日本最大級の活断層すぐ近くにある伊方原発
こんなふうにして日本は、世界有数の地震国に54基も原発を建ててきた。
中央構造線(日本最大級の活断層)のすぐ近くにある伊方原発
(TBS報道の魂 2012.5/8 放映)
こ、こんな原発も再稼動するの!! 伊方原発
【検証・伊方原発 問い直される活断層】 から抜粋・書き起こし
昔から、地元の漁師の間では、海底に巨大な溝が走っていることが知られていました。
レポーター:
「こちらは、伊方原発の沖合い8kmの海上です。
(魚群探知機を見ながら)水深がどんどん深くなってきました。
一部分だけ水深が20mほど深くなっているのが確認できます」
海底に眠るこの巨大な溝は、中央構造線の断層が、過去に繰り返しずれたことを示しています。
高知大学の岡村眞教授は、1990年から、伊方沖の海底を、音波探査によって詳しく調査しました。
「これ、20mくらい落ちています。何回かの地震で落ちてきている。こんな巨大な断層は見たことなかった」
岡村教授は、活断層によって引き起こされる地震の揺れが、想定を大幅に上回る危険性がある、と指摘します。「活断層が、巨大な災害をもたらすと(認識されたのは)、阪神・淡路大震災以降ですよ。
まだ17年ですよね。
それから急激に、観測体制とか、調査体制が、国によって決められたんですけど、
原発の設置自体は、それよりずっと前に、何にもほとんど分かってなかった時代に、ほとんどのところが造られてしまっていて……」
伊方原発が建設された際、沖合いの活断層について、どのような審査が行われたのか。
取材を進めていくうちに、審査に関わった専門家から、重大な証言を得ることができました。
「委員にしておきながら、委員の意見を聞かない、ような報告書ができていた」
1977年1月、伊方町に、四国で初めてとなる、原子の火が灯されました。
こちらは、1号機が運転を開始した際に、作られたPRビデオです。
建設にあたって、佐多岬半島全体の詳しい地質調査が行われ、原子炉などの重要な施設は、固い岩盤の上に建てられたことが説明されています。
(PRビデオ)
「100mまでボーリングを行った。地震に耐える力などについても綿密に調査した結果、安定した地盤であることが確かめられた」
一方、地元では、原発の建設に対し、激しい反対運動が起きていました。
1973年、反対派の住民らが、国を相手取り、1号機の設置許可取り消しを求める裁判を起こしました。
この伊方訴訟は、地震によるメルトダウンの可能性にふれた、国内初の裁判として、福島第一原発の事故のあと、改めて注目を集めています。
今年2月、東京の大学で、原告側の弁護団長だった、藤田一良弁護士の講演会が開かれました。
「原発の規制の法体系の中では、過去に大きな地震があったり、将来そういうことが起こる可能性がある所には、造ってはいけないことになっている。伊方の沖は危ない」
藤田弁護士は、法廷で科学的な議論を行い、国の安全審査を検証しようと考えました。
しかし、「議事録を出して下さい、委員会の。そしたら、どういう議論が積み重ねられてOKが出たか(分かる)。
本当にひどいですね。安全審査委員会に議事録がない。一人だけしか出席していない委員会がある。これ、会議ですか?」
不透明な国の安全審査に対し、原告住民を支援する若手の研究者たちが、独自の検証を始めました。
研究者たちが発行した『週刊伊方ノート』には、地震と原発事故による複合災害のリスクが、度々取り上げられています。
伊方ノートの中で、中央構造線を、最も重要なテーマと指摘したのは、荻野晃也さんです。
当時、京都大学原子核工学教室の助手を務めていました。
荻野さんの研究室には、国などから巨額の研究費が投入されていて、国策に異を唱えることは、『原子力ムラ』での孤立を意味していました。
「教室が(原発)推進だということは、お金がものすごく裕福だった。
それで、研究費が、いろいろなかたちでたくさんくる。
そして、『お前は反対運動をして、自分の好きな研究をやっている、原子核物理学を。お前はヒルのような人間だ』と言われたことがあります」
裁判で、荻野さんたちは、地震による配管の損傷などで、原子炉を冷却できなくなる恐れがある、と警告しました。
「地震が起きれば、配管が破断する。蒸気発生器細管も破断する。電源の送電もだめ。複数破断が起きる。それを考えていない。
リアルな事故を考えていない。典型例が地震なんです」
こちらは、伊方原発1号機の設置申請に対し、国が行った安全審査の報告書です。
過去1200年の記録を調べた結果、敷地周辺で、地震によって建物に被害が出た例は、ほとんどないと記されています。
中央構造線の、活断層についての検討結果は、一切示されていません。
裁判で、国側の証人は、「調査の結果、伊方周辺の中央構造線が、明らかな活断層であるという証拠はない」と証言しました。
私たちは、安全審査で、地震分野の調査を担当した専門家に、取材を申し込みました。
このうち、活断層研究の権威として名高い、東京大学の松田時彦名誉教授が、重い口を開きました。
「会としては、『調査の結果、断層ではないことが分かった』なんてことはなかった。
専門家は全員、『やっぱりあったじゃないの』と言っていた。驚くべき偽証ですよね」
松田氏は、審査の会合で、伊方沖の活断層について、危険性を繰り返し指摘したにもかかわらず、報告書に反映されなかったと憤ります。
「意見だけ聞いて『分かった分かったご苦労さん』で、委員にしておきながら、委員の意見を聞かないような報告書ができていたんですね」
安全審査に関わった、専門家の重大証言。
さらに、四国電力の説明も、裁判で国が主張した内容と、大きく食い違います。
四国電力担当者「当時から、中央構造線の一部が、伊方沖まで続いているだろうと言われておりました……」
Q.建設当時から、伊方沖の活断層は想定していた?
四国電力担当者「はい、そういうことになります」
専門家や、四国電力が、活断層の存在を把握していたにもかかわらず、なぜか国の安全審査では、考慮しなくてよい、とされていました。
判決は、住民側の全面敗訴。
↑これはどういうことやろう。
先日また、野田氏が、周りの意見がどうであれ、政治的判断で、とか言い出してたね。
原発は電気のためなんかと違た。
核兵器を作れたら、いつか核兵器を持てたら、そういう企みで、その分の途方もない費用を国民から分割で払わして、
もし事故が起こって大変なことになっても、責任を問われへんようにきちっと法律を作って、
原発を抱えなあかん町や村を、贅沢病にかからせて、そこでは二度と普通の生き方ができんようにして、
そんなとてつもない悪事を働いといて、平気な顔して日本のどっかで生きてる歴代の関係者がいっぱいいる。
原発を動かさなあかんのとちゃう。
すでに建ててしもた原発を、このまま廃炉にしたら、電力会社は軒並み破綻するから困るねん。
原発をただ動かしときたいだけやねん。
出てくる放射能廃棄物を、もうどこにほかしたらええのかもわからんけど、そんなことどうでもええねん、動かしたいねん。
おっきな地震さん、お願いですから、うちとこには来んといてくださいね、思てるだけで、
なぁ~んもまともな対処もしてへんし、万一事故が起こった時の対処の仕方も全然考えてへん。
あかんで~!絶対の絶対にあかんで~!せっかく停まったんや。このまま廃炉!なにがなんでも廃炉!
こんなふうにして日本は、世界有数の地震国に54基も原発を建ててきた。
中央構造線(日本最大級の活断層)のすぐ近くにある伊方原発
(TBS報道の魂 2012.5/8 放映)
こ、こんな原発も再稼動するの!! 伊方原発
【検証・伊方原発 問い直される活断層】 から抜粋・書き起こし
昔から、地元の漁師の間では、海底に巨大な溝が走っていることが知られていました。
レポーター:
「こちらは、伊方原発の沖合い8kmの海上です。
(魚群探知機を見ながら)水深がどんどん深くなってきました。
一部分だけ水深が20mほど深くなっているのが確認できます」
海底に眠るこの巨大な溝は、中央構造線の断層が、過去に繰り返しずれたことを示しています。
高知大学の岡村眞教授は、1990年から、伊方沖の海底を、音波探査によって詳しく調査しました。
「これ、20mくらい落ちています。何回かの地震で落ちてきている。こんな巨大な断層は見たことなかった」
岡村教授は、活断層によって引き起こされる地震の揺れが、想定を大幅に上回る危険性がある、と指摘します。「活断層が、巨大な災害をもたらすと(認識されたのは)、阪神・淡路大震災以降ですよ。
まだ17年ですよね。
それから急激に、観測体制とか、調査体制が、国によって決められたんですけど、
原発の設置自体は、それよりずっと前に、何にもほとんど分かってなかった時代に、ほとんどのところが造られてしまっていて……」
伊方原発が建設された際、沖合いの活断層について、どのような審査が行われたのか。
取材を進めていくうちに、審査に関わった専門家から、重大な証言を得ることができました。
「委員にしておきながら、委員の意見を聞かない、ような報告書ができていた」
1977年1月、伊方町に、四国で初めてとなる、原子の火が灯されました。
こちらは、1号機が運転を開始した際に、作られたPRビデオです。
建設にあたって、佐多岬半島全体の詳しい地質調査が行われ、原子炉などの重要な施設は、固い岩盤の上に建てられたことが説明されています。
(PRビデオ)
「100mまでボーリングを行った。地震に耐える力などについても綿密に調査した結果、安定した地盤であることが確かめられた」
一方、地元では、原発の建設に対し、激しい反対運動が起きていました。
1973年、反対派の住民らが、国を相手取り、1号機の設置許可取り消しを求める裁判を起こしました。
この伊方訴訟は、地震によるメルトダウンの可能性にふれた、国内初の裁判として、福島第一原発の事故のあと、改めて注目を集めています。
今年2月、東京の大学で、原告側の弁護団長だった、藤田一良弁護士の講演会が開かれました。
「原発の規制の法体系の中では、過去に大きな地震があったり、将来そういうことが起こる可能性がある所には、造ってはいけないことになっている。伊方の沖は危ない」
藤田弁護士は、法廷で科学的な議論を行い、国の安全審査を検証しようと考えました。
しかし、「議事録を出して下さい、委員会の。そしたら、どういう議論が積み重ねられてOKが出たか(分かる)。
本当にひどいですね。安全審査委員会に議事録がない。一人だけしか出席していない委員会がある。これ、会議ですか?」
不透明な国の安全審査に対し、原告住民を支援する若手の研究者たちが、独自の検証を始めました。
研究者たちが発行した『週刊伊方ノート』には、地震と原発事故による複合災害のリスクが、度々取り上げられています。
伊方ノートの中で、中央構造線を、最も重要なテーマと指摘したのは、荻野晃也さんです。
当時、京都大学原子核工学教室の助手を務めていました。
荻野さんの研究室には、国などから巨額の研究費が投入されていて、国策に異を唱えることは、『原子力ムラ』での孤立を意味していました。
「教室が(原発)推進だということは、お金がものすごく裕福だった。
それで、研究費が、いろいろなかたちでたくさんくる。
そして、『お前は反対運動をして、自分の好きな研究をやっている、原子核物理学を。お前はヒルのような人間だ』と言われたことがあります」
裁判で、荻野さんたちは、地震による配管の損傷などで、原子炉を冷却できなくなる恐れがある、と警告しました。
「地震が起きれば、配管が破断する。蒸気発生器細管も破断する。電源の送電もだめ。複数破断が起きる。それを考えていない。
リアルな事故を考えていない。典型例が地震なんです」
こちらは、伊方原発1号機の設置申請に対し、国が行った安全審査の報告書です。
過去1200年の記録を調べた結果、敷地周辺で、地震によって建物に被害が出た例は、ほとんどないと記されています。
中央構造線の、活断層についての検討結果は、一切示されていません。
裁判で、国側の証人は、「調査の結果、伊方周辺の中央構造線が、明らかな活断層であるという証拠はない」と証言しました。
私たちは、安全審査で、地震分野の調査を担当した専門家に、取材を申し込みました。
このうち、活断層研究の権威として名高い、東京大学の松田時彦名誉教授が、重い口を開きました。
「会としては、『調査の結果、断層ではないことが分かった』なんてことはなかった。
専門家は全員、『やっぱりあったじゃないの』と言っていた。驚くべき偽証ですよね」
松田氏は、審査の会合で、伊方沖の活断層について、危険性を繰り返し指摘したにもかかわらず、報告書に反映されなかったと憤ります。
「意見だけ聞いて『分かった分かったご苦労さん』で、委員にしておきながら、委員の意見を聞かないような報告書ができていたんですね」
安全審査に関わった、専門家の重大証言。
さらに、四国電力の説明も、裁判で国が主張した内容と、大きく食い違います。
四国電力担当者「当時から、中央構造線の一部が、伊方沖まで続いているだろうと言われておりました……」
Q.建設当時から、伊方沖の活断層は想定していた?
四国電力担当者「はい、そういうことになります」
専門家や、四国電力が、活断層の存在を把握していたにもかかわらず、なぜか国の安全審査では、考慮しなくてよい、とされていました。
判決は、住民側の全面敗訴。
↑これはどういうことやろう。
先日また、野田氏が、周りの意見がどうであれ、政治的判断で、とか言い出してたね。
原発は電気のためなんかと違た。
核兵器を作れたら、いつか核兵器を持てたら、そういう企みで、その分の途方もない費用を国民から分割で払わして、
もし事故が起こって大変なことになっても、責任を問われへんようにきちっと法律を作って、
原発を抱えなあかん町や村を、贅沢病にかからせて、そこでは二度と普通の生き方ができんようにして、
そんなとてつもない悪事を働いといて、平気な顔して日本のどっかで生きてる歴代の関係者がいっぱいいる。
原発を動かさなあかんのとちゃう。
すでに建ててしもた原発を、このまま廃炉にしたら、電力会社は軒並み破綻するから困るねん。
原発をただ動かしときたいだけやねん。
出てくる放射能廃棄物を、もうどこにほかしたらええのかもわからんけど、そんなことどうでもええねん、動かしたいねん。
おっきな地震さん、お願いですから、うちとこには来んといてくださいね、思てるだけで、
なぁ~んもまともな対処もしてへんし、万一事故が起こった時の対処の仕方も全然考えてへん。
あかんで~!絶対の絶対にあかんで~!せっかく停まったんや。このまま廃炉!なにがなんでも廃炉!