母の日がかなん時期があった。
弟が10才、わたしが13才の時、母が家を出てから、父が伴侶にと迎えた女性が4人。
プレゼントをしても、喜んでもらえへんかったりした。
自分が母親になって、園児の息子達から、絵を描いてもろたり、先生にほとんど手伝うてもろたであろう工作の作品をもろたりした。
息子Kがわたしの似顔絵を描いてくれた時、頭のてっぺんのとこに、「まうみ37才!」と書いてあるのが大ウケしたこともあった。
息子Tがくれた鍋敷きは、今でも大活躍。
ここ数日、息子Tと連絡がつかんかって、どないしたんやろとちょっと心配してた。
母の日には必ず、電話で「おめでとう」と言うてくれるのに、昼を過ぎてもシーンとしてた。
日が日だけに、こっちからかけるのもなあ……。
そしたら三階の主息子Kから、携帯メールが届いた。
「マザーズデーですね」
「そうですね」
「食べに行きましょか?」
「はい、うれしいです」
先月の誕生日に大盤振る舞いをしてくれたT、そして今日はKが、ご馳走してくれると言う。
まだ学生のKやけど、こないだのトーナメントの優勝金も入ったやろしと、思いっきりタカリの気分。
ほっこりしてたら、Tから電話がかかってきた。
「母の日、おめでとさん」
めっちゃ病気な声?!
「どないしたん?」
「死んでる……」
「なんで?」
「友達が来てて、今朝の10時まで延々と飲み続けてて、さっきやっと帰った」
お酒によほど強いのか、体力が有り余ってるのか、などと思いながら話を聞いてると、
その子は母親を亡くしていることがわかり、胸がきゅうっと痛んだ。
母親と生き別れにしろ死に別れにしろ、母親を失うた子にとって、母の日はかなん。
最近は、世の中がやたらとお祝いモードになるから、もっとかなん。
偶然にしろなんにしろ、もしかしたらTは、ええことしたんかもしれんとふと思た。
「Kは母の日覚えてるかな?」
「うん。なんかご馳走したろって言うてきてくれたで」
「そっか、そりゃよかったわ。ほな今日はKの番っちゅうことで」
「もうあんたにはこないだ充分過ぎるほどしてもろたから」
運転手K。
このお店は、KとMちゃんがちょくちょく来てるお寿司屋さん。
こじんまりとした、雰囲気の良いお店。
店内が暗いので……。
食事の後で、近くのコリアンマーケットに行こうということになり、日曜は何時まで営業してるかを調べ始めたKと旦那。
用事が終わっても、スマートフォン遊びをし出したKに、
「もうやめてよ。母の日のお祝いしてるのに」と、一所懸命やめさせようとしてくれるNちゃん。
ええ子やなあ……。
そしたらKが指差す方向を見ると……、
旦那も思いっきりスマートフォン遊びに熱中の図……まあね、長年かかって、やっとやっと手にしたおもちゃやもんね。
でもでもNちゃんはあきらめへん。
「彼はまうみの息子じゃないじゃないの!だからいいの!でもKはだめ!息子だからだめ!」と、さらに粘る。
よよよ……やっぱ娘ってのはいいなあ……。
デザートを頼むと、こんなんしてくれました!
食べ放題やからって、ここまで食べんでも……と思いながらやっぱり……グルヂィ……。
満腹になると、食材の買い物はしたくなくなるけど、それは大きな間違いです、とKに諭され、近くのコリアンマーケットに。
ほんとに仲良し。
そういえばKは、幼稚園の時代から、集団行動ができずに、門柱などの、どうやってそんな高いとこに上ったん?という場所で、よく座ってた。
これが、うちの食事情に大いに貢献してくれるお店『H-MART』。
明日からのおかずの材料も仕入れたし、お腹も満腹やし、片付けもせんでええし、
息子達よ、Nちゃんよ、お祝いしてくれてありがとう!嬉しかった!
弟が10才、わたしが13才の時、母が家を出てから、父が伴侶にと迎えた女性が4人。
プレゼントをしても、喜んでもらえへんかったりした。
自分が母親になって、園児の息子達から、絵を描いてもろたり、先生にほとんど手伝うてもろたであろう工作の作品をもろたりした。
息子Kがわたしの似顔絵を描いてくれた時、頭のてっぺんのとこに、「まうみ37才!」と書いてあるのが大ウケしたこともあった。
息子Tがくれた鍋敷きは、今でも大活躍。
ここ数日、息子Tと連絡がつかんかって、どないしたんやろとちょっと心配してた。
母の日には必ず、電話で「おめでとう」と言うてくれるのに、昼を過ぎてもシーンとしてた。
日が日だけに、こっちからかけるのもなあ……。
そしたら三階の主息子Kから、携帯メールが届いた。
「マザーズデーですね」
「そうですね」
「食べに行きましょか?」
「はい、うれしいです」
先月の誕生日に大盤振る舞いをしてくれたT、そして今日はKが、ご馳走してくれると言う。
まだ学生のKやけど、こないだのトーナメントの優勝金も入ったやろしと、思いっきりタカリの気分。
ほっこりしてたら、Tから電話がかかってきた。
「母の日、おめでとさん」
めっちゃ病気な声?!
「どないしたん?」
「死んでる……」
「なんで?」
「友達が来てて、今朝の10時まで延々と飲み続けてて、さっきやっと帰った」
お酒によほど強いのか、体力が有り余ってるのか、などと思いながら話を聞いてると、
その子は母親を亡くしていることがわかり、胸がきゅうっと痛んだ。
母親と生き別れにしろ死に別れにしろ、母親を失うた子にとって、母の日はかなん。
最近は、世の中がやたらとお祝いモードになるから、もっとかなん。
偶然にしろなんにしろ、もしかしたらTは、ええことしたんかもしれんとふと思た。
「Kは母の日覚えてるかな?」
「うん。なんかご馳走したろって言うてきてくれたで」
「そっか、そりゃよかったわ。ほな今日はKの番っちゅうことで」
「もうあんたにはこないだ充分過ぎるほどしてもろたから」
運転手K。
このお店は、KとMちゃんがちょくちょく来てるお寿司屋さん。
こじんまりとした、雰囲気の良いお店。
店内が暗いので……。
食事の後で、近くのコリアンマーケットに行こうということになり、日曜は何時まで営業してるかを調べ始めたKと旦那。
用事が終わっても、スマートフォン遊びをし出したKに、
「もうやめてよ。母の日のお祝いしてるのに」と、一所懸命やめさせようとしてくれるNちゃん。
ええ子やなあ……。
そしたらKが指差す方向を見ると……、
旦那も思いっきりスマートフォン遊びに熱中の図……まあね、長年かかって、やっとやっと手にしたおもちゃやもんね。
でもでもNちゃんはあきらめへん。
「彼はまうみの息子じゃないじゃないの!だからいいの!でもKはだめ!息子だからだめ!」と、さらに粘る。
よよよ……やっぱ娘ってのはいいなあ……。
デザートを頼むと、こんなんしてくれました!
食べ放題やからって、ここまで食べんでも……と思いながらやっぱり……グルヂィ……。
満腹になると、食材の買い物はしたくなくなるけど、それは大きな間違いです、とKに諭され、近くのコリアンマーケットに。
ほんとに仲良し。
そういえばKは、幼稚園の時代から、集団行動ができずに、門柱などの、どうやってそんな高いとこに上ったん?という場所で、よく座ってた。
これが、うちの食事情に大いに貢献してくれるお店『H-MART』。
明日からのおかずの材料も仕入れたし、お腹も満腹やし、片付けもせんでええし、
息子達よ、Nちゃんよ、お祝いしてくれてありがとう!嬉しかった!