ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

トモダチとシカとネコとリスと

2013年10月20日 | ひとりごと
土曜の晩に、ベン&さわみ夫婦から、友人のチバさんが釣ってきた魚と日本酒、それからポークバンズ、食べに来ない?とお誘いを受けた。

くぅ~……めちゃ行きたい……。
けどもこの、なんとなぁ~く本調子でない、どことなぁ~く風邪ひきっぽい体では……と、涙を飲んでお断りした。

で、翌日の今日、またまた、リンゴドーナッツを作るからってんで、呼んでもらい、一人娘のエマちゃんが揚げてくれたドーナッツを食べに、おうちにふたりでおしかけた。


か、かわいいっ!パジャマにエプロンで揚げ物してる……娘がいるってのはやっぱり……ええなぁ~。


超~美味しそう!……で、実際に超~美味しかった。リンゴの酸っぱさと相まって、うっとり……。


昨日の食べ損ねたポークバンズも!


ほんでもって、ドあつかましくも、昨日の焼き魚までいただいて……なので今度はうちで、鍼灸パーティをすることに。

ベンにはリラックスのための鍼。


それを娘のエマちゃんが写真に撮り、さっそくフェイスブックに載せてるベン……。


お次は、年がら年中アレルギーのせいで、鼻が詰まりっ放しのさわみちゃんに。


おぉ~太陽さんがまたまた登場!


なんとも楽しい日曜の朝になったのであった♪

彼らは、放射能汚染のことや、避難ができない人たちへの思いを話し合うことができる、数少ない友だち。
茨城に実家がある彼女は、東京よりも、原発の現場に近づくほどに、何も無かったかのような態度をとる人が増えるような気がする、と言う。
そして、全国放送のテレビ番組のコマーシャルで、人気のある男の子たちが、福島の野菜を食べて応援しよう!と、笑顔で言いながら食べているのを観たと……。


彼らと別れてキッチンに戻ると、旦那が裏庭を指差している。
なになに?





ぐわ~ん……ついさっき、みんなで、鹿の話をしてたとこやん!?
鹿が庭に来るようになると、鹿にくっついてるダニが芝に落ちて、それが人間の体につくと、けっこうヤバい病気になるのやと。

慌てて外に出ても、いっこうにおかまいなし。
気がつくと、ショーティまで出てきてて……あんた、どないするっちゅうの?


微動だにせず、ひょうひょうとした顔でこちらを見返す鹿くん。


頭の上では、カエデ爺さんのコブで遊ぶリスくん。うちは動物園かっ!!


じぃ~~~。


なにこいつら、うっとうしいなあ……。


じわじわと匍匐(ほふく)前進で近づいて(うそうそ)。



枯れかけの雑草も、ついでにちょっと撮って、


こいつら、マジでうっとうしい……の図。


耳がきれい。


よう見たら、紅葉がけっこうきれい。鹿くんは左側下に、こんなふうに座ってる。


紅葉部分を拡大。


いよいよ近づいてきよった、シャ~!!


ショーティも、わたしにくっついて近づいていく。


あ~も~、しゃあない、どっこいしょ。片足でお尻かき。


と、どこかに行くふりして、わたしが台所に戻ったら……むしゃむしゃ食べに戻ってきてるし……。


いやはや、さすがジャングル庭だけあって、野生の動物の憩いの場として大人気!
って……のんきに喜んでる場合か?
コメント (6)
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なんべん読んでもムカつく『安倍晋三のふざけた答弁』と『小泉節』

2013年10月20日 | 日本とわたし
小泉氏の最近の言動について書いた記事のコメント欄で、白やぎさんがあらためて、ふたつの記事を思い出させてくれた。
そのうちのひとつは多分、ここにも載せたことがあると思う。
けれども、今のこの時に、もう一度読み直し、さらに考えさせられたことがあったので、ここにもう一度、載せさせてもらう。

↓以下、転載はじめ

藤野やすふみ衆議院議員のブログより

小泉元首相の「原発ゼロ発言」。今週号の『エコノミスト』でさらに詳しく紹介されています


『毎日』”風知草”8月23日付

このコラムでは、「今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが?」という問いに対して、小泉氏が、

「逆だよ、逆。
今、ゼロという方針を打ち出さないと、将来ゼロにするのは難しいんだよ。
野党はみんな、原発ゼロに賛成だ。
総理が決断すりゃできる。
あとは知恵者が知恵を出す」

と言ったと紹介されています。

基本的に、私も同じ認識です。

面白いことを言うな~、と思っていたら、今週の『エコノミスト』(9月24日号)に、さらに詳しいインタビューが載っていました(写真下)。





少し長くなりますが引用します。

山田氏:
昔は原発推進側でしたよね?

小泉氏:
そりゃそうだよ。当時は政治家もみんな信じてたんだよ。原発はクリーンで安いって。
3・11で変わったんだよ。
クリーンだ?コスト安い?とんでもねえ、アレ、全部ウソだって分かってきたんだよ。
(原発は安全で安上がりと強調する)電事連(電気事業連合会)の資料、ありゃ何だって。
あんなもの信じる人、ほとんどいないよ。

小泉節炸裂です。

山田氏:
再稼働も反対ですか?

小泉氏:
安全なものは動かせって言うけど、それだってゴミ(核廃棄物)が出るんだよ。
それ、どうしてわかんねえかな。
そもそも、野田総理の収束宣言が間違いだった。
あの時もオレ、講演で批判したんだよ。
だいたい、あの水(汚染水)何だよ、あれ。

さらに、小泉氏はこう言ったそうです。

小泉氏:
でかいよ。歴史の大転換だよ。
原発ゼロは難しいし、勇気がいるけど、こんなにやりがいのあるテーマはないよ。

小泉氏はいま、「こんなにやりがいのあるテーマはない」といって、原発ゼロに向き合っているようなのです。

山田氏は、小泉元首相の”特徴”を、こう指摘します。
「脱原発の野党党首、元首相は他にもいるが、財界に影響力を残す点で、小泉の右に出る者はいない」


小泉氏は、首相をやめたあと、2007年から、財界がつくったシンクタンク(国際公共政策研究センター)の顧問をしています。

奥田碩・経団連元会長(トヨタ自動車元社長)の音頭でつくられた、シンクタンクです。



他の脱原発政治家と違って、「そういう人脈が小泉にはある」というわけです。

山田氏は、最後にこう書いています。

「毎週、新聞コラムを書いて6年になるが、今回ほど反響のあった回はない。
中略
『原発推進、原発輸出でよいか』という疑問は、与党と経済界にも広く伏在する。
小泉発言が、声なき深層に届いた、と考えるゆえんである」

これからも、小泉元首相の言動に、注視していきたいと思います。

↑以上、転載おわり


転載させてもろてこんなことを言うのは申し訳ないけれども、
この人のこの、高みの見物っぽい姿勢は、どっからきてるんやろかと思う。
小泉氏の言動をちょっと離れたとこから見物し、それを面白がったり基本的に賛成したり、
ほんでこれからも注意して見ていきたいという、この他人事さは、いったいどこからくるんやろか?

今は、そんなこと言うてる場合の時か?
被災者・子ども救済支援法が、ガタガタの意味の無い法律として通ってしもたんも、
被災地や事故現場が、悲惨な汚染による危機状態に陥ってるにも関わらず、オリンピックみたいなバカ騒ぎのために人や金が流れて、にっちもさっちもいかんようになってるというのに、
それもこれも、みんな、簡単に賛成してしまう衆参議員の考えの浅はかさ。

小泉がそれほどの人脈を持ってるというなら、それをしっかり生かして、
当時の政治家のひとりとして、安全安心安価を鵜呑みにしてた阿呆の総理のひとりとして、
自分が犯した罪を償うべく、もんじゅを止め、核物質研究所を閉鎖し、こんなどうしようもないことに、今だに融資しようとしてる銀行に圧力をかけたらいい。

わたしにはどうしても、この調子の良さにひっかかる。
彼がやってしもた、極めて重大な愚策は、知らんかったからで済まされるもんとは種類が違う。
もし本気ならば、言葉で煽るだけではなく、自分の尻拭いぐらいはしてみせてほしい。
小泉氏と同じぐらいの、いや、彼よりももっと罪深い愚策を実施した歴代総理らの、この期に及んでのダンマリと、
コソコソ陰に隠れて嵐が通り過ぎるのを待ってる、姑息な生き方に比べたら、マシであるとは思うけれども。


続きに、もうひとつの記事を。

↓以下、転載はじめ

真実を探すブログより
2013.5.13

【福島事故の原因】
原発の安全装置を撤去した小泉政権!
福島原発の安全対策を怠った安倍首相!
福島原発事故は旧自民党の「手抜き対策」が最大の原因!


自民党の議員たちは、福島原発事故が、民主党によって引き起こされたかのように宣伝していますが、
安全対策を怠るどころか、安全装置を撤去して、事故の一因を作り出したのは、他ならない自民党なのです。
例えば、小泉政権時代に、福島原発を始めとする原発の安全装置を、撤去していた話は有名です。

☆【原口前総務相】福島第一原発の安全装置は小泉政権が撤去していた


以下は、原子力安全委員会の速記録。
蒸気凝縮系の機能を削除したことが書かれているのが分かります。


☆第10回 原子力安全委員会定例会議
URL http://www.nsr.go.jp/archive/nsc/anzen/soki/soki2003/genan_so10.htm

引用:
それでは、2-3号に基づきまして、申請の概要につきまして、ご説明させていただきます。
申請者は、東京電力株式会社でございます。
対象となるプラントにつきましては、福島第一原子力発電所でございます。

原子炉の型式、熱出力につきましては、型式につきましては、
3号がウラン・プルトニウム混合酸化物燃料、MOX燃料を使えるということで、設置許可を受けてございまして、
これ以外の、2から6号については、同じでございます。
熱出力につきましては、2から5号につきまして、2380MW、6号については3300MWでございます。
 
申請年月日につきましては、昨年の7月5日に申請があったわけでございます。
それから、変更項目につきましては、2点ございます。

2号につきまして、
冷却材再循環ポンプの電源装置を、従来、機械式でございましたMGセットから、電子装置を用いました静止形に変更するというものが第1点でございまして、
もう1点は、2から6号共通でございますが、
残留熱除去系の蒸気凝縮系の機能を、削除するものでございます。

この工事につきましては、一昨年、中部電力の浜岡1号で、余熱除去系の蒸気凝縮系配管が破断するというトラブルがございまして、この対策工事でございます。
既に浜岡1号、東海第二、女川発電所で、それぞれ許可を受けまして、工事を行っております
:引用終了


このことについては、雑誌などでも取り上げられており、当時の東電社長は、勝俣恒久氏であることなどが判明しています。
未だにこの件についての、明確な責任追及が行われておらず、中途半端な状況となっています。


☆福島第1原発の。命綱の冷却システム『蒸気凝縮系機能』は。外されていた
URL http://geocities.yahoo.co.jp/gl/matiplanplan/view/20110609/1307583720

引用:


誰だって、危機的になれば、命綱を付ける。
しかし、平時に命綱を付けておく、というのは、煩わしく、負担の重いものである。
 
今回の、福島第1原発事故を振り返ると、
設計時に付いていた『蒸気凝縮系機能』(原子炉から出る蒸気を「熱交換器」で冷やして水に戻し、再び原子炉に注水する冷却システム)を外していた、ということが、
『週刊文春』(6/9)の、上杉隆氏と文春取材班によって、明らかにされている。

「なぜ、あれほど簡単に、メルトダウンしてしまったのか。
私は、福島第一原発の事故以来、ずっと不思議に思っていました」
 
こう語るのは、佐賀大学元学長の、上原春夫氏である。
上原氏は、福島第一原発の、復水器の設計に携わった経験を持つ。
事故後、政府の招きで、東電本店を訪れていた上原氏は、ある重大な事実に気がついたという。

福島原発の設計時には、『蒸気凝縮系機能』という最後の砦となる、冷却システムが存在していました
それはどうなったのかと東電に聞くと、『ない』というのです」
 
「・・・蒸気凝縮系機能は、電源がなくても作動する。
ある意味、震災などの非常時には、いちばん大事な役割を果たすはずだった、冷却システムなのです」 (中略)

私は、5月18日のブログ「原発は地震にも、津波にも弱かった その2 非常冷却装置は壊れていた?」において、
地震直後に、1号機の「非常用復水器」(非常用炉心冷却装置)による、炉心冷却ができなかった理由について、
地震による、パイプ破損が原因ではないか、と述べた。
 
さらに、
2・3号機には、電気を必要としない蒸気タービン駆動の非常用炉心冷却装置があり、
それぞれ、約3日間と1.5日間、炉心に水を注入し続けたというのであるが、
それがなぜ機能しなくなり、炉心メルトダウンに至り、水素爆発を起こしたのか、その原因が明らかにされていない
」ことについて、疑問を述べた。
 
この、
「蒸気タービン駆動の非常用炉心冷却装置」なるものとは別に、「蒸気凝縮系機能という冷却システム」が備わっていたようなのであるが、
それが、福島第1原発の2~6号機では、約10億円かけて、撤去されていたのである。(第10回原子力安全委員会資料 H15・2 申請者 勝俣恒久東電社長 http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2003/genan010/siryo6.htm
 
2006年に、京大原子核工学科出身の吉井英勝代議士(共産党)が、津波対策や全電源喪失対策について、国会で質問している
(3月31日ブログ「大津波は想定内であった その3:福島第1原発が津波に弱いことを自民党政府は知っていた」)
:ブログ「天漢日乗http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/03/2005-073-4f4d.html
 
さらに、2009年6月には、産業技術総合研究所活断層・地震研究センターの岡村行信センター長は、
869年の貞観津波や、1500年ころの東北から関東にかけての大地震をもとに、
再び、M8.4の地震(東電想定のM7.9の約6倍)と大津波が来る可能性を、経済産業省の専門家の会合で指摘している

(3月30日ブログ「大津波は想定内であった その1:巨大津波は予測されていた」)
 
2003年に、「蒸気凝縮系機能」を外しながら、巨大津波対策や全電源喪失対策を、何ら進めなかった東電の責任は、決定的に大きい。
 
全ての情報が開示され、東電の経営責任が明らかにされないまま、税金による東電救済はありえない。
自己責任原則が、貫かれるべきである。
:引用終了


さらには、自民党の現総裁である、安倍晋三氏に関しても、過去に、原発関係の対策を怠っていたことが、判明しています。
当ブログでは何度か紹介しましたが、安倍晋三氏は、提言された原発事故予防対策を、拒否し続けていたのです!


☆自民党 新総裁の安倍晋三は、提言された原発事故予防対策を拒否し続けてきた男
URL http://hibi-zakkan.net/archives/18210279.html
引用:
2006年12月13日 衆議院議員 吉井英勝
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a165256.htm

2006年12月22日 内閣総理大臣 安倍晋三
巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b165256.htm

1-4
Q(吉井英勝):
海外では、二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが、日本は大丈夫なのか?
A(安倍晋三):
海外とは、原発の構造が違う。日本の原発で、同様の事態が発生するとは考えられない。

1-6
Q(吉井英勝):
冷却系が、完全に沈黙した場合の、復旧シナリオは考えてあるのか?
A(安倍晋三):
そうならないよう、万全の態勢を整えているので、復旧シナリオは考えていない。

1-7
Q(吉井英勝):
冷却に失敗し、各燃料棒が焼損した場合の、復旧シナリオは考えてあるのか?
A(安倍晋三):
そうならないよう、万全の態勢を整えているので、復旧シナリオは考えていない。

2-1
Q(吉井英勝):
原子炉が破壊し、放射性物質が拡散した場合の、被害予測や復旧シナリオは、考えてあるのか?
A(安倍晋三):
そうならないよう、万全の態勢を整えているので、復旧シナリオは考えていない。





:引用終了


民主党政権時代前の、旧自民党政権時代を調べてみると、他にも「世界最大級原発耐震テスト設備を売却」というような話も出てきます。


☆専門家の意見を無視し、世界最大級原発耐震テスト設備は小泉政権下で売却、スクラップにされていた
URL http://voicevoice.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-e098.html

引用:
(AERA 2011-4-4号より)

世界最大級の原発耐震テスト設備、売却され「スクラップ」に

もしかしたら、福島原発の事態は、回避できたかもしれない。

そのカギを握る耐震テスト施設が、小泉政権下、二束三文で、売り払われていた


瀬戸内海に面した、香川県の多度津町。
林立する緑色のクレー ンの向こう側に、上半分が青色、下半分が白色の、大きな倉庫のような建物がある。
建物の中では、所有者である、今治造船(本社・愛媛県今治市)が、船体をつくっている。

だが実は、この施設の中には、6年前まで、原発事故を回避するための、重要な研究設備があった。

大地震と大津波に襲われて、コントロール不能に陥った、福島第一原発1号機は、営業運転を始めてからちょうど40年が経過している。
2号機、3号機を経て、4号機が32年あまり。

日本には、40年、30年を経過した「老朽原発」が多い
この老朽原発の設備の、耐震性の「実地テスト」が、日本で唯一可能な施設
それが、1976年に発足した、財団法人原子力試験工学センター(当時)の、多度津工学試験所だった。

福島原発をはじめとする軽水炉は、もともと米国で開発、生産されてきた。
このため、地震の多い日本に導入するには、実際に大きい揺れを与えてみて、その安全性を確かめる装置が必要、と考えられた。

多度津工学試験所が完成したのは、82年。
阪神大震災の、7倍の、6千ガルの揺れを作り出せる、15メートル四方の、世界最大級の巨大な振動台設備を備え、
この上に、原発のさまざまな設備部分を乗せて、地震と同様の振動で、その耐震性を調べるのが目的で、
最大重量1千トンまでの、設備の振動テストができた


最初のテストは、82年から83年にかけて、110万キロワッ ト級の加圧水型炉を、3・7分の1に縮尺した格納容器。
福島原発と同じ沸騰水型炉は、86年から87年にかけて、3・2分の1の縮尺の格納容器を、実験している。
以後2004年まで、国から委託され、圧力容器本体や一次冷却設備、非常用ディーゼル発電機など、
原発の中の枢要な設備、25個の実物と同じ耐性の「模型」が、次々に振動台に載ってきた。


■「無駄遣い」と……。

ところが、05年、当時の小泉政権下で、施設を引き継いだ独立行政法人、原子力安全基盤機(JNES)が、
効率化と維持費の削減のため、試験所の閉鎖を決定し、建物・敷地ごと、競争入札で、今治造船に払い下げた
。 

建設費310億円に対し、売却価格は2億7700万円。 
造船会社に、振動台は使い道がない。 

同社はすぐに、スクラップ廃棄し、先述したように、建物は現在、船体の製造施設になっている。

今後は、コンピューター解析だけで耐性分析は十分、というのが閉鎖理由だったが、
05年に、文部科学省が、兵庫県三木市に、ほぼ同規模の振動台施設を建設したことも、背景にはあった。
小泉行革のさなか、「同じような施設は、二つは不要。年間10億円の維持費が、無駄遣いになる」というわけだ。

だが、多度津の振動台が原発専用なのに対し、文科省の振動台は、より一般的な建築物が対象
最大加速度も、多度津より小さい。
本当に閉鎖していいのか。 

当時、原子力安全委員会の専門委員だった、柴田碧・東大名誉教授は、
この時期に、試験所がなくなるのは、大きなマイナス」と訴える意見書を、委員会に提出、国会でも取り上げられた。
日本共産党の吉井英勝議員が、05年10日月から06年5月まで、3回、衆議院内閣委員会や、予算委員会の部会で質問した。 
:引用終了


このように、自民党は過去に、福島原発事故を発生させるような要因を、作り出しているのです。
自民党は、「民主党が~」とばかり述べていますが、人のせいにする前に、税金を貰っているのだから、
全国民の前で、自分の責任や問題について、しっかりと説明をするべきだ、と私は思います。

そして、福島原発事故の、放射能で被害を受けた全ての人たちは、全力で抗議をして、彼らに責任を取ってもらうべきです。

☆美輪明宏vs茂木経済産業大臣 安倍内閣始動 原発政策は?


↑以上、転載おわり


小泉氏も、そして歴代の自民党の総理の中で、原子力についての愚策を実施した爺さんらも、
そして上記にもあったように、なんべん読み返しても、ふざけてるとしか言い様の無い答弁を繰り返した現職の安倍氏にも、

この、福島原発事故を招いた責任と、今、日本が抱えてる問題についての説明の義務がある。

主権者の国民は、彼らにその責任を負わせることができるまで、徹底的に闘うべき。
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