「名もなき堀の中の王」
あまりの凶暴さゆえに、未成年でありながら成人刑務所に収監されたエリックは、すぐに刑務官や囚人たちとトラブルを起こす。そんなエリックを守ろうとする囚人ネヴィル。彼はエリックの実父だった…
引き続きジャック・オコンネル主演作。この映画のオコンネルくんも、ズタボロ満身創痍、非道い目に遭いまくる可哀想な男の子役です。もう不幸で不運な役しかできないオコンネルくんです。顔と雰囲気が薄幸なので、悲しい役が似合うんですよね。たまにはハッピーな役やらせてあげたいです。
札つきのワルの悪名通り、ナイフみたいに尖っては~触る者みな傷つけた~♪なギザギザハートで傍若無人に暴れ狂うエリック、ヤバすぎ!あんな恐ろしいガキと関わらねばならない刑務官、ほんと大変!刑務官の股間に噛みついて食いちぎろうとするエリック、まさに狂犬!シャワー室での全裸死闘など、オコンネルくん文字通り体を張った迫真の熱演です。日本の若手男優には、ちょっと無理かもしれない捨て身の演技が圧巻。
不幸で不運な若者役ばかりなオコンネルくんですが。私は彼みたいな暗くて悲しい薄幸系、好きなんですよね~。チャラチャラしてなくて硬派な感じが好き。孤独で薄幸だけど、ジメジメ湿っぽくなくて、雑草魂なたくましさ、ピュアで素朴そうなところも魅力的。小柄で童顔なので、子どもみたいな可愛さも、痛々しくて切ない。脱ぐシーンが多く、かなり鍛えてるのが判りますが、小柄で細いのであんまりセクシーではありません。
暴れ狂う姿はヤバいけど、おとなしい時のエリックは純朴で気さくな男の子で、すごく可愛いんですよ。その2重人格っぽさが面白かったです。裏切ったり騙したり怒らせたら命の保障はないけど、手なずけたら、じゃない、友だちになったら誠実で一途な味方なってくれそう。エリックが黒人の囚人たちやセラピストと不器用に仲良くなっていく姿が、微笑ましく温かい気持ちさせてくれます。オコンネルくんの、ちょっと人恋しそうな、寂しそうな表情とか、無邪気な笑顔が、エリックを憎めない可愛い男の子にしていました。
同じ刑務所にいるエリックの父ちゃんネヴィルが、これまた息子以上の凶暴さ。父子で刑務所だなんて、おいおい~な人たちですが…狂犬エリックも一目置いてる父ちゃんの、息子への愛情がエキセントリックで笑えます。息子のことを愛してる、息子だけはまともになってもらいたい、という気持ちはあふれんばかりなのですが、それがなかなか伝わらない、伝える方法が間違ってる、のが悲しくも珍妙。お父ちゃんも息子同様、悪人ではないけど、荒ぶる激情が病的すぎるというか。エリックが黒人グループやセラピストと仲良くなるのを目の当たりにして、大人げなく嫉妬したり。父ちゃんに愛人(もちろん♂!美青年の囚人)がいることを知って、ショックを受けるエリックも可愛かったです。エリックも父ちゃんも囚人たちも、フツーの会話でもいちいち口汚いのが笑えます。
セラピスト役は、え?ルーク・エヴァンズ?かと思ったら、キーラ・ナイトレイの元カレとして知られるルパート・フレンドだった。ちょっとシブくなって、昔よりイケてるかも。ワケアリっぽいキャラだったので、オコンネルくんと意味深な萌える絡みとかが欲しかった。せっかく男だらけ、男だけの男まつり映画なのに、基本的には少年ジャンプとかのヤンキー漫画のノリで、腐がニンマリなシーンや設定がほとんどなかったのが残念。
それにしても。あんな刑務所、絶対イヤだ~!面倒な囚人は、自殺に見せかけて殺そうとしたり。刑務官が非道すぎる!あんなところ、1日も無理!と思いつつ、反抗的にならず秩序を守り、長いものに巻かれておとなしくしてたら、住めば都かも?とも思えたりした堀の中の生活。わりと自由に過ごしてるし(ジムとかあったり、いろんなもの外から手軽に入手してるし)、寒さ暑さや飢えとは無縁だし、孤独じゃないし、ホームレスになるよりは…と、故意に罪を犯す不届き者も多いとか。
↑上品で優雅で知的な英国男優ばかりじゃない!庶民派オコンネルくんも好き!
あまりの凶暴さゆえに、未成年でありながら成人刑務所に収監されたエリックは、すぐに刑務官や囚人たちとトラブルを起こす。そんなエリックを守ろうとする囚人ネヴィル。彼はエリックの実父だった…
引き続きジャック・オコンネル主演作。この映画のオコンネルくんも、ズタボロ満身創痍、非道い目に遭いまくる可哀想な男の子役です。もう不幸で不運な役しかできないオコンネルくんです。顔と雰囲気が薄幸なので、悲しい役が似合うんですよね。たまにはハッピーな役やらせてあげたいです。
札つきのワルの悪名通り、ナイフみたいに尖っては~触る者みな傷つけた~♪なギザギザハートで傍若無人に暴れ狂うエリック、ヤバすぎ!あんな恐ろしいガキと関わらねばならない刑務官、ほんと大変!刑務官の股間に噛みついて食いちぎろうとするエリック、まさに狂犬!シャワー室での全裸死闘など、オコンネルくん文字通り体を張った迫真の熱演です。日本の若手男優には、ちょっと無理かもしれない捨て身の演技が圧巻。
不幸で不運な若者役ばかりなオコンネルくんですが。私は彼みたいな暗くて悲しい薄幸系、好きなんですよね~。チャラチャラしてなくて硬派な感じが好き。孤独で薄幸だけど、ジメジメ湿っぽくなくて、雑草魂なたくましさ、ピュアで素朴そうなところも魅力的。小柄で童顔なので、子どもみたいな可愛さも、痛々しくて切ない。脱ぐシーンが多く、かなり鍛えてるのが判りますが、小柄で細いのであんまりセクシーではありません。
暴れ狂う姿はヤバいけど、おとなしい時のエリックは純朴で気さくな男の子で、すごく可愛いんですよ。その2重人格っぽさが面白かったです。裏切ったり騙したり怒らせたら命の保障はないけど、手なずけたら、じゃない、友だちになったら誠実で一途な味方なってくれそう。エリックが黒人の囚人たちやセラピストと不器用に仲良くなっていく姿が、微笑ましく温かい気持ちさせてくれます。オコンネルくんの、ちょっと人恋しそうな、寂しそうな表情とか、無邪気な笑顔が、エリックを憎めない可愛い男の子にしていました。
同じ刑務所にいるエリックの父ちゃんネヴィルが、これまた息子以上の凶暴さ。父子で刑務所だなんて、おいおい~な人たちですが…狂犬エリックも一目置いてる父ちゃんの、息子への愛情がエキセントリックで笑えます。息子のことを愛してる、息子だけはまともになってもらいたい、という気持ちはあふれんばかりなのですが、それがなかなか伝わらない、伝える方法が間違ってる、のが悲しくも珍妙。お父ちゃんも息子同様、悪人ではないけど、荒ぶる激情が病的すぎるというか。エリックが黒人グループやセラピストと仲良くなるのを目の当たりにして、大人げなく嫉妬したり。父ちゃんに愛人(もちろん♂!美青年の囚人)がいることを知って、ショックを受けるエリックも可愛かったです。エリックも父ちゃんも囚人たちも、フツーの会話でもいちいち口汚いのが笑えます。
セラピスト役は、え?ルーク・エヴァンズ?かと思ったら、キーラ・ナイトレイの元カレとして知られるルパート・フレンドだった。ちょっとシブくなって、昔よりイケてるかも。ワケアリっぽいキャラだったので、オコンネルくんと意味深な萌える絡みとかが欲しかった。せっかく男だらけ、男だけの男まつり映画なのに、基本的には少年ジャンプとかのヤンキー漫画のノリで、腐がニンマリなシーンや設定がほとんどなかったのが残念。
それにしても。あんな刑務所、絶対イヤだ~!面倒な囚人は、自殺に見せかけて殺そうとしたり。刑務官が非道すぎる!あんなところ、1日も無理!と思いつつ、反抗的にならず秩序を守り、長いものに巻かれておとなしくしてたら、住めば都かも?とも思えたりした堀の中の生活。わりと自由に過ごしてるし(ジムとかあったり、いろんなもの外から手軽に入手してるし)、寒さ暑さや飢えとは無縁だし、孤独じゃないし、ホームレスになるよりは…と、故意に罪を犯す不届き者も多いとか。
↑上品で優雅で知的な英国男優ばかりじゃない!庶民派オコンネルくんも好き!