こんど引っ越しする家の元持ち主さん所有だった、右横のすてきな庭が売れてしまったそうです。
本当はその土地も含めて手に入れることができたら良かったのだけれど、土地代はともかく税金が高くて、毎月の支払いを考えると恐ろしくてできませんでした。
まあせめて、誰かさんが買ってしまうまでの間、窓から眺めて楽しませてもらおうと思っていましたが、やっぱり世の中、そう甘くはなかったようです。
願わくば、敷地ギリギリまでのどでかい家を建てたりしないように、もっと厚かましく願わくば、できたら庭をそのまんま残して、ただ楽しんでくれますように。
なぁ~んて、なにアホなこと言ってんでしょねまったく。
そんなんで、ブローカーさんが庭の手入れをするタイミングに合わせて、家の床をきれいにしてくれる業者さんに見積もってもらうことにしました。
その業者さんは、お向かえの家に住むロイから紹介してもらった男性です。ロイの家の床を見せてもらって、いい仕事をしてもらえそうなので決めました。
他にも数件、見積もりを出してもらったのですが、ちょっとびっくりするような料金だったので、ほぼ諦めかけていたのですが……。
家の中に入ってすぐに、「あ~こりゃ年代もんだな~」としみじみ言われてしまいました。そりゃまあ、百年ちょっと超えてますから。
実に渋い、実に古い床板を、どうやって復活させるか。唸りながら考えるキエ氏。
高くしないでね~まけてね~と、呪をかけながら見守るわたし達。
いろいろ計ったり、触ったりしながら、丹念にチェックを進める彼のあとをついていきました。
二階のカーペットを剥がすと、とても美しい床板が踊り場に現れましたが、3つの寝室はボツ!思いっきりボツ!
カーペット嫌いの我々ですが、今の時点では床板を新しく張り替えることは無理なので、仕方がありません、ひとまずカーペットを敷くことにします。
そして予算の計算が始まりました。
一階の床板の復活、階段の板磨き、二階の床板磨きと寝室&クローゼットのカーペットの張り替え、すべて入れて35万。
モントクレアの、高かったお店の、一階の床板の復活作業だけの料金です。
それでもわたし達にとってはなかなか痛い金額ですが、患者さんや生徒さん達の出入りが頻繁にある我が家です、これは必要な出資だ、と腹を決めました。
と、そこまではまあ良かったんですが……、
「でもねえ、ここまで古い床板だと、作業が延びる可能性もあるので、日曜の引っ越しは無理だと思いますよ」とキエ氏。絶句する我々。
「僕はいい仕事をしたいんですよ。焦って、なんらかの行程を手抜きしなければならないのはイヤだし、あなた達だってそんな仕事にお金を払いたくないでしょ」
「もちろん、我々は急かしたくないですよ」と旦那。
「せめて月曜まで待ってもらえれば、なんとかできると思います。できたら火曜、もっと欲を言えば水曜、がベストですね」
「わかりました。引っ越し業者には断りを入れます」
ということで、来週末の引っ越しはボツになりました。
でもまあ、こんなふうにはっきりと、無理は無理って言ってもらえる方がもちろん良かったです。
でも、引っ越しアルバイト価格のバーゲンは無くなるし、他に手伝いに来てくれる予定だった人達も、平日の引っ越しだと無理になるだろうし、
そしてここ、大家さんには半月分の家賃を払い、15日までは居させてもらえることになっていますが、それも数日延ばしてもらわないといけません。
ほんでもってちっちゃなことがもうひとつ。
ダリルから昨日、伴奏バイトを頼まれていて、たった2曲なんですが弾くことになっていました。それもかな~りヤバそうな気配……。
引き受けちゃったしなあ……どうしよう~……。
それにしても……昨日から始まった、歯医者100人分に相当するギュインギュイン騒音、今日は前と後ろで鳴り続けています。
スパニッシュのお兄ちゃん達、ふたりとも眉毛、髪をはじめ全身粉まみれ。だんだん「動く石膏像」みたいになってきました。
うちには空気清浄機が一台しかありません。あっちに持ってったりこっちに戻したり、なんともいえない一日になりそうです。
本当はその土地も含めて手に入れることができたら良かったのだけれど、土地代はともかく税金が高くて、毎月の支払いを考えると恐ろしくてできませんでした。
まあせめて、誰かさんが買ってしまうまでの間、窓から眺めて楽しませてもらおうと思っていましたが、やっぱり世の中、そう甘くはなかったようです。
願わくば、敷地ギリギリまでのどでかい家を建てたりしないように、もっと厚かましく願わくば、できたら庭をそのまんま残して、ただ楽しんでくれますように。
なぁ~んて、なにアホなこと言ってんでしょねまったく。
そんなんで、ブローカーさんが庭の手入れをするタイミングに合わせて、家の床をきれいにしてくれる業者さんに見積もってもらうことにしました。
その業者さんは、お向かえの家に住むロイから紹介してもらった男性です。ロイの家の床を見せてもらって、いい仕事をしてもらえそうなので決めました。
他にも数件、見積もりを出してもらったのですが、ちょっとびっくりするような料金だったので、ほぼ諦めかけていたのですが……。
家の中に入ってすぐに、「あ~こりゃ年代もんだな~」としみじみ言われてしまいました。そりゃまあ、百年ちょっと超えてますから。
実に渋い、実に古い床板を、どうやって復活させるか。唸りながら考えるキエ氏。
高くしないでね~まけてね~と、呪をかけながら見守るわたし達。
いろいろ計ったり、触ったりしながら、丹念にチェックを進める彼のあとをついていきました。
二階のカーペットを剥がすと、とても美しい床板が踊り場に現れましたが、3つの寝室はボツ!思いっきりボツ!
カーペット嫌いの我々ですが、今の時点では床板を新しく張り替えることは無理なので、仕方がありません、ひとまずカーペットを敷くことにします。
そして予算の計算が始まりました。
一階の床板の復活、階段の板磨き、二階の床板磨きと寝室&クローゼットのカーペットの張り替え、すべて入れて35万。
モントクレアの、高かったお店の、一階の床板の復活作業だけの料金です。
それでもわたし達にとってはなかなか痛い金額ですが、患者さんや生徒さん達の出入りが頻繁にある我が家です、これは必要な出資だ、と腹を決めました。
と、そこまではまあ良かったんですが……、
「でもねえ、ここまで古い床板だと、作業が延びる可能性もあるので、日曜の引っ越しは無理だと思いますよ」とキエ氏。絶句する我々。
「僕はいい仕事をしたいんですよ。焦って、なんらかの行程を手抜きしなければならないのはイヤだし、あなた達だってそんな仕事にお金を払いたくないでしょ」
「もちろん、我々は急かしたくないですよ」と旦那。
「せめて月曜まで待ってもらえれば、なんとかできると思います。できたら火曜、もっと欲を言えば水曜、がベストですね」
「わかりました。引っ越し業者には断りを入れます」
ということで、来週末の引っ越しはボツになりました。
でもまあ、こんなふうにはっきりと、無理は無理って言ってもらえる方がもちろん良かったです。
でも、引っ越しアルバイト価格のバーゲンは無くなるし、他に手伝いに来てくれる予定だった人達も、平日の引っ越しだと無理になるだろうし、
そしてここ、大家さんには半月分の家賃を払い、15日までは居させてもらえることになっていますが、それも数日延ばしてもらわないといけません。
ほんでもってちっちゃなことがもうひとつ。
ダリルから昨日、伴奏バイトを頼まれていて、たった2曲なんですが弾くことになっていました。それもかな~りヤバそうな気配……。
引き受けちゃったしなあ……どうしよう~……。
それにしても……昨日から始まった、歯医者100人分に相当するギュインギュイン騒音、今日は前と後ろで鳴り続けています。
スパニッシュのお兄ちゃん達、ふたりとも眉毛、髪をはじめ全身粉まみれ。だんだん「動く石膏像」みたいになってきました。
うちには空気清浄機が一台しかありません。あっちに持ってったりこっちに戻したり、なんともいえない一日になりそうです。