ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

真珠のピアスでおしゃれして

2012年02月25日 | ひとりごと
小粒の真珠のピアスとシンプルな白いシャツ。
これが、わたしの中では一番のおしゃれ。

ピアスには、旦那と再婚してから挑戦した。
三十代の半ばやった。
自分が膿みやすい体質やとわかってたから、わざわざ冬の一番寒い時期を選び、耳鼻科に行って、医者に空けてもろた。
念のために、穴を空けた時につけた練習用のピアスを、医者に言われた期間より長めにつけて、消毒も毎日欠かさずちゃんと続けた。
そやのに、膿や血がにじんではかたまり、またにじんではかたまりの連続で、穴がちゃんと通ってるようには思えなんだ。

けども、そろそろええやろと、旦那がお土産に買うてきてくれたピアスをどうしてもつけとうて、
ある日、勇気出して、医者のんを外し、鏡で様子を見てみた。
わたしの耳たぶは分厚くて、そやから穴の距離は人より長い。
耳たぶの前の方は、黒ずんだ穴のようなもんが見えるけど、なんぼ引っ張って穴を大きゅうしても、後ろの方まで通って見えへん。
なんか詰まってるんやろなあ……。
その穴と同じぐらいに暗い気分になったけど、ええい、詰まったもんも一緒に突いて押し出してしもたれ!
めちゃくちゃ恐かったけど、耳たぶを横にギュ~ッとひっぱりながら、ピアスの針を入れてみた。
痛っ!
なんで痛いんやろ?
ピアスしてる人ってみんな、こんな痛い思いしながら毎日付け替えてはるんやろか?
もっと恐なったけど、もう疲れてきてしもて、やけくそでギュッと突っ込んだ。

その直後、目の前が真っ暗になり、変な音が聞こえてきた。
もわぁ~ぐわぁ~。
次男が観てるテレビの音が、宇宙人みたいな声になって部屋中に響いてる。
こりゃえらいこっちゃ。
目が全く見えんので、床に這いつくばって助けを呼ぼうと思うのやけど、吐きそうで声も出ん。

30分ほどで、徐々に元に戻った。
大事に至らんで良かったけど、ピアスをあきらめるには充分の出来事やった。

今も、わたしのあこがれのおしゃれは、小粒の真珠のピアスとシンプルな白いシャツ。
耳たぶのすぐ下に、涙の粒みたいなちっちゃい真珠をポツンとつけてる女性を見ると、うっとりと見とれてしまう。







去年のクリスマスに、甥がダウンロードしてくれたビジュエルド・ブリッツ(BEJEWELED BLITZ)。すっかりハマってしもたがな~!
コメント (18)
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