これは、今日から3日前に放映されたものです。
なので、今日の原発ゼロの日を、あと3日で、と表現されています。
みなさん、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
核物質経由ではない電気は、どんな感じですか?
もちろん、なにも変わっちゃいません。
被災地のみなさんにとっては、原発ゼロもへったくれも無く、深刻な放射能汚染と生活の不安、そして山のように積まれた瓦礫が、昨日までと全く同じように存在しています。
それでもわたしは、この日、2012年5月5日を、一生忘れないだろうと思います。
この世とおさらばする時に、あの日、日本から、原子力なんてバカバカしいものでお湯を沸かして電気を作るなんてジョークが終わったなあと、
見送ってくれる(願わくば誰かいて欲しい)人と一緒に思い出しながら、へらへら笑い、ほな、さいなら、となんの後ろめたさもなく逝きたいです。
さて、わたし達が、なんとしても再稼働させたくないと、日々、真剣に考えている原発ですが、
電力会社がなんで、あそこまで、必死になって、なにがなんでも再稼働ぉ~と言うのか、
その事情がわかってしまいました。
あほらしっ!
みなさんもぜひぜひ、↓を読んだ後、わたしと一緒に大声で叫んでくださいね!
再度、
『みんな楽しくHappy♡がいい♪』のブログで、ビデオの文字起こしをしてくださったkiikoさんに感謝しつつ、
ビデオの内容をここに転載させていただきます。
『5月3日『そもそも総研』は、「そもそもあと3日で原発全停止。この夏集団自殺しないといけないの?」という内容で、
関西電力の、この夏の電気は、本当に足りないのか?を再度検証。
どのようにすれば電気は足りるのか?
3つのポイントで説明しています。
そして、原発再稼働をしないと困るのは、誰なのか?
河野太郎氏が、ズバッとこたえています。
どうしても、原発を動かしたい関西電力の裏事情
そもそも、あと3日で原発全停止。この夏、集団自殺しないといけないの?
玉川:今日のテーマは「そもそもあと3日で原発全停止」ですね。
この夏、集団自殺しないといけないんでしょうか?
羽鳥:ちょっとね、この言葉がね、すごい言葉でビックリしましたが、
玉川:いやぁね~、怖くなっちゃってねわたしも、怖くて怖くて調べてみました。
こちらですね、こういうふうにおっしゃっている(集団自殺)一方で、総理は火曜日に、
「原発ゼロで夏を迎える選択肢がある」、そういう選択肢もありますよ、という事を話したと。
ま、ちょっと変わってきているのかな?と
この辺はもしかしたら、「世論の動きが影響を与えているのかもしれないなぁ」と、私は思っています。
で、世論の動きはここで出てきますけれども、その前に、電力会社が示す需給見通し、というのを確認しておきましょう。
2010年並みの猛暑があった場合には、日本全体で0.4%不足すると。
0.4%位なら、何とかなるんじゃないかな?なんて、私なんかは思えるんですが、
ただですね、こういうふうに中を見てみますと、マイナスのところがあって、
この関西、16.3%のマイナスというふうに、関西電力は申告しています。
これ、本当だったら、やっぱり大変ですよ、というふうなことで、しかし「ほんとうですか?」というふうなところで、
政府や電力会社の需給見直し、信用しますか?しませんか?というところで、世論調査を朝日新聞が行いました。
信用しないっていう人が、66%もいるんです。
羽鳥:今世論調査見ると、「どうなんだろう、この数字信用できないな」って見る人が多いですよね、やっぱり。
松尾:流れとか、政府の発表とか、そういうものを見ていると、そうなるのもさもありなん、という感じがしますね。
羽鳥:胡桃さんだってそうですよね、「本当なの?この発表」って思いますよね。
立花:こんなにコロコロ、コロコロ意見が変わるような人たちのことを、いちいち信用できないですよ。
羽鳥:言い方厳しいですけど、そういう人が多いんじゃないかと
玉川:厳しいですね。
で、関西電力の不足分16.3%というのは、大体500万kw足りない。
500万kw足りないというのを、ちょっと覚えておいていただきたいんですけれども、
じゃあ、本当に、この関西電力は足りないのか?という事で、まずですね、わたし、このお二人にお話しを聞いてまいりました。
おひとりは、需給検証委員会という、やっと国家戦略室に近いものが出来ました。
今やっています。討議をやっています。
そのメンバーの一人である、植田先生、京都大学の植田教授に、お話しをうかがったのと、
それから、いつもの環境エネルギー政策研究所の飯田先生ですね、お話しをうかがってまいりましたので、まずYTR!
本当に関西電力は足りないの?
果たして、本当に電気は足りないのでしょうか?
まず、私たちは、政府の需給検証委員会の、植田さんに聞きました。
植田和弘:実はたとえば、昨年の夏ですね、東京電力管内、東京都では18%節電が出来たというのがあります。
ところが、関電が見込んでいる節電は3%と、非常に少なくてですね、まあ、東京電力並みにやると、相当需要を減らせるのではないか。
これがひとつです。
東京都の話を聞いてみますと、特に照明とか空調とかですね、
ま、業務系のところで、あまり工場の輪番操業とか、土日シフトとか、なかなか続けられないと言われているようなそういうものではなくて、
むしろ、ビジネス的にも儲かったり、快適さを失わないで出来る節電。
そういうものだけで、かなりの節電が可能だったと、こういうことですね。
節電すれば、経費削減にもつながり、ビジネスとしてもメリットが生まれます。
今のところ、関西電力の節電見込みは、わずか3%。
今年の、東京電力の10%並みに、節電はできないのでしょうか?
植田:関西電力管内も、実は東京電力管内とよく似ていて、業務系が4割ある。
東京電力管内と同じく、業務系が占める割合が大きく、関西でも、多くの節電ができると、植田さんはいいます。
さらにもう一人、環境エネルギー政策研究所の、飯田所長に話を聞いてみると、
玉川:他電力会社からの融通って、これは?
飯田哲也:これは、西日本全体の6社で、安定供給する体制を、早く政府が背中を押してやればいいんですね。
そうすると、関西電力は厳しくても、中部、中国、北陸のこの3社が、かなり余裕があるんです。
玉川:どのくらいあるんですか?
飯田:本当に暑いピーク時でも、それでもなお、900万kw余っている、というのが我々の資産です。
玉川:そうなんですか、
飯田:それを、全部関電に提供する訳にもいかないので、彼らの予備率を置いておいたとしても、
ま、ざっと、300万kwぐらいは、融通できる余地があるというふうに、我々は見たてています。
これに、自家発電による電力を加え、関電が出す需給予測から、トータルでどれだけの改善ができるのでしょうか?
玉川:これ、実はですね、モーニングバード、去年からですね「電力足りるんじゃないか」っていうのは、4回目ぐらいなんですよ。
またやります。また新しい話が出てきていますんでね。
で、ポイントが3つある。
ポイント1 東京並みの節電をする
羽鳥:できそうな感じですよね
玉川:そうなんです。これも工場を止めるとか、土日に工場の人に働いてもらうんじゃなくて、
たとえば、テレビ朝日があるような、こういうオフィス。
こういうところの電気を、間引いたりですね、それから、28℃設定にするとかね、そういうふうな、そんなに苦しくない。
羽鳥:廊下が真っ暗だったんですけど。
赤江:そうでしたね。特にでも、不都合を感じずに暮らせましたものね。
羽鳥:最初はね、「暗いな」って思ったんですけど、慣れてきたら「ま、この暗さでも大丈夫かな」って。
立花:楽しくなってきますよね、節電が。環境にいいことしているんだとか。
玉川:節約する事は、日本人は好きですからね。
で、たとえばですね、まず500万kw足りないって先ほど言いましたけれども、東京並み、東京は去年は、18%節電したんですよ。
今年は、18%はなくても、10%ぐらいはね、節約するだろうと。
で、関西電力は、3%って言っているんで、10%並みにするだけで、212万kwの需要が落ちるんです。
原発2基分よりも多いのね。
再稼働する2基分は、これでも行けちゃうっていう話なんですね。
ポイント2 節電で供給力もUP!
玉川:節電というのは実は、供給力もUPさせる。
節電って、今、需要にきくっていう話をしましたが、実は供給にもきくんです。
どういう事か?っていうと、これ、揚水発電の話になるんですが、
揚水発電というのは、夜の間に発電所から電気を送って、下のダムから上のダムにずーっと水を上げる、汲み上げる。
これを、昼になると、今度は、上のダムから下のダムに水を落として、ま、水力発電ですよ。それを供給する。これが揚水発電なんですが、これ、ポイントになるのは、発電出来る総量っていうのが決まっているんです。
なんでかっていうと、この上ダムの水の量が決まっているんで、発電出来る総量というのが、関西電力管内で3500万kwh。
この面積、これが、発電できる量なんですね。
フルで発電すると、432万kw出せる。
で、フル発電だと、8時間程度しかもたない。
ところが、例えば16時間とか持たせようと思ったら、同じ面積しか使えませんから、
そうすると、供給力が半分ぐらいに落ちちゃって、これは当たり前のことですよね。
で、節電がどう聞くか?っていう話なんですが、節電しないと、こういうカーブになっていて、
揚水を使わなくっちゃいけない時間っていうのが、長くなるわけですね。
じゃ、節電するとどうなるか?って言うと、この赤い線がぐっと下がりますから、
羽鳥:赤い線は何?
玉川:赤い線は需要です。黒い線が供給ですね。
だから、需要が供給を上回っている時間がこれだけあるんだけれども、
節電して、この山をグーッと下げればですね、この部分(足りない時間)が短くなるんですね。
短くなれば、揚水をフルで発電できる。というふうなことで、フルパワー使えるじゃないか、ピーク時に。ということです。
さらに、夜節電するとですね、夜どんどん、どんどん電気を送って、汲み上げをすれば、満杯に出来ますよ、と。
いまだと「満杯にできない」って言っているんですけど、この二つで、じゃあどうなるか?って言うと、
揚水216万kwが、フルで使うとまた、216万kwきます。
432万kw。そうすると、この二つでもう、400万kw超えましたよね?
さっき足りないのは、500万kwといいました。もうちょっとですね。
ポイント3 他社からもっと買おう!
玉川:他社からもっと買いましょうよっていう事なんです。
関西電力だけだったら、やっぱり足りないかもしれない。
しかし、隣の北陸電力・中国電力・中部電力、こういうふうなところでは、飯田さんの試算によると、900万kw位は、ピーク時でも余裕があるだろうと。
全部は無理だから、そのうちの3分の1ぐらいは、送れるんじゃないか。
それから自家発電も、さっき言った西日本全体で言うと、700万kwぐらいある。
そのうちの100万kwぐらいは、持ってこれるんじゃないかというと、超えちゃうんですね、もう。
で、どれ位足りるか?っていうと
333万kw足りる!
足りないのが500って言ったのが、300万kw以上足りる計算になりますよ、と。
無理がない話ですよ、と。いうふうな話なんですね。
羽鳥:計算上ですけれども、足りるんですね、やっぱりね。
玉川:だから、野放図に使えば、足りませんよ。
だけど「今年は大変なんです、皆さん頑張りましょう、知恵を出しましょう努力しましょう」ということであれば、「足らすことができるんです」というところが、ポイントなんですね。
赤江:関西だけなんで、3%ぐらいしか節電できない、というような数字が出るのか。
玉川:関西の人って、そんなに節電嫌いですか?
赤江:いや、むしろきっちりと、そういうの好きだと思いますよ。
玉川:ねっ!、節約とか倹約とか、大好きな筈ですよね。
立花:ピーク時だけ、料金とか上げちゃえばね。
玉川:ま、そういうのももちろんある。
立花:だから、いくらでも工夫のしようがあるっていう事ですよね。
玉川:そうです、工夫をしなければ、もちろんダメです。工夫はできるでしょう、私たち日本人は。
電気が足りないという事は、どうもなさそうだな。
じゃあ何で、足らすことができるのに、再稼働、再稼働なんだ?っていう話を、わたくし、古賀さんに聞いてきました。
大阪市統合本部古賀茂明特別顧問:関西電力に、この間、エネルギー戦略会議に行って、関西電力に質問してみたんですね。
彼らが言っているのは、「電力が足りないから、動かすんじゃありません」と。
「電力需給と、原発を動かすかどうかは、関係ありません」というふうに、はっきり何回も聞いたんですけど、ハッキリ言いきりました。
関西電力(エネルギー戦略会議4月24日)
基本的には、安全な原子炉は、稼働させていただきたい。
需給の問題とは、切り離して考えております。
夏場の需要とは、あの、関係を考えておりません。
玉川:なんで、関西電力は、そんなに原発を動かしたいんだという事なんですか?これは何のためですか?
古賀:これは、企業としての事情があるんですね。
関西電力の純資産が、今1.8兆とか、ま、2兆円弱あるんですけれども、その純資産を構成している資産のうちですね、
原子力発電設備と、それから原子力の燃料。
これを合わせた資産がですね、8000億から9000億ぐらい、大体半分ぐらいはあるんですね。
そうすると、これをもう使えないんです、という事になった途端に、これは資産ではなくなります。
ですから、その分、資産からポン!と落ちちゃうんですね、
玉川:なるほど、なくなっちゃう。
古賀:そしたら、
純資産1.8兆、1.9兆というところから、もう1兆円ぐらいまで落ちちゃうんですよ。
で、その上に、昨年度すでに、3000億ぐらい赤字が出ていますね。
これで損失が出てきますから、それに今年度も、5000億ぐらい赤字になるかもしれないと言われていて、そうするともう、8000億ぐらい。
そうしたら、純資産がほとんど食いつぶされて、ま、ちょっとだけ残る、というような形になります。
で、来年度また、何千億か赤字を出すと、その時点で、債務超過になってしまうという可能性がある、という事ですね。
玉川:債務超過っていう事は、要するに破たんですか?
古賀:そうです。
これは、絶対に避けなければならないことですから、従ってもう、永久に動かす。
管内にある原子力発電設備は、基本的に動かすんです。
羽鳥:う~ん……電力不足には関係ないんですね。
玉川:「関係ない」って、関西電力が言っている訳ですから。
つまり、「経営のために動かしたい」っていう事があるわけですよ。
どういうことか?っていうと、古賀さんのインタビューの時よりも、新しい決算が出たんで、その新しい決算に基づくと、
純資産、資産から負債を、ま、貯金から借金を引いたものですね、それが、1兆5000億円位あるんですよ。
で、この中に、原子力関係の資産というのが、発電設備と核燃料を合わせると、9000億ぐらい。
で、これをもし使わないという事になると、これが資産から落ちちゃうんです。
そうすると、ここからこれを引くと、6391億円になっている。
いま、赤字記帳です。
赤字記帳で、2011年度に、2400億を超える赤字で、これがあと2年ぐらい続くと、(純資産が)なくなっちゃうわけですよね。
そうすると破たんだよと。
いうことなんで、ともかく関西電力は、動かしたいというのは、もちろん安全が確認されたらという事は、関西電力も言ってますけれど、
ただ、経営のために動かしたいんだと。
だから、電気が足りる足りないじゃなくて、11基全部動かしたいんです。
赤江:この理論でいくと、関西電力はもう永遠に(原発を)続けていきたいと。
玉川:永遠に原発を続けていかないと、できないような経営状況というかね、
そういうふうな形で、今までやってきたんですよ。原発をそれだけ増やしたっていう事はね。
立花:関西電力は、自分の会社が倒産しないために、原発をずっと動かし続けていきたい、という事なんですね。
玉川:それはそのように、そのまんま(関電は)言っています。
それだけじゃないんですよ。
実はですね、これはいま、バランスシートの話ですけれども、前に、総括原価方式っていうのをやりました。
これは、じゃあ利益って、どうやって決まっているんですか?って言ったら、資産に、たとえば3%とかをかけた分が利益なる。
だから、資産の部分がごそっと無くなると、資産から生まれる利益も、ごそっと無くなるわけですね。
仮に、原子力関係の資産が9000億だとして、この3%だとすると、3×9=24ですよね、
だから、2百何十億というお金が、毎年入ってくる筈だった利益が、無くなっちゃう訳です。
だから、これも大きいんです。
原発ゼロになると誰が困るの?
玉川:はい。ではこういうふうなことで、この夏、原発ゼロになると、いったい誰が困るのか?もうそもそも論ですけれども、
羽鳥:でも、今までの話を聞いていると、努力すればっていう前提ですけれど、なんか誰も困らないっていうか、大丈夫なんじゃないかなって思いますけど、使う方は。
玉川:思いますでしょ?でも困る人がいるんです。じゃあ、その困る人は誰ですか?というのを聞いてきました
玉川:この夏ずっと、原発が稼働無しで乗り切れてしまったら困る人、これ、どういう人が困る人で、なんで困るんですか?
自民党・河野太郎衆院議員:
困るのは、原子力ムラなんだと思うんです。
美味しい原子力利権がですね、福島の事故で崩れそうになった。
それを必死に今、利権を、まだ擁護しようとしている人にとってみると、一番電気が必要な時に、原子力がいらなくなったら、
「別に原子ろく入らないよね」という議論が強くなってくる事を、非常に恐れているのが“原子力ムラの住人”といわれている人たち。
つまり、経産省の人間、電力会社、あるいは、東大をはじめとする原子力工学の先生方、あるいは、原子炉メーカーもそうかもしれません。
あるいは、電力の労働組合の支持をもらっている、民主党の議員、献金をもらってきた自民党の議員、
そういう人から見ると、その原子力の利権というのが、どこかに飛んでいってしまう。
そういう事になりかねないから、やっぱりどこかで、原子力発電所が動いていて、そのおかげで電気がついているんだという、
フィクションを維持することに、彼らは意義を感じているのかもしれないと思います。
玉川:この夏はもう、しょうがないじゃないかと、
で、本当に原発が必要かどうかっていう国民的議論は、この夏を乗り越えた後に、まさに冷静に、選択肢も増えた中でやれば、
その誰もが、原発をいらないという事でもないと思うんですよ。
あえて、下手にやっているようにしか見えない、これは何なのですか?
河野:つまり、国民を脅して、国民をだまして、やってしまえばそれでいいんだという、
これが実は、原子力ムラのカルチャーそのものだったんじゃないのか。
要するに、国民の信頼を取り戻して、信頼される原子力をやろうなんていう人は、実は、ムラの中にほとんどいないんじゃないかなと。
玉川:そういう意見なんですけれども、いかがですか?
羽鳥:わたしたちは困らないという事ですね。頑張って努力をすれば、という前提で。
松尾:あの、仙谷さんが、「集団自殺」という言葉を使ってまで、国民を脅すっていう状況はね、
この方はもともとそういう、なんかささくれ立った言葉を選ぶのが好きなんじゃないかなっていう、印象はあるんですけれど、
ただ、今の河野さんの話しを基にして考えると、仙谷さんは、じゃあ、どういうモチベーションでそういう脅しをかけられるのか?っていうことが、すごく疑わしくなってきますよね。
玉川:なんか私も、お話しをうかがいたいなっていうように、最近強く思うんですけどね、ええ。
赤江:でも、政府としても、長期的には、この原子力のエネルギーを縮小していく、というような事を言ってましたよね。
そうすると、この関西電力の経営が、成り立たなくなる。っていうのと、議論がこう、相反するっていうのか、成立しないですよね。
玉川:ま、そこは、知恵を出すしかないと思いますよ。
たとえば「原子力は、もう国の責任でやります」と、フランスのように、やるならやるでね。
だから、
関西電力や民間が持っている分については、リスクが高すぎるから、原発の施設は、国が全部買いますと。
買った上で、動かすか動かさないか、廃炉にするかは、国民的議論で決めます。
原発さえなくなればですね、あとは原発がなくなったうえで、電力供給をやって下さいと。
そのかわり、いろんなところが参入して、競争してやりますよ、というふうな形になっていくというのが、一つ考えられることですかね、はい。
羽鳥:全部止まると、なかなかこう、もう一度動かす、というのはちょっと大変になってくるじゃないですか、世論も。
玉川:ま、そういうことなんです。
羽鳥:あと3日以内に、再稼働ってあるんですか?
玉川:いや、それはもう。
枝野さんも「一瞬ゼロになる」ってね、思わず言っちゃいましたけど、ゼロになるというところは、もう織り込み済みで、
野田総理もですね、「夏は、このままゼロで、行かざるを得ないかもしれないな」というふうなところまでは少し、選択肢として織り込んできているのかな、というふうなことはあるかと思いますね。
羽鳥:じゃもう、みんなで努力して乗り越えれば、そのままっていう可能性も、この夏を越えたら出てきますかね
玉川:ただね、原子力やる人も、原子力の信頼は一回失われたんだから、
失われたんだったら、失われたなりの事をやって、それを取り戻さないと、もうダメなんですよ。
ただ、取り戻そうとしている態度っていうのが、やっぱり見えないなというところは、河野さんも感じていらっしゃるし、私も思うんですが、
で、ま、今日の結び。
再稼働しないと、集団自殺のようなものは原子力ムラかも!?
ま、よく考えるとですね、原子力ムラの方々も日本人なんで、仙谷さんはもしかすると、その方々の事をおっしゃってたのかもしれないなぁ、なんて、私は思ったりもします。
羽鳥:夏の過ごし方を考えると、秋以降、議論が変わってくるかもしれないですね。
玉川:はい、以上でした』
おまけ
関西電力:オール電化住宅なお促進 毎日新聞 2012年05月05日
今夏の電力需給が、全国で最も逼迫(ひっぱく)する関西電力が、
調理や給湯などを、すべて電気でまかなう、オール電化住宅の販売促進を続けていることが4日、分かった。
政府試算で、今夏の電力供給能力が、最大需要より15%足りないと見込まれる同社管内で、
需要を拡大させる、オール電化推進には、批判が上がりそうだ。【久田宏】
関電広報室によると、完全子会社で、オール電化機器の販売会社「かんでんEハウス」(大阪市)が、
関電管内の加盟店に、取引量に応じて値引きし、事実上の販売奨励を行っている。
昨年12月までは、オール電化を販売した電器店や施工会社に、「電化手数料」も支払っていた。
関電は、昨年3月の、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以後、オール電化のテレビCMは自粛したが、
ハウスメーカーなどは、独自に、オール電化住宅を販売。
子会社を通じた営業もあり、11年度は、関電管内で、オール電化住宅が約7万戸増加し、累計で全体の約1割にあたる、94万戸になった。
東電は、昨年の原発事故直後に、新規営業を中止した。
↑いかに、全く事態がわかってなくて、対策を取るつもりもなくて、今まで通りのちゃらんぽらんをやってるか、いい証拠ですネ♪
でも、オール電化住宅を、7万家族もの人間が買った、ということも、わたしには信じられません。
どこの国の人?