さっきまでTVでカープVS中日戦観てたんですけど…それより気になって面白すぎたのが、阪神VSヤクルト戦です。久々の大乱闘!
阪神の藤浪が、ヤクルトの畠山にデッドボール!怒った畠山がマウンドのナミーに近づいていくと、両軍のベンチからナインやコーチが飛び出してきて、バレンティンに突き飛ばされた阪神の矢野コーチが、報復の膝蹴り!金本監督まで激怒で我を忘れ、京セラドームはカオスと化したのでした。
最近のプロ野球選手はおとなしいので、昔は珍しくもなかった乱闘も今はすっかり影を潜めてしまってますが、やっぱたまには見たいですよね~。カープなんか特に優しく品行方正なので、そんなオマケは期待できないけど。
それにしても。目の前の乱闘に青ざめてるナミーに既視感。忘れもしない、カープ戦でも黒田に殺人ボールをぶつけそうになって、あわや乱闘の事態に茫然と立ち尽くしてたナミー。わざとじゃないんだろうけど、危ない子だわ~。カープ戦ではno more, please!
それにしても。バレンティンの凶暴さ、凶悪さときたら。怖すぎるわ~。殺人バットで石原を殺しかけたり、カープも酷い目に遭ってますしね~。実際にも奥さんを殺しかけて逮捕されたりもした極悪外人バレンティン、いくら実力があるとはいえ、こんなのカープにいなくて本当に良かった。バレンティンとか巨人の狂犬マイコラスとかと違い、カープの外人選手ジョンソン、エルドレッド、ジャクソン、ヘーゲンス、みんな明るく協調性があって紳士的。スカウトには人柄も重視してるところが、カープらしい。それは遵守してほしいものです。
懐かしの60s70s映画③
「トプカピ」
美しき女盗賊エリザベスは、元恋人のウォルターと組んで仲間を集め、イスタンブールのトプカピ美術館にある宝刀を盗み出す計画を立てる。ひょんなことから、イギリス人のシンプソンはそれに巻き込まれてしまい…
「日曜はダメよ」など、アメリカ人ながら主にヨーロッパで佳作を撮った名匠、ジュールズ・ダッシン監督の1964年の作品。
数ある泥棒コメディ映画の中でも、屈指のクオリティの高さを誇る名作です。少なくとも、実写版ルパン3世の1億倍は面白いと思います。大人が観ても楽しめる映画です。
まず、怪盗グループのキャラ立ちが素晴らしい。妖艶な熟女エリザベス、チームリーダーの頭脳派ウォルター、メカニック担当の英国紳士セドリック、実行隊の軽業ボーイ&怪力男、そして彼らに無理やり仲間に引きこまれてしまうトンマなシンプソン。みんな見た目も個性的で、彼らのやりとりも小粋で楽しいです。
出色なのは、トプカピ美術館から宝刀を盗み出すシーン。え!これって、ミッションインポッシブルじゃん?!もちろんこの映画のほうが先に作られてるので、パクリなのはMIのほうになります。でも、こっちのほうがすごい緊迫感あり。いっさいの音を消した無音状態なのが、秀逸すぎる演出でした。
キャストもキャラに負けない強烈な個性派ぞろいで、国際的かつ濃ゆい!ヒロインのエリザベス役は、ギリシア出身の大女優で、ジュールズ・ダッシン監督の「日曜はダメよ」でオスカー候補となり、監督の愛妻でもあったメリナ・メクルーリ。女怪盗というより、マフィアの大姐御みたいな豪快さと貫禄、男みたいなドラ声。男たちを手玉にとり翻弄する峰不二子な役には、ちょっと熟女すぎるきらいはあるのだけど。男たち、彼女の魅力に屈して、というより、彼女の迫力に気圧されて、みたいな感じだった。彼女のとっかえひっかえなファッションも目に楽しいです。
ウォルター役は、名作「ニュールンベルグ裁判」でオスカーを受賞した、オーストリア出身のマクシミリアン・シェル。ダニエル・デイ・ルイス+ウォーレン・ビーティ、みたいで男前!めちゃくちゃ頭よさそう!テキパキと冷静にチームを指揮する姿がカッコよかったです。
いちばん美味しい役で目だちまくりだったのが、シンプソン役のピーター・ユスチノフ。
日本では名探偵ポアロ役で知られてる彼、この映画での名演で、「スパルタカス」に続いて2度目のオスカーを受賞しています。オロオロとアタフタ、ドジでマヌケなおっさんを、楽しく可愛らしく演じてます。トンマな役、演技でも、全然おバカにも下品にもならないところは、さすが英国俳優の中でもとりわけインテリとして有名だったユスチノフ氏です。太ってるけど、よく見れば顔立ちはすごく整っていて美男子。デブ専でオヤジ専な人にはたまらん男かも。セドリック役は、偶然!「料理長殿、ご用心」のロバート・モーリー!ここでもイギリス紳士らしく、ちょっと気取ってて皮肉な言動で笑いを誘ってます。
イスタンブールの異国情緒も、存分に味わえます。トルコ相撲が、すごい迫力と臨場感で撮られていました。トルコも行ってみたいな~。60年代らしい色彩感覚とかカメラワーク、音楽も好き。特にオープニングの演出が洒落てます。現代だとかなり無理があって成り立たない、60年代はこんなんだったんだな~と返って新鮮に思える内容です。でも、この映画のハッピーなリッチさは、現代の映画では出せない魅力です。監督も主要キャストもみんな、もう故人なのが悲しい…
阪神の藤浪が、ヤクルトの畠山にデッドボール!怒った畠山がマウンドのナミーに近づいていくと、両軍のベンチからナインやコーチが飛び出してきて、バレンティンに突き飛ばされた阪神の矢野コーチが、報復の膝蹴り!金本監督まで激怒で我を忘れ、京セラドームはカオスと化したのでした。
最近のプロ野球選手はおとなしいので、昔は珍しくもなかった乱闘も今はすっかり影を潜めてしまってますが、やっぱたまには見たいですよね~。カープなんか特に優しく品行方正なので、そんなオマケは期待できないけど。
それにしても。目の前の乱闘に青ざめてるナミーに既視感。忘れもしない、カープ戦でも黒田に殺人ボールをぶつけそうになって、あわや乱闘の事態に茫然と立ち尽くしてたナミー。わざとじゃないんだろうけど、危ない子だわ~。カープ戦ではno more, please!
それにしても。バレンティンの凶暴さ、凶悪さときたら。怖すぎるわ~。殺人バットで石原を殺しかけたり、カープも酷い目に遭ってますしね~。実際にも奥さんを殺しかけて逮捕されたりもした極悪外人バレンティン、いくら実力があるとはいえ、こんなのカープにいなくて本当に良かった。バレンティンとか巨人の狂犬マイコラスとかと違い、カープの外人選手ジョンソン、エルドレッド、ジャクソン、ヘーゲンス、みんな明るく協調性があって紳士的。スカウトには人柄も重視してるところが、カープらしい。それは遵守してほしいものです。
懐かしの60s70s映画③
「トプカピ」
美しき女盗賊エリザベスは、元恋人のウォルターと組んで仲間を集め、イスタンブールのトプカピ美術館にある宝刀を盗み出す計画を立てる。ひょんなことから、イギリス人のシンプソンはそれに巻き込まれてしまい…
「日曜はダメよ」など、アメリカ人ながら主にヨーロッパで佳作を撮った名匠、ジュールズ・ダッシン監督の1964年の作品。
数ある泥棒コメディ映画の中でも、屈指のクオリティの高さを誇る名作です。少なくとも、実写版ルパン3世の1億倍は面白いと思います。大人が観ても楽しめる映画です。
まず、怪盗グループのキャラ立ちが素晴らしい。妖艶な熟女エリザベス、チームリーダーの頭脳派ウォルター、メカニック担当の英国紳士セドリック、実行隊の軽業ボーイ&怪力男、そして彼らに無理やり仲間に引きこまれてしまうトンマなシンプソン。みんな見た目も個性的で、彼らのやりとりも小粋で楽しいです。
出色なのは、トプカピ美術館から宝刀を盗み出すシーン。え!これって、ミッションインポッシブルじゃん?!もちろんこの映画のほうが先に作られてるので、パクリなのはMIのほうになります。でも、こっちのほうがすごい緊迫感あり。いっさいの音を消した無音状態なのが、秀逸すぎる演出でした。
キャストもキャラに負けない強烈な個性派ぞろいで、国際的かつ濃ゆい!ヒロインのエリザベス役は、ギリシア出身の大女優で、ジュールズ・ダッシン監督の「日曜はダメよ」でオスカー候補となり、監督の愛妻でもあったメリナ・メクルーリ。女怪盗というより、マフィアの大姐御みたいな豪快さと貫禄、男みたいなドラ声。男たちを手玉にとり翻弄する峰不二子な役には、ちょっと熟女すぎるきらいはあるのだけど。男たち、彼女の魅力に屈して、というより、彼女の迫力に気圧されて、みたいな感じだった。彼女のとっかえひっかえなファッションも目に楽しいです。
ウォルター役は、名作「ニュールンベルグ裁判」でオスカーを受賞した、オーストリア出身のマクシミリアン・シェル。ダニエル・デイ・ルイス+ウォーレン・ビーティ、みたいで男前!めちゃくちゃ頭よさそう!テキパキと冷静にチームを指揮する姿がカッコよかったです。
いちばん美味しい役で目だちまくりだったのが、シンプソン役のピーター・ユスチノフ。
日本では名探偵ポアロ役で知られてる彼、この映画での名演で、「スパルタカス」に続いて2度目のオスカーを受賞しています。オロオロとアタフタ、ドジでマヌケなおっさんを、楽しく可愛らしく演じてます。トンマな役、演技でも、全然おバカにも下品にもならないところは、さすが英国俳優の中でもとりわけインテリとして有名だったユスチノフ氏です。太ってるけど、よく見れば顔立ちはすごく整っていて美男子。デブ専でオヤジ専な人にはたまらん男かも。セドリック役は、偶然!「料理長殿、ご用心」のロバート・モーリー!ここでもイギリス紳士らしく、ちょっと気取ってて皮肉な言動で笑いを誘ってます。
イスタンブールの異国情緒も、存分に味わえます。トルコ相撲が、すごい迫力と臨場感で撮られていました。トルコも行ってみたいな~。60年代らしい色彩感覚とかカメラワーク、音楽も好き。特にオープニングの演出が洒落てます。現代だとかなり無理があって成り立たない、60年代はこんなんだったんだな~と返って新鮮に思える内容です。でも、この映画のハッピーなリッチさは、現代の映画では出せない魅力です。監督も主要キャストもみんな、もう故人なのが悲しい…