なパワフルさと熱さに満ち満ちた珍作です。
主人公の速水役は、つねぴーこと渡瀬恒彦
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当時32歳!
嵐の大野や櫻井翔と同じぐらいだなんて、アンビリーバボ!し、しぶっ!めっちゃカッコいいです!
グラサンと髪形、崩れたスーツが、昭和の男くさくてクラクラします。映画の中盤まで、ほとんど台詞がなく、後部座席に座ってるだけなのですが、すごいオーラ、存在感。何もしなくても、あれじゃあ犯人たちだけじゃなく、観客も気になって仕方がない。まさに昭和のイケてるヤーさんって風貌です。男の凄み、色気。ハンパないわ。いま、当時のつねぴーみたいな役者、いないですよねえ。最近の30代前半の男優なんて…瑛太とか向井理とか、コドモっぽすぎる、薄すぎる、人畜無害すぎる。つねぴーみたいなギラギラ感がない。もうそこにいるだけで不穏&危険な男つねぴー、誰が見てもマヌケなバスジャックに勝ち目なし。思った通り、いつの間にかバスジャックふたりは速水の舎弟と化しちゃうし。走行するバスに引きずられたり、バイクからバスに飛び移ったり、バス暴走させたり(この映画のために、実際にも大型免許を取ったとか)、アクションも頑張ってました。現在は好々爺なつねぴーですが、若い頃のヤバくてイカした野獣っぷり、ほんと素敵ですよね~
バスジャック役の片桐竜次と川谷拓三の珍演熱演も、特筆に値します。片桐竜次は、なかなかのイケメン。『ぶち殺したるー!!』とバカの一つ覚えみたいにわめき散らし、常に半泣き顔で大騒ぎしてる川谷さん、アホすぎて強烈です。ノータリンだけど、何か哀れな感じが切ない、可愛い!好きだわ~川谷さんみたいな男も。佐藤健と川谷拓三どっちか選べと言われたら、一瞬の躊躇もなく後者ですわ(笑)。気の毒としか言いようのないバスジャックふたり、最期も悲惨すぎるんだけど、おいおい~と苦笑してしまう死にざまです。ラジオのDJ役で、若き日のアフロな笑福亭鶴瓶も登場。
皮肉なオチも、おいおい~と笑えます。ネコババかよ!
ホンマあんたら、チャッカリしてまんな~。大騒ぎしてイガミ合ってたのに、あーいう時には一致団結、ヘンな結束ができるという、人間の醜さ、したたかさに苦笑。それはそうと。せっかく京都が舞台なのに、どこ走ってのか分からなかったのが惜しくて。いっそのこと、有名観光地を暴走してメチャクチャにする設定にすればよかったのに。ラスト、あれは琵琶湖?!いつの間に琵琶湖まで走ったんだろ(笑)。
GWに縁がないせいか、てっきり今日は4月31日だと思いこんで、とんだ赤っ恥をかいてしまいました~♪ていうか、4月31日って今までありませんでしたっけ?なかったっけ?と、いまだに真剣に考えてる私の脳みそ、深刻に腐ってるかも♪
こどもの日だけ休みがとれたので、ズムスタ直行ぢゃ~!と息巻いてたのですが、甘かった!チケットはすでに完売
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皆さまが、楽しいGW後半を過ごされますようI wish♪
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京都で二人組の強盗犯が、逃走中にバスジャック。暴走するバスの中には、元テストドライバーの速水もいたが…
1976年、昭和55年の作品。これ、ほんま面白かったです!笑えます!最初っから最後まで、異様にハイテンションでアナーキー。強盗犯コンビ、主人公の速水、乗客、そして警察と、四つ巴のハチャメチャなクレイジー合戦!その必死!決死!な死ぬもの狂いさは、ほとんどギャグ漫画。その絶叫発狂悶絶血まみれ阿鼻叫喚テイストは、岡田あーみん先生の作品を彷彿とさせます。狂乱き○がい系ギャグ、電波で濃ゆいキャラたちがたまりません。あーみんのファンなら、楽しめること請け合い。
出てくる連中が、みんなイカレてます。まず、中四国弁の田舎っぺ強盗コンビ。熱病みたいにテンションが高い。ずっとギャーギャー騒いでます。デスパレートすぎる姿が滑稽。根は善人な負け犬、しかもアホなところが泣けてくる二人でもあります。乗客のほうが図太くてズルくて狂ってて、そのバスジャック二人をナメきった態度や困惑させる取り乱しぶりが、これまた笑えるんですよ。非常事態なのに、かなりズレてるというか。痴話喧嘩する中年不倫カップル、ちんどん屋、ボケ老人、ラジオで競馬聞いてる土方、オーディションに遅れたら困るのよぉー!!と錯乱する売れない女優、パーマのカラー巻いたままのホステス、そして、犯人にネチネチとイヤミ攻撃や説教をするオバハン。このオバハン、いい味出してるんですよ。まさに関西のおばはんって感じ。バスジャックと乗客のやりとり、掛け合いは、まるで吉本新喜劇みたいです。あと、バスがニワトリ小屋に突っ込んで(何であんな所にニワトリ小屋が
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↑デスパレートなバスジャック二人が、いい味だしてます。
追跡する警察のダメアホっぷりも、なかなか珍妙です。警察官(室田日出男!)が、陸橋の上からバスに飛び降りようとして失敗、血まみれで路上フラフラ、そして死亡
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めちゃくちゃ雑で荒っぽいけど、その破天荒さが魅力な映画となってます。笑いとかヴァイオレンス、ムードのドロくさい昭和っぽさも、今となっては新鮮。最近の邦画やドラマのコメディとかって、小さくまとまりすぎてるというか、小ネタ系というか、軟弱というか、無味無臭というか。○谷コー▽とかク○カ△とかの作品は、ちっとも笑えないコメディ麻痺な私ですが、この映画の豪快で荒々しいコテコテさには爆笑の嵐でした。細かいことは気にすんな!な、超強引なパワフルさと熱さに満ち満ちた珍作です。
主人公の速水役は、つねぴーこと渡瀬恒彦
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当時32歳!
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バスジャック役の片桐竜次と川谷拓三の珍演熱演も、特筆に値します。片桐竜次は、なかなかのイケメン。『ぶち殺したるー!!』とバカの一つ覚えみたいにわめき散らし、常に半泣き顔で大騒ぎしてる川谷さん、アホすぎて強烈です。ノータリンだけど、何か哀れな感じが切ない、可愛い!好きだわ~川谷さんみたいな男も。佐藤健と川谷拓三どっちか選べと言われたら、一瞬の躊躇もなく後者ですわ(笑)。気の毒としか言いようのないバスジャックふたり、最期も悲惨すぎるんだけど、おいおい~と苦笑してしまう死にざまです。ラジオのDJ役で、若き日のアフロな笑福亭鶴瓶も登場。
皮肉なオチも、おいおい~と笑えます。ネコババかよ!
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