村田光平氏のオフィシャルサイトより
村田氏は、アフリカ・セネガルほか周辺国や、スイスの大使を長年勤めてこられた方です。
現在は、日本ナショナルトラスト評議員(2004~)、
原発震災を防ぐ全国署名連絡会名誉顧問、
地球システム・倫理学界常任理事、
などを勤めておられます。
彼は、これまでにも、何度となく、岸田外務大臣、菅内閣官房長官、そして安倍総理にも手紙を送り、さまざまな件について改善や考慮を願い出てはります。
その中のひとつ、安倍総理に、彼はこのような文面の手紙を書いて送らはったんです。
紹介させてもらいます。
↓以下、転載はじめ
安倍晋三内閣総理大臣 殿
平成25年9月27日
村田光平
拝啓
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
福島事故は、確実に、世界の安全保障問題となった感を深くします。
その収束に最大限の対応をせず、未だに東電の経営の危機として対処している日本に対して、ついに世界は、下記の通りたち上がりました。
1.
ゴルバチェフ大統領の顧問を務めたYablokov博士、アーニー・ガンダーセン氏、カルディコット女史等、17名の著名な科学者はこのほど、
潘基文国連 事務総長宛に嘆願書を発出し、
事故収束のため、直ちに専門家、および市民による、中立の監視機構を設置すること、
事故処理からに東電を除外すること、
などを訴えました。
(http://www.nirs.org/fukushima/expert-ltr-bankimoon-09-2013.pdf)
2.
米ロサンゼルス在住の日本女性が、オバマ大統領宛嘆願書の署名を、インターネットを通じて集め始めたことです。
(http://petitions.moveon.org/sign/president-obama-urgently.fb31?source=c.fb&r_by=8607670)
福島原発事故に関する情報を、日本政府・東電に任せることなく、
米国、および国際チームが収集して提供するよう要請する署名で、一億人分を集めたいとしています。
(嘆願書和訳はこちら↓)
オバマ大統領宛嘆願書(邦訳)
署名活動リンク:http://petitions.moveon.org/sign/president-obama-urgently.fb31?source=c.fb&r_by=8607670
嘆願書本文:
オバマ大統領:緊急に福島原発災害から市民を守るため、下記を要請します。
1)福島原発からの放射能被害、及び、その可能な予防対策に関して、常時更新された、的確な情報を公表すること。
2)その情報及び対策は、東京電力(以下、東電)と日本政府のみに頼らず、日本とアメリカの研究団体との、国際協力チームによって調査、公表されること。
背景:
1)福島は「コントロール下」にない。
事故当初の、セシウム137を含む汚染水は、3~5年で、つまり2014年から2016年にかけて、アメリカ西海岸に漂着することが予想されます。
セシウム137は、半減期が30年と長く、生体に蓄積される可能性があります。
2013年7月22日になって初めて、東電は、一日当たり約300トンの、ストロンチウム90を高度に含む汚染水が、太平洋に流出していたことを認めました。
ストロンチウム90は、骨に蓄積される同位体です。
セシウム、ストロンチウム共、既に食物連鎖によって、我々の食品にまで検出されるようになっています。
現在、日本政府は、漁業において、ストロンチウムの検査を行っていないどころか、その安全基準さえ設定していません。
合衆国は、日本から輸入される海鮮物の検査を、早急に開始する必要があります。
2)現在、下記の2点について、有効な解決法はありません。
2-1)
■汚染水漏洩と拡散
日本政府の凍土壁は、応急処置的な仮の解決法でしかありません。
ALPSと呼ばれる複数の放射性核種を取り除く装置は、福島汚染水程高度な汚染には、効果がありません。
福島から漏出した汚染水の放射能は、1リットル当たり8000万ベクレルとされていますが、
法令法の基準値は、1リットル当たり30ベクレル以下です。
また、ALPSは、トリチウムを除去することは全くできません。
2-2)
■原子炉4号機のジルコニウム火災
4号機の地盤は崩れ、いつ崩壊してもおかしくない状態であり、崩壊すれば、ジルコニウム火災は避けられません。
これが起きれば、広島原爆の1万4千倍の放射能、また、チェルノブイリの10倍のセシウムが、放出されることになります。
3)東電と日本政府による2年以上の情報隠蔽
3-1)
東電は、2011年6月に既に、汚染水漏洩を防ぐためには、遮水壁が一年以内に必要になることを知っており、1000億円の見積もりを出していました。
しかし、多額の費用と、報道陣、及び株主総会からの批判を恐れ、当時の経済産業省海江田大臣に、これを隠蔽する要請をする書類が発覚しています。
3-2)
19兆円にも上る東日本大震災復興費用は、これまで、全国の無数の、無関係な事業に転用されています。
例えば、反捕鯨団体シーシェファードによる妨害活動費として、23億円が費やされ、水産庁もこれを認めています。
参照:
Dr. Helen Caldicott;
http://rt.com/op-edge/fukushima-catastrophe-nuclear-olympics-883/
京都大学小出裕章助教授; http://gendai.net/articles/view/syakai/144541 (in Japanese)
http://www.reuters.com/article/2013/09/18/us-japan-fukushima-water-idUSBRE98H14A20130918
3.
食糧、及び健康問題に関心を寄せる『ナチュラル・ソルーションズ・ファンデーション』は、
日本政府と東電による事故処理は信用できない、として、
各国政府にも国際機関にも依存しないNGOの監視機関を、創る動きを始めております。(>別添ご参照)
Natural Solutions Foundation の呼びかけ(邦訳あり)
Gentlepeople,
We are encouraged that we are communicating urgently about Fukushima.
General Bert has looked carefully at the most recent fuel rod removal plans announced by Tepco and the Japanese government.
General Bert, as an engineer, is horrified, as are Dr. Laibow and I. Given Tepco's proven, monumental ineptitude and incompetance, and the potential for this plan to backfire and result in the catastrophe we all fear.
We see the need for a two stage solution.
First and foremost, we see it as essential to quite literally protect the planet from Tepco. Allowing this failed nuclear corporation to go forward with the manipulation of the fuel rods invites the disaster.
So the first stage of the campaign must be to STOP the Tepco "plan" immediately!
We propose a conference call among us all. Please feel free to invite any experts, consultants and advocates you consider helpful.
Once we've addressed Tepco's dangerous plans, we need to proceed rapidly and urgently with the creation of the independent international Commission to mobilize the planetary response, and secure adequate funding to enable new science to solve the problem at Fukushim since familiar science has failed and is about to risk the safety of the planet again.
We have not been able to determine what Tepco will do with the rods once removed. The Precautionary Principal tells us that nothing dangerous should be done until a reasonable plan is developed to address the risks.
As we continue to develop strategies for the international Commission, General Bert urges us to begin holding regular teleconferences. If you are all available, we proposed a meeting at a time of mutual convenience on Wednesday, September 25th.
Kindly advise.
Ralph Fucetola JD
Natural Solutions Trustee
[邦訳]
皆様、
福島について、緊急にお知らせ申し上げます。
バート会長は、東京電力と日本政府により発表された、最新の核燃料棒取り出しプランを、注意深く検証しました。
バート会長は、技術者として、レイボー博士と私同様、恐怖を感じています。
東京電力の、あまりにもひどい不適切な処置、無能力さがわかり、この計画には逆効果である可能性があり、
私達すべてが恐れている、大惨事を引き起こすかもしれないことが、わかったからです。
私達には、2段階の解決方法が必要です。
まず一番先に、文字通り、この惑星を、東京電力から守らなければならないことです。
この、失敗した核の会社(東京電力)に、これから核燃料棒操作を任せれば、惨事を招きます。
活動の初期の段階としては、東京電力の計画を、すぐ止めることです。
私達は、私達皆の会議を、提案します。
役に立つと思う専門家、コンサルタント、活動家を、遠慮なく招いてください。
私達が一度、東京電力の危険な計画について話したからには、
私達は迅速かつ緊急に、独立国際委員会を創設しなければなりません。
これまでの科学は失敗であり、地球を再び危険にさらそうとしているので、
新しい科学で、福島問題を解決するため、世界中の対応策を取りまとめて、十分な財源を確保しなければなりません。
東京電力が、燃料棒を一度、取り出したらどうするつもりか、私達はまだわかりません。
防災責任者は、危険に対処するため、道理にかなった計画が出来上がるまで、危険を冒してはならないと言っています。
私達は、国際委員会のための戦略を、発展させることを引き続き行っていきます。
バート会長は私達に、定期的に電話会議をもつことを、強く要請しています。
もし皆様のご都合がよろしければ、9月25日(水)の皆様の都合の良い時間に、会合をいたします。
敬具
ラルフ・フーストラ JD(法務博士)
ナチュラル ソリューションズ理事
4.著名な退役軍人で、クレボーン・ぺル上院議員特別顧問を務めたスコット・ジョーンズ博士は、別添のとおり、
4号機が崩壊に向かいつつある中で、国際協力を拒み続け、オリンピックの準備に浮かれる日本をタイタニックにたとえ、
東京開催を、自然が許さないと断じております。(こちら)(邦訳あり)
And the Band Played On…
September 25, 2013 Japan, Nuclear
Scott Jones, Ph.D.
There is historical evidence that the Titanic’s orchestra heroically continued to play until the ship made its final plunge to the bottom of the Atlantic Ocean. There is some temptation to compare that snippet of history to what is playing out in Japan following the decision of the Olympic Committee to award the 2020 Summer Olympic Games to Tokyo. The theatrical command that, “The show must go on,” may be an appropriate observation, but there are monumental differences in the situations.
The human loss of life on the Titanic was indeed shocking, partially so because the Titanic was professionally declared to be unsinkable. The music from Fukushima is decidedly unnerving. It is the sounds from the seriously damaged reactor building number four as its tilt increases in its agonizing slow collapse. That collapse will trigger a one-hundred foot fall of the spent fuel rod cooling tank, exposing the fuel rod assemblies and creating a nuclear disaster more than a thousand times greater than Hiroshima.
Japan will be well remembered by those who survive the global consequences of the resulting radiation hell. The memories will be starkly mixed. Sympathy will soften the memories of the thousands of innocent civilians killed in Hiroshima and Nagasaki as the result of wartime attack of nuclear weapons. There will be no sympathy for the refusal of Japan to immediately request international assistance to determine what could be done to stem the cascade of increasing risks following the March 2011 earthquake and tsunami.
Hopefully, there will be international memories of lessons learned from the tragedy of Fukushima. Profit controlled critical decisions. Regulatory capture assured that warnings of unsafe practices and conditions could be ignored or action deferred.
We will never know if the inevitable outcome could have been avoided if the world’s most experienced nuclear crises engineers and scientists had been involved at Fukushima.
The 2020 Summer Olympic Games will not take place in Tokyo. Nature has others plans for Tokyo and the world.
Sadly, the issue is no longer, “what can be done?” The terminal issue is a brutally honest international assessment that must be made about Fukushima and the nuclear power industry. This is owed to future generations who will pay dearly for our incautious dance with technology we could not handle.
Dr. Scott Jones was a career naval officer with extensive nuclear weapon experience. He was a qualified nuclear weapons delivery pilot, and in intelligence assignments, a Nuclear Weapons Deployment Officer, and created Nuclear Weapon Target Annexes for U.S. European Command War Plans. Following this he became special assistant to Senator Claiborne Pell.
[邦訳]
スコット・ジョーンズ博士 「バンドの演奏は続く」
豪華客船タイタニック号が、大西洋の海底へと沈みゆくその船上で、楽隊は最期まで、毅然と演奏を続けたという史実が残っている。
この、過ぎ去った歴史の一片を、2020年夏季五輪の東京開催決定後、日本が現在繰り広げているパフォーマンスと、ついだぶらせてしまう。
「ショーは続けなければならない」とは、劇界の訓示としていみじくも言い得ているが、状況によっては、とんでもない心得違いとなる。
尊い人命が失われたタイタニック号の悲劇が、ことのほか衝撃的であったのは、
タイタニックは絶対に沈まない、と専門的に確証されていたことがある。
今、フクシマから流れてくる調べは、明らかに不気味だ。
激しい損傷を負って傾ぎ、悶え苦しみながらゆっくりと崩れ落ちつつある、福島第一原発4号機が奏でる響きである。
ひとたび4号機が倒壊したら、使用済み核燃料プールを踏み轟かし、燃料棒を剥き出しにして、広島型原爆の1000倍超の核災害をもたらす。
かくして放射能地獄は、地球全体に爪痕を残し、そこに生き残った人々は、日本という国を記憶に留めるだろう。
その記憶は、相反して、混在することになる。
戦中における広島、長崎への原子爆弾投下による、数多の犠牲者は、哀悼の念をもって、しめやかに記憶されるだろう。
翻って、東日本大震災後、国際支援の即時要請をせず、押し寄せる危機を阻止すべく、適切な措置をとらなかった日本に、哀れみの情は注がれない。
おそらく、国際社会は、フクシマの悲劇から得た教訓を、肝に銘じていくだろう。
利益によって重要決定が左右され、規制の虜となって、危険性への警告無視、安全対策先送りを招いた挙句の果てを忘れまい。
もし、原発危機において、世界トップレベルの技術者と科学者らが、福島第一原発の事故処理に携わっていたら、
不可避の結果を回避できていたのか、それは知る由もない。
2020年の東京オリンピック開催は、叶わないだろう。
東京、そして世界には、別の前途が待ち受けている。
残念ながら、論点はもはや、「何ができるか」ではなく、
福島第一原発の事故と、原子力産業に対して下される、国際社会からの厳しい評価を受けるという、最終段階を迎える。
これは、将来世代の負担となって、人の手には負えないテクノロジーを相手に、無謀なダンスを踊った我々に代わり、大きなツケを払わせることになろう。
(後注)
スコット・ジョーンズ博士は、海軍将校を本職として、核兵器に精通。
核搭載機操縦士資格を有する。
諜報、核兵器配備担当。
アメリカ欧米軍戦争計画のための、核兵器攻撃目標付録文書を作成。
その後、クレイボーン・ぺル上院議員の、特別補佐官となる。
電力会社と一蓮托生の関係にあることが、致命傷であることが立証されました。
日本政府による、名誉挽回が急がれます。
貴総理によるご決断が待たれます。
↑以上、転載おわり
東京電力と日本政府により発表された、最新の核燃料棒取り出しプランを、注意深く検証した、海外の技術者や博士は、
東京電力の、あまりにもひどい不適切な処置、無能力さがわかり、
この計画には逆効果である可能性があり、
大惨事を引き起こすかもしれないことがわかった、と言う。
絶対に実行させてはならない。
わたしは本気でそう考えています。
日本のみなさん、どうか、この計画を実行させないでください。
そのために、必死になってください。
これまでの彼らの行動、思考回路をご存知ならば、どうか、どうか、中止させてください。
そして、上記に登場している方々、機関に、救いを求めてください。
お願いします!
村田氏は、アフリカ・セネガルほか周辺国や、スイスの大使を長年勤めてこられた方です。
現在は、日本ナショナルトラスト評議員(2004~)、
原発震災を防ぐ全国署名連絡会名誉顧問、
地球システム・倫理学界常任理事、
などを勤めておられます。
彼は、これまでにも、何度となく、岸田外務大臣、菅内閣官房長官、そして安倍総理にも手紙を送り、さまざまな件について改善や考慮を願い出てはります。
その中のひとつ、安倍総理に、彼はこのような文面の手紙を書いて送らはったんです。
紹介させてもらいます。
↓以下、転載はじめ
安倍晋三内閣総理大臣 殿
平成25年9月27日
村田光平
拝啓
時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
福島事故は、確実に、世界の安全保障問題となった感を深くします。
その収束に最大限の対応をせず、未だに東電の経営の危機として対処している日本に対して、ついに世界は、下記の通りたち上がりました。
1.
ゴルバチェフ大統領の顧問を務めたYablokov博士、アーニー・ガンダーセン氏、カルディコット女史等、17名の著名な科学者はこのほど、
潘基文国連 事務総長宛に嘆願書を発出し、
事故収束のため、直ちに専門家、および市民による、中立の監視機構を設置すること、
事故処理からに東電を除外すること、
などを訴えました。
(http://www.nirs.org/fukushima/expert-ltr-bankimoon-09-2013.pdf)
2.
米ロサンゼルス在住の日本女性が、オバマ大統領宛嘆願書の署名を、インターネットを通じて集め始めたことです。
(http://petitions.moveon.org/sign/president-obama-urgently.fb31?source=c.fb&r_by=8607670)
福島原発事故に関する情報を、日本政府・東電に任せることなく、
米国、および国際チームが収集して提供するよう要請する署名で、一億人分を集めたいとしています。
(嘆願書和訳はこちら↓)
オバマ大統領宛嘆願書(邦訳)
署名活動リンク:http://petitions.moveon.org/sign/president-obama-urgently.fb31?source=c.fb&r_by=8607670
嘆願書本文:
オバマ大統領:緊急に福島原発災害から市民を守るため、下記を要請します。
1)福島原発からの放射能被害、及び、その可能な予防対策に関して、常時更新された、的確な情報を公表すること。
2)その情報及び対策は、東京電力(以下、東電)と日本政府のみに頼らず、日本とアメリカの研究団体との、国際協力チームによって調査、公表されること。
背景:
1)福島は「コントロール下」にない。
事故当初の、セシウム137を含む汚染水は、3~5年で、つまり2014年から2016年にかけて、アメリカ西海岸に漂着することが予想されます。
セシウム137は、半減期が30年と長く、生体に蓄積される可能性があります。
2013年7月22日になって初めて、東電は、一日当たり約300トンの、ストロンチウム90を高度に含む汚染水が、太平洋に流出していたことを認めました。
ストロンチウム90は、骨に蓄積される同位体です。
セシウム、ストロンチウム共、既に食物連鎖によって、我々の食品にまで検出されるようになっています。
現在、日本政府は、漁業において、ストロンチウムの検査を行っていないどころか、その安全基準さえ設定していません。
合衆国は、日本から輸入される海鮮物の検査を、早急に開始する必要があります。
2)現在、下記の2点について、有効な解決法はありません。
2-1)
■汚染水漏洩と拡散
日本政府の凍土壁は、応急処置的な仮の解決法でしかありません。
ALPSと呼ばれる複数の放射性核種を取り除く装置は、福島汚染水程高度な汚染には、効果がありません。
福島から漏出した汚染水の放射能は、1リットル当たり8000万ベクレルとされていますが、
法令法の基準値は、1リットル当たり30ベクレル以下です。
また、ALPSは、トリチウムを除去することは全くできません。
2-2)
■原子炉4号機のジルコニウム火災
4号機の地盤は崩れ、いつ崩壊してもおかしくない状態であり、崩壊すれば、ジルコニウム火災は避けられません。
これが起きれば、広島原爆の1万4千倍の放射能、また、チェルノブイリの10倍のセシウムが、放出されることになります。
3)東電と日本政府による2年以上の情報隠蔽
3-1)
東電は、2011年6月に既に、汚染水漏洩を防ぐためには、遮水壁が一年以内に必要になることを知っており、1000億円の見積もりを出していました。
しかし、多額の費用と、報道陣、及び株主総会からの批判を恐れ、当時の経済産業省海江田大臣に、これを隠蔽する要請をする書類が発覚しています。
3-2)
19兆円にも上る東日本大震災復興費用は、これまで、全国の無数の、無関係な事業に転用されています。
例えば、反捕鯨団体シーシェファードによる妨害活動費として、23億円が費やされ、水産庁もこれを認めています。
参照:
Dr. Helen Caldicott;
http://rt.com/op-edge/fukushima-catastrophe-nuclear-olympics-883/
京都大学小出裕章助教授; http://gendai.net/articles/view/syakai/144541 (in Japanese)
http://www.reuters.com/article/2013/09/18/us-japan-fukushima-water-idUSBRE98H14A20130918
3.
食糧、及び健康問題に関心を寄せる『ナチュラル・ソルーションズ・ファンデーション』は、
日本政府と東電による事故処理は信用できない、として、
各国政府にも国際機関にも依存しないNGOの監視機関を、創る動きを始めております。(>別添ご参照)
Natural Solutions Foundation の呼びかけ(邦訳あり)
Gentlepeople,
We are encouraged that we are communicating urgently about Fukushima.
General Bert has looked carefully at the most recent fuel rod removal plans announced by Tepco and the Japanese government.
General Bert, as an engineer, is horrified, as are Dr. Laibow and I. Given Tepco's proven, monumental ineptitude and incompetance, and the potential for this plan to backfire and result in the catastrophe we all fear.
We see the need for a two stage solution.
First and foremost, we see it as essential to quite literally protect the planet from Tepco. Allowing this failed nuclear corporation to go forward with the manipulation of the fuel rods invites the disaster.
So the first stage of the campaign must be to STOP the Tepco "plan" immediately!
We propose a conference call among us all. Please feel free to invite any experts, consultants and advocates you consider helpful.
Once we've addressed Tepco's dangerous plans, we need to proceed rapidly and urgently with the creation of the independent international Commission to mobilize the planetary response, and secure adequate funding to enable new science to solve the problem at Fukushim since familiar science has failed and is about to risk the safety of the planet again.
We have not been able to determine what Tepco will do with the rods once removed. The Precautionary Principal tells us that nothing dangerous should be done until a reasonable plan is developed to address the risks.
As we continue to develop strategies for the international Commission, General Bert urges us to begin holding regular teleconferences. If you are all available, we proposed a meeting at a time of mutual convenience on Wednesday, September 25th.
Kindly advise.
Ralph Fucetola JD
Natural Solutions Trustee
[邦訳]
皆様、
福島について、緊急にお知らせ申し上げます。
バート会長は、東京電力と日本政府により発表された、最新の核燃料棒取り出しプランを、注意深く検証しました。
バート会長は、技術者として、レイボー博士と私同様、恐怖を感じています。
東京電力の、あまりにもひどい不適切な処置、無能力さがわかり、この計画には逆効果である可能性があり、
私達すべてが恐れている、大惨事を引き起こすかもしれないことが、わかったからです。
私達には、2段階の解決方法が必要です。
まず一番先に、文字通り、この惑星を、東京電力から守らなければならないことです。
この、失敗した核の会社(東京電力)に、これから核燃料棒操作を任せれば、惨事を招きます。
活動の初期の段階としては、東京電力の計画を、すぐ止めることです。
私達は、私達皆の会議を、提案します。
役に立つと思う専門家、コンサルタント、活動家を、遠慮なく招いてください。
私達が一度、東京電力の危険な計画について話したからには、
私達は迅速かつ緊急に、独立国際委員会を創設しなければなりません。
これまでの科学は失敗であり、地球を再び危険にさらそうとしているので、
新しい科学で、福島問題を解決するため、世界中の対応策を取りまとめて、十分な財源を確保しなければなりません。
東京電力が、燃料棒を一度、取り出したらどうするつもりか、私達はまだわかりません。
防災責任者は、危険に対処するため、道理にかなった計画が出来上がるまで、危険を冒してはならないと言っています。
私達は、国際委員会のための戦略を、発展させることを引き続き行っていきます。
バート会長は私達に、定期的に電話会議をもつことを、強く要請しています。
もし皆様のご都合がよろしければ、9月25日(水)の皆様の都合の良い時間に、会合をいたします。
敬具
ラルフ・フーストラ JD(法務博士)
ナチュラル ソリューションズ理事
4.著名な退役軍人で、クレボーン・ぺル上院議員特別顧問を務めたスコット・ジョーンズ博士は、別添のとおり、
4号機が崩壊に向かいつつある中で、国際協力を拒み続け、オリンピックの準備に浮かれる日本をタイタニックにたとえ、
東京開催を、自然が許さないと断じております。(こちら)(邦訳あり)
And the Band Played On…
September 25, 2013 Japan, Nuclear
Scott Jones, Ph.D.
There is historical evidence that the Titanic’s orchestra heroically continued to play until the ship made its final plunge to the bottom of the Atlantic Ocean. There is some temptation to compare that snippet of history to what is playing out in Japan following the decision of the Olympic Committee to award the 2020 Summer Olympic Games to Tokyo. The theatrical command that, “The show must go on,” may be an appropriate observation, but there are monumental differences in the situations.
The human loss of life on the Titanic was indeed shocking, partially so because the Titanic was professionally declared to be unsinkable. The music from Fukushima is decidedly unnerving. It is the sounds from the seriously damaged reactor building number four as its tilt increases in its agonizing slow collapse. That collapse will trigger a one-hundred foot fall of the spent fuel rod cooling tank, exposing the fuel rod assemblies and creating a nuclear disaster more than a thousand times greater than Hiroshima.
Japan will be well remembered by those who survive the global consequences of the resulting radiation hell. The memories will be starkly mixed. Sympathy will soften the memories of the thousands of innocent civilians killed in Hiroshima and Nagasaki as the result of wartime attack of nuclear weapons. There will be no sympathy for the refusal of Japan to immediately request international assistance to determine what could be done to stem the cascade of increasing risks following the March 2011 earthquake and tsunami.
Hopefully, there will be international memories of lessons learned from the tragedy of Fukushima. Profit controlled critical decisions. Regulatory capture assured that warnings of unsafe practices and conditions could be ignored or action deferred.
We will never know if the inevitable outcome could have been avoided if the world’s most experienced nuclear crises engineers and scientists had been involved at Fukushima.
The 2020 Summer Olympic Games will not take place in Tokyo. Nature has others plans for Tokyo and the world.
Sadly, the issue is no longer, “what can be done?” The terminal issue is a brutally honest international assessment that must be made about Fukushima and the nuclear power industry. This is owed to future generations who will pay dearly for our incautious dance with technology we could not handle.
Dr. Scott Jones was a career naval officer with extensive nuclear weapon experience. He was a qualified nuclear weapons delivery pilot, and in intelligence assignments, a Nuclear Weapons Deployment Officer, and created Nuclear Weapon Target Annexes for U.S. European Command War Plans. Following this he became special assistant to Senator Claiborne Pell.
[邦訳]
スコット・ジョーンズ博士 「バンドの演奏は続く」
豪華客船タイタニック号が、大西洋の海底へと沈みゆくその船上で、楽隊は最期まで、毅然と演奏を続けたという史実が残っている。
この、過ぎ去った歴史の一片を、2020年夏季五輪の東京開催決定後、日本が現在繰り広げているパフォーマンスと、ついだぶらせてしまう。
「ショーは続けなければならない」とは、劇界の訓示としていみじくも言い得ているが、状況によっては、とんでもない心得違いとなる。
尊い人命が失われたタイタニック号の悲劇が、ことのほか衝撃的であったのは、
タイタニックは絶対に沈まない、と専門的に確証されていたことがある。
今、フクシマから流れてくる調べは、明らかに不気味だ。
激しい損傷を負って傾ぎ、悶え苦しみながらゆっくりと崩れ落ちつつある、福島第一原発4号機が奏でる響きである。
ひとたび4号機が倒壊したら、使用済み核燃料プールを踏み轟かし、燃料棒を剥き出しにして、広島型原爆の1000倍超の核災害をもたらす。
かくして放射能地獄は、地球全体に爪痕を残し、そこに生き残った人々は、日本という国を記憶に留めるだろう。
その記憶は、相反して、混在することになる。
戦中における広島、長崎への原子爆弾投下による、数多の犠牲者は、哀悼の念をもって、しめやかに記憶されるだろう。
翻って、東日本大震災後、国際支援の即時要請をせず、押し寄せる危機を阻止すべく、適切な措置をとらなかった日本に、哀れみの情は注がれない。
おそらく、国際社会は、フクシマの悲劇から得た教訓を、肝に銘じていくだろう。
利益によって重要決定が左右され、規制の虜となって、危険性への警告無視、安全対策先送りを招いた挙句の果てを忘れまい。
もし、原発危機において、世界トップレベルの技術者と科学者らが、福島第一原発の事故処理に携わっていたら、
不可避の結果を回避できていたのか、それは知る由もない。
2020年の東京オリンピック開催は、叶わないだろう。
東京、そして世界には、別の前途が待ち受けている。
残念ながら、論点はもはや、「何ができるか」ではなく、
福島第一原発の事故と、原子力産業に対して下される、国際社会からの厳しい評価を受けるという、最終段階を迎える。
これは、将来世代の負担となって、人の手には負えないテクノロジーを相手に、無謀なダンスを踊った我々に代わり、大きなツケを払わせることになろう。
(後注)
スコット・ジョーンズ博士は、海軍将校を本職として、核兵器に精通。
核搭載機操縦士資格を有する。
諜報、核兵器配備担当。
アメリカ欧米軍戦争計画のための、核兵器攻撃目標付録文書を作成。
その後、クレイボーン・ぺル上院議員の、特別補佐官となる。
電力会社と一蓮托生の関係にあることが、致命傷であることが立証されました。
日本政府による、名誉挽回が急がれます。
貴総理によるご決断が待たれます。
↑以上、転載おわり
東京電力と日本政府により発表された、最新の核燃料棒取り出しプランを、注意深く検証した、海外の技術者や博士は、
東京電力の、あまりにもひどい不適切な処置、無能力さがわかり、
この計画には逆効果である可能性があり、
大惨事を引き起こすかもしれないことがわかった、と言う。
絶対に実行させてはならない。
わたしは本気でそう考えています。
日本のみなさん、どうか、この計画を実行させないでください。
そのために、必死になってください。
これまでの彼らの行動、思考回路をご存知ならば、どうか、どうか、中止させてください。
そして、上記に登場している方々、機関に、救いを求めてください。
お願いします!