ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

中国四千年の歴史を誇る、漢方の煎じ薬(腎臓結石をやった更年期真っただ中のおばちゃん用)ど~ん!

2013年10月12日 | ひとりごと
金曜日の明け方から始まった、地獄のような痛みが去った翌日の土曜日。
たった数時間のことやったのに、痛んでる間に、知らず知らずのうちに緊張していた体のあちこちに、ぼよよ~んとした妙な倦怠感がある。
それと、右側の太ももの付け根あたりの奥が、かたまってるような感じがする。

医者から言われた、一日4リットルから8リットルの水を摂取は、がんばっても2リットル程度しかできず、
それでも、普段のわたしからしたら、まるで魚にでもなった気分……。
お腹はいっつもタップンタップンしてる。

金曜日にドタキャンしたレッスンを、土曜日のいつもの仕事の後にした。
さすがに、まだ体はかなり怠い。
これがもし、発表会が迫ってる時ではなかったら……などと思いながら、それでもやっぱり、教え始めたら元気が出てきた。

医者からは、もしまた激痛が起こった時のための、強力な鎮痛剤を買うよう指示されただけやったので、
旦那の漢方の師匠であるシンに診てもろて、漢方の煎じ薬を処方してもらうことにした。

シンは、中国ではお医者さんをやってた、漢方処方30年以上の経験を持つ女性。
こちらでは、中国の医師免許は使えへんし、そうかというて、こちらの医師免許を取れるほどに英語が堪能ではないので、
もっぱら漢方薬の処方と鍼灸を施してはる。

今から10年程前に、酷い不眠症にかかり、半年ほど苦しんでた時に、
彼女が処方してくれた漢方を煎じて飲んだら、その日の晩から、うそのように、しっかりと朝まで眠れるようになった。
なので、彼女はわたしの救いの神さん。

今回のんはこれ。


ほとんどが、どっかの原っぱから集めてきた枯れ草や枝、みたいな感じ。


これらをこの茶色い紙袋に入ってる。この紙袋が5つで30ドル。
結石を溶かすのはもちろんのこと、更年期にありがちな感情の上り下がりを緩和し、ホルモンのバランスを整えるための薬草入りなんやそうな。

これらを、1リットルのお水と一緒に30分、弱火でグツグツと煮て、その煮汁をまず他の容器に移し、
さらに750ミリリットルのお水と一緒に、今度は強火のまま30分煮る。

そしてこれを、その2回目の最後の数分に加えて、一緒に煮る。
これは、多分、こんなことなってると便秘やろから、というシンの診たて。ぴんぽ~ん♪
これを長く煮ると、血液の流れを良くする作用があり、短く煮ると、便の排出を良くする作用があるそうな……ふむふむ。


ということで、またまた台所中に怪しいカホリが充満し、見事なまでに飲む気が削がれる液体ができあがる。


前にも書いたけど、わたしはこの液体だけを飲むことができないヘタレなので、いつも干しぶどうを何粒か噛みながら飲む。

どうか、石さんが粉々に溶けて、おしっこと一緒に出てってくれますように。
コメント (4)
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