「アフター・ヤン」
人型AIロボットが普及している近未来の世界。茶葉の店を営むジェイクは妻と養女のミカ、ロボットのヤンと幸せに暮らしていた。そんな中、ヤンが故障し動かなくなり…
気鋭の映像作家、コゴナダ監督の作品。ストーリーといい空気感といい、何とも不思議な映画でした。でもワケワカメな難解映画ではなくて、そこはかとない哀しさに静かに優しく包まれるような感覚は、あまり味わったことがないので新鮮でもありました。SFな設定もユニーク。いったいいつの時代なのか、どこの国の話しなのかは、いっさい明確にされてません。白人の父、黒人の母、アジア人の娘、血のつながりもなく人種も違う家族の形態が、いずれ普通になるかもしれない未来の世界を予感させました。クローン人間や、ヤンのような家庭用AIロボットの売買や使用も、近い将来当たり前になりそうですね。便利だけど、人間はどんどん心身ともに怠け者になって退化しそうで怖い。
人間のような自我を持ったロボットといえば、鉄腕アトムや「エクス・マキナ」などを思い出しました。私も癒し用のイケメンロボットが欲しい!でも酷使してすぐ壊しそう維持や修理が結構大変そうだったので、壊れたら粗大ゴミ扱いでほったらかしにもしそう。そういうのが近未来では社会問題になりそうですねヤンはあんな優しい一家にもらわれてラッキーでした。ヤンとの思い出が優しさにあふれていたので、家族それぞれのヤンがいなくなってしまったことへの喪失感も切なく深い。でももしヤンが人間で本当の家族だったら、もっと悲痛で生々しい話になったことでしょう。人間と同じ姿と心があっても、人間に愛され人間を愛しても、しょせんロボット…起動しなくなってからのヤンの運命が悲しい。
ユニークな作品ですが、すごく静かでゆったりした雰囲気で、刺激的なシーンや展開が全然ないので、観る人によってはかなり緩慢で退屈に感じるかもしれません。かくゆう私も、ちょっと睡魔に襲われてしまいましたお話よりも、近未来の生活やファッションに心惹かれました。一家の家や服装がアジアンテイスト(台湾とベトナムをミックスしたような)で、インテリアとか食器とかおしゃれだな~と思いました。家具とか雑貨が好きな人は楽しめる映画かも。今の我々の生活と特に変わらない風景の中に、さりげなく近未来SFなアイテムやシーンが挿入されてたのも面白かったです。
パパ役のコリン・ファレルが、すごくチャーミングでした!
コリン、ほんといい役者になりましたね~。風貌も演技も、やんちゃ坊主が落ち着いた大人の男に成熟した感じ。可愛かったコリンもすっかりおじさんになりましたが、俳優としての魅力は年齢を重ねながら増していってます。最近のコリンは役によってデップリしたりほっそりしたり体型を変化させてますが、この作品では後者。痩せたらやっぱイケメン!見た目はワイルドだけど、声も雰囲気もすごく優しく、そして悲しそう。いつもどこか悲しげなコリンにキュンときます。優しいパパ役、夫役にはもったいないほどの色気もコリンの魅力。ちょっとサービス脱ぎあり。いいカラダオンライン家族ダンスコンテストでの、コリンのキレッキレのダンスに感嘆!コリン、下積み時代はダンサーもやってたとか。道理で巧いわけですね。ヤン役のジャスティン・H・ミンは、坂口健太郎を地味にしたような顔で、まあまあイケメンでした。
↑コリンがついにオスカー候補に?期待ふくらむマーティン・マクドナー監督との新作「イニシェリン島の精霊」の新春日本公開が待ち遠しい!
人型AIロボットが普及している近未来の世界。茶葉の店を営むジェイクは妻と養女のミカ、ロボットのヤンと幸せに暮らしていた。そんな中、ヤンが故障し動かなくなり…
気鋭の映像作家、コゴナダ監督の作品。ストーリーといい空気感といい、何とも不思議な映画でした。でもワケワカメな難解映画ではなくて、そこはかとない哀しさに静かに優しく包まれるような感覚は、あまり味わったことがないので新鮮でもありました。SFな設定もユニーク。いったいいつの時代なのか、どこの国の話しなのかは、いっさい明確にされてません。白人の父、黒人の母、アジア人の娘、血のつながりもなく人種も違う家族の形態が、いずれ普通になるかもしれない未来の世界を予感させました。クローン人間や、ヤンのような家庭用AIロボットの売買や使用も、近い将来当たり前になりそうですね。便利だけど、人間はどんどん心身ともに怠け者になって退化しそうで怖い。
人間のような自我を持ったロボットといえば、鉄腕アトムや「エクス・マキナ」などを思い出しました。私も癒し用のイケメンロボットが欲しい!でも酷使してすぐ壊しそう維持や修理が結構大変そうだったので、壊れたら粗大ゴミ扱いでほったらかしにもしそう。そういうのが近未来では社会問題になりそうですねヤンはあんな優しい一家にもらわれてラッキーでした。ヤンとの思い出が優しさにあふれていたので、家族それぞれのヤンがいなくなってしまったことへの喪失感も切なく深い。でももしヤンが人間で本当の家族だったら、もっと悲痛で生々しい話になったことでしょう。人間と同じ姿と心があっても、人間に愛され人間を愛しても、しょせんロボット…起動しなくなってからのヤンの運命が悲しい。
ユニークな作品ですが、すごく静かでゆったりした雰囲気で、刺激的なシーンや展開が全然ないので、観る人によってはかなり緩慢で退屈に感じるかもしれません。かくゆう私も、ちょっと睡魔に襲われてしまいましたお話よりも、近未来の生活やファッションに心惹かれました。一家の家や服装がアジアンテイスト(台湾とベトナムをミックスしたような)で、インテリアとか食器とかおしゃれだな~と思いました。家具とか雑貨が好きな人は楽しめる映画かも。今の我々の生活と特に変わらない風景の中に、さりげなく近未来SFなアイテムやシーンが挿入されてたのも面白かったです。
パパ役のコリン・ファレルが、すごくチャーミングでした!
コリン、ほんといい役者になりましたね~。風貌も演技も、やんちゃ坊主が落ち着いた大人の男に成熟した感じ。可愛かったコリンもすっかりおじさんになりましたが、俳優としての魅力は年齢を重ねながら増していってます。最近のコリンは役によってデップリしたりほっそりしたり体型を変化させてますが、この作品では後者。痩せたらやっぱイケメン!見た目はワイルドだけど、声も雰囲気もすごく優しく、そして悲しそう。いつもどこか悲しげなコリンにキュンときます。優しいパパ役、夫役にはもったいないほどの色気もコリンの魅力。ちょっとサービス脱ぎあり。いいカラダオンライン家族ダンスコンテストでの、コリンのキレッキレのダンスに感嘆!コリン、下積み時代はダンサーもやってたとか。道理で巧いわけですね。ヤン役のジャスティン・H・ミンは、坂口健太郎を地味にしたような顔で、まあまあイケメンでした。
↑コリンがついにオスカー候補に?期待ふくらむマーティン・マクドナー監督との新作「イニシェリン島の精霊」の新春日本公開が待ち遠しい!