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ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

大切な人に伝えてください

2011年04月16日 | 日本とわたし
ころさんが、『静音の小径』というブログを紹介してくださっていました。
ここでは、3月11日の災害から以降の原発事故について、詳しい情報や状況が丁寧に記事となって掲載されています。

その中のひとつ、京都大学原子炉実験所 小出裕章氏による『最悪の「レベル7」引き上げの意味』についてのラジオインタビューや、


『原子力の専門家が原発に反対する訳』という講演を知ることができました。


この記事の中では、内閣府の原子力委員会が立ち上げたホームページに、原子力対策についての意見募集の案内が掲載されています。
どんなふうにでもいいから、ここにひとりでも多くの方々が、原子力対策についての意見を送ってくださることを願っています。

それからまた、東日本大震災で被災した学校に本を送ろう!と立ち上げられた『被災地の学校に本を送るムーミンの会』をご紹介します。

『3月11日から悲しい知らせが毎日届きます。
子どもたちはどうしているのでしょう。
学校はどうなっているのでしょう。
学校が再建されるまで、とても大変な道のりだと思います。

今わたしたちになにができるのか。
そして学校に絵本を送ろうと決めました。
絵本にはすばらしい力があります。
読む人に希望や笑顔をあたえてくれます。
生きるっていいなって思わせてくれます。
被災地の子どもたちがほほえむことをねがって、

絵本をおくる運動をします。
ご協力ください。
お家にある本などおくってください。

再開された学校に数十冊ずつおくります。
コツコツと長く続けていきたいと思います。
どんなにおそくなってもいいですから。
よろしくお願いいたします。

賛同人・ご一緒にやってくださる方 募集中!
 
『被災地の学校に本を送るムーミンの会』         

本の送り先  
340-0017
草加市吉川5-8-5
石岡洋子  
   
 



いろんな情報が飛び交っています。
テレビ、ラジオ、インターネット……。
いったいどれが真実に一番近いのか、いったい誰が本当のことを言っているのか、
それがわからないから、一番自分が信じたいものを信じる。
あるいは、そんなことを信じたくなんか全くないけれど、信じざるを得ないから仕方なく信じる。
そうやって自分を納得させて信じたとしても、だからどうすればいいのかを決めるのはまた次の大変なことになる。

日本の国民がそんなふうに、
ある人は妙に楽天家になり、
ある人は変に悲観論を口にするようになり、
ある人は頑なに同じことをくり返し言うようになり、
けれども心の奥底では、払拭できない薄いシミが少しずつ少しずつ広がってきている。

地震国日本に暮らす以上、天災は避けようの無い運命だとはわかっていても、
この、明らかに、あからさまに、奢りと油断と長年のいい加減さが招いた人災までをも、運命の仲間に入れるまでには寛容になれない。
当たり前です。
そんなものを運命などと思う必要なんて、ノミのクソほどもありません。
本当はどうなんだ、本当はどれほどヤバい状況になっているんだと、隠している連中の襟首を掴んで大声で聞き咎めたいほどなのに、
大手の新聞社やテレビが、責任と良心と誇りを捨てて、言われたままに、あるいは曲げられたままに伝わってくる数字や状況説明を、なんの疑いもなく垂れ流し、
ただちに◯◯はない。今はそれほど深刻ではない。と耳にタコができるほどに言い続けています。
放射線がただちに体に支障をきたすのは、爆弾や爆発の場合で、そんなものと比べて安心させられ続けている国民。
何年、あるいは何十年後に、じわじわと発症し、死を覚悟しなければならない老若男女であふれた時、その責任を誰がとるのでしょう?
今の政治家ではありません。
管氏も牧野氏も、それから谷垣氏も亀井氏も、もうとっくに奥に引っ込んでいて、責任を問われることもありません。
東電の社長も副社長も、それから他の役員も然り。
だからなんでも言えるのですね。

命をかけて国民を守る、なんて口先だけで言って、
本当に命をかけて事態をなんとか改善しようと格闘してくださっているのは、現場に居残り続けてくれている東電の社員さん達と、下請けの作業員さん達、それから援助に駆けつけてくださっているいろんな組織の方々、そして地元の方々だけです。
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どうでもいい数字の話

2011年04月16日 | ひとりごと
ふと、54才になった昨日思たことがある。
基本的には8才違いの我々やけど、春生まれのわたしは夏生まれの旦那より3ヶ月ほど早く誕生日が来るので、その3ヶ月間だけは9才違いになるのである。
あ、旦那は45才、わたしは54才。数字が真逆やん!すごいすごい!
しばらくそんなことで喜んだり興奮したり。
それからしばらくして、うんにゃ、これからでもこういう時があるんちゃうか?と、ハタと気がついた。

恐る恐る考えてみると、次のチャンスは65と56才。んでもって次は76と67才。んでんで次は87と78才、98と89才……まあこの辺でがまんしといたろ。
ほんでほんで、そのチャンスは11年毎にやってくる。
わたしの好きな番号が11!
これって単なる偶然やろか……多分単なる偶然やろ、うん。

などと、ほんまにどうでもええことでドキドキわくわくした午後。
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『カプリッチオ』とお寿司と天ぷらと

2011年04月15日 | 日本とわたし
旦那の両親が、誕生日の祝いに、お腹にお寿司と天ぷらを、心にオペラをご馳走してくれました。
「どこでもいいから、今回は誕生日だし、特別にアップスケールのお店を予約していいよ」と父から言ってもらい、
ほんじゃ~とばかりに『NOBU』なんかどうでっしゃろ?と息子である旦那に聞くと、
「あんなあ、なんぼアップスケールやからって、頼んでええとことあかんとこがあることぐらいわかるっしょ?」と、思いっきり呆れられ……(どんな嫁?)、
ほなまあ、我々にとってのアップスケール(お寿司のセットが20ドルってのが30ドルぐらいになるところ)を狙って探しました。
お店の名前は『寿司田』49ストリートの6アベニューと5アベニューの間の、こんなたっかいビルの一階にあります。


近くには、クリスマスの時期になると必ず家族連れでにぎわう、ラジオシティの劇場がありました。


あ~だこ~だと言いながら料理を注文し終えた頃、『NOBU』『MASA』に父が何回行ったことがあるのか、という話になり、案の定何回か行ったという答が返ってきて、「だからまうみも『NOBU』って言ってくるかと思ってた」と父……。
ピンポ~ン!大当たり!
けどな、あなたの息子がね、そんなド厚かましいって止めてんやん!と心の中で叫んでると、
「いや、実は、まうみは思いっきりそのつもりやってんけど、ボクが止めた」と自慢気な旦那。
「まあそりゃ、実際の話、ここだと私の方も助かるけどね」と父。
はい、すんません、反省します。
ところがところが、料理を注文するという時になって、ビールに冷酒、ほんでもって四段階の上から二番目の寿司を頼んだんは誰やねんっ!
おい、そこの息子っ!今日は誰の誕生日やねんっ!

わたしが旦那を一年かけて説得して、やっとこさ一緒になるところにまでこぎ着けた時、旦那の両親は54才なのでした。
とうとうわたしがその年になったんだなあ~と、時の流れをしみじみと感じながら飲む冷酒『男山』は、また格別の味がしました。

メトロポリタン劇場までの途中に、父がマンハッタンに来るとよく行く、ザ・タイム・ワーナー・センターというビルの中のホール・フーズをちょいと見学。


エスカレーターを降りて行くと、入り口があります。
歩きながら撮ったのでピンぼけですが、『ようこそ』と日本語で書かれていました。


おんなじホール・フーズでも、我々が行く町のちっちゃなのとはかなり雰囲気がちゃいました。多分値段もちゃうやろなあ~。

久しぶりだわ~メトちゃん!


今日のお席は、もしうちが自腹を切って行くとしたら、家族4人の合計でも絶対に払いたくない金額が、たった1人分のチケットにくっきり打ち込まれていました。
父よ、ほんっとにありがとうございます!


今夜のオペラは『カプリッチオ』。
R・シュトラウスの最晩年、78歳の頃(1942年)に作曲された最後のオペラです。
彼が、自身の芸術的な『遺書』と評した作品なのだそうです。
オペラというよりは、ああだこうだと論議する大人達の言葉に、メロディとハーモニーがつけられた、みたいな感じ。
そして、舞台上の6人の大人達が論議するテーマは、オペラにおいて、音楽と詩のどちらが優先されるべきか、というもの。
甲乙つけがたい、どちらもそれぞれに魅力があり、大切で、かけがえのないものですが、
ひとりの美しい未亡人に恋をする、音楽(音楽家)と詩(詩人)のふたりの青年が、「僕たちのうちからひとりを選んでくれなきゃ困る」と、熱烈に求愛していることと絡めて、さあどっち?という話を延々と繰り広げていくのです。
だから言葉が多いったらありません。
ずっと出ずっぱりのソプラノ歌手ルネ・フレミングさん、シンプルなアリアも無いし、オケの音楽もとても繊細に、かつ大胆に、複数のメロディやリズムを織り込みながらいろんな方向にどんどん流れていくし、
おまけに出演者が各々好きなように歌ったり演技したり、これまたあちらこちらで同時に違う演技が進んでいったりして、
なので、よくもまあ覚えられたものだと、そんなしょーもないことで感心すんな!って叱られそうなんですが、感心しながら聞いていました。
 
そんなわけで、休憩なし、全曲約2時間20分の作品だったのですが、全く退屈しませんでした。
オケの扱いも大編成の割には室内楽風でかなり地味。でも、後半に進むに従って、じわじわと響きを深めていき、気がつくとぐいぐい引き込まれていました。
そして劇自体の意味合いも。途中あちこちにコミカルな要素をキラキラと光らせながら、気がつくと自分も、オペラによるオペラ論の輪の中にすっかり入っているのでした。
でも、基本的に地味なのは苦手なアメリカン。なので、メトでも長らく上演されず、初演は何と1998年だったそうです! 
今回は初演以来の上演で、本日でやっとこさまだ両手で数えられるぐらいです。

このオペラの中心となる伯爵夫人役、メト初演時はキリ・テ・カナワが演じましたが、今回はルネ・フレミング。
父は彼女にぞっこんなのです。まあ、彼女に惚れないオペラ好きさんはいないでしょうが……。
今回の、しゃべりまくっているような曲想が、彼女に合っているかどうかは、オペラに詳しくないわたしにはわからないけれど、特に最後の聞かせどころのモノローグの、ピアニッシモのハイトーンは鳥肌ものでした。
カーテンコールで「ブラボー!」の合唱を受けるフレミングさん。



ごつんごつんと、大きな贈り物を両親からいただいて、心もお腹もすっかり満腹。
拓人は仕事場からチャットで、夜には電話でお祝いを言ってくれました。
明後日の日曜日に、行きつけの焼き肉屋さんでおごってくれるのだそうです。かたじけない!
旦那は朝早くからパン屋さんに行き、わたしの一番のお気に入りのレーズン&ウォールナッツパンの焼きたてと花、そしてアーモンドチョコをふたつ(←誕生日出血大サービス!)を買ってきてくれました。
恭平は……「あ、今日は誕生日でした……っけね……でしたね……ははは……」げんこつかましたりました。


今年も元気に無事に、54回目の誕生日を迎えることができました。
家族と友と天に感謝!


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米国ご近所さんの春事情

2011年04月14日 | 米国○○事情
ずっと枝と幹だけだった木に、ちょろちょろと黄緑色の芽が見え始める時が好き。


毎年必ず、指きりもしていないのに、地面からスルスルと葉を伸ばし、にぎやかに咲いてくれるラッパ水仙が好き。


春の色御三家。


ソメイヨシノだってほら。


そしてやっぱり主役はポンちゃん。


大変な思いをした後だからか、いつもより嬉しそう。


明日の誕生日には、本当に満開だね。がんばってくれてありがとね。
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やれやれやっと晴れた!

2011年04月14日 | ひとりごと
まだ気温は10℃ちょっとですが、久しぶりに晴れました。
玄関ホールで太極拳をしていた旦那が、「めっちゃきれいな日やで~」と言いながら部屋に入ってきたので、
わたしもほんじゃ~とばかりに、カメラを手に外に出ました。

ピンキー&ポールの家のフェンスでちょいと休憩中。


プールの縁ではこのおふた方が。


この夫婦、ここのプールがお気に入りで、いつも気持ち良さげに仲良く泳いでいます。
今日からこの夫婦を、ピンキー&ポールと呼ばせてもらうことにしました。

「かあちゃん、わたし、がんばったでしょ!きれいでしょ!」


チューリップも、全部ではないけれど、バンサイしながらちっちゃなつぼみをつけてくれました。


この木のどこかで、きつつきさんがコンコンコンコンと仕事をしています。お~い、どこや~?


おまけ……春の愁い……。
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どさくさ紛れの『ネット規制強化法案』

2011年04月13日 | 日本とわたし
孫正義さんの、4月9日からストライキに入る11日までの、Twitterでのつぶやき。


『4月11日分』

1. I will stop my tweet for next 3days. Japanese government has passed the law to damage freedom of speech over internet.

2. 本件に抗議して、今から3日間tweetやめます。ハンガーストライキみたいなもんです。→「ネット規制強化法案」を閣議決定 4/11

3. I will stop my tweet for next 3days. Today, Japanese government has passed the law to stop freedom of speech over internet.

4. 皆さんどう思いますか?!「ネット規制強化法案」を閣議決定

5. 私なんて間違えてデマRTした事何度もある。これからは、確認取るのも大変?!これから何回逮捕されるのか?!確証ない時は毎回?!?!?!?! 「ネット規制強化法案」を閣議決定

6. 御用学者等が流した「安全」デマなどは誰が…?!火事場泥棒。言論の自由への挑戦。情報暗黒内閣の正体露に。⇒菅政権、震災のドサクサの中で「ネット規制強化法案」を閣議決定

7. やっと 政府が福島・飯舘村に全員避難を要請1カ月以内。学校も現地では休校。良かった。

8. 今日も何度か地震があったなあ。しかも、段々関東に近寄って来てる気がする。原発もいっこうにおさまらない。一体全体これからどうなるんだろう。やな予感がする。


『4月10日分』

9. がおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぉん!  

10. 検索ヒットしましたよ。何故検索ノーヒット?!今東京で反原発デモ中だそうで。ネットでは検索ノーヒット。ヤフーも検索にひっかかりませんが  

11. どう思いますか?!  

12. 何故検索ノーヒット?! 今東京で反原発デモ中だそうで。ネットでは検索ノーヒット。ヤフーも検索にひっかかりませんが@iwakamiyasumiさんのUstream生中継で関西でも知りました。 

13. どう思いますか?! NHKのニュース。児童の被曝量は一時間あたり10マイクロを下回れば良しとしてるようです。子供って何時間学校に居るんでしたっけ。 

14. この怒りを何処に持って行けばいいのだろ?! 子供の年間被ばく線量20msVへ引上げ  

15. この事が最も許せない!! 決めた方々は、公開審議会をして欲しい!! 子供の年間被ばく線量20msVへ引上げ  

16. 勿論これは言い過ぎですが、そのくらい怒り爆発!! 当然‼ タービン建屋へ‼ 電力会社の本社も原発近くに置くべきだと思う。 
 
17. 現在の福島では無理でしょうが、他の原発が安全だと言っておられる各電力会社は、原発そばに自らのあらゆる施設等を設置出来るはず。多分冗談だろうけど、社長の発言が2ちゃんねるレベルになっている件。 

18. 当然‼ タービン建屋へ‼ 電力会社の本社も原発近くに置くべきだと思う。官房長官の定例会見、原子力安全委員会や保安院の定期会合を21kmの地点で行うべき。 

19. ワシの怒髪天を衝く‼  

20. 誰が何の根拠で引き上げ正当化?怒り爆発‼ これも読んでみてください。>---子どもが年間20シーベルトって? 


『4月9日分』

21. 官房長官の定例会見、原子力安全委員会や保安院の定期会合を21kmの地点で行うべき。少なくとも「自主避難」等を明確な避難命令に変更するまでは。 

22.「自主避難」は、明確な「避難命令」に即効変更すべき。今、専門技術者でない政治家が成せる確実な人道的貢献。 

23.同意‼ 大人は「今子ども達ができることは、未来の為に勉強することだ」と言うが、大人が今するべきことは、30年後、100年後の子ども達の為に、今を改めることだ。 

24.えっ⁉ 子供の年間被ばく線量20msVへ引き上げ?!  

25. 線量の高い飯舘村。民家の中で小さな子ども達がニコニコ笑ってカメラを迎えショックだった。「子どもがとても心配、出来れば移住したいけれど生活が……」と、涙をぽろぽろこぼしながら話す母親の姿が頭から離れない  

26. 新しいエネルギー政策について、国と国民が一緒に議論するべき~飯田哲也×小林武史(4)   

27. 原発は、最も高コストな発電になった。もはや3倍でも受ける保険会社はないでしょう。原発にマトモな無限責任の保険をかけたら電気代は三倍というフランスの試算。 これが真の原発コスト。 

28. 素晴らしい。HELP! 仙台の高校生が避難所を聞き取り調査。不足している物資の情報をネット上の地図に掲載し……必要物資・支援要求マップ。 


原発施設の廃止に向けての、わたし達の願いを束ねて、彼に委ねることができるだろうか……。


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米国NOT GUILTY!事情

2011年04月13日 | 米国○○事情
「あのぉ~おかあさま、Not guilty 言うだけやったら、別に法廷なんかに行かんでも、メールで言えるんですけど……かなりの時間の浪費かと思われますが……」

くぅぅぅ~……息子よ、そぉ~ゆぅ~ことはもっと早よに言うてくれ!

というわけで、旦那とわたしは今朝、まるで必要の無いことのために、印象の良さそうな衣装を選び、胸をドキドキなんかさせちゃって、1時間半あまりの時間の無駄遣いをしたのであった。

昨日の夜中は、めちゃくちゃシビアな雷と風雨に見舞われ、咲き出した春の花は容赦なくバチバチと打たれた。
ポンちゃんのことが心配でたまらなかった。
朝起きて、彼女の様子を見るのが恐かった。


やっぱり、こんなふうに落とされた花もあったけど、びしょびしょになりながらもまだ頑張っている。


すごいぞポンちゃん!

ピンキーとポールが暮らしていた家の庭の、それはそれは年老いた桜も今が満開。

 
あのふたりは今頃、どこで楽しくやっているのだろう。


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もうやめませんか原子力

2011年04月13日 | 日本とわたし
『大津浪記念碑』
 
高き住居は児孫の和楽/想(おも)へ惨禍の大津浪/此処(ここ)より下に家を建てるな/明治二十九年にも、昭和八年にも津浪は此処まで来て/は全滅し、生存者僅(わず)かに前に二人、後に四人のみ/幾歳(いくとし)経るとも要心あれ


先人の警告を刻んだ石碑が立つ宮古市重茂の姉吉地区(11世帯、約40人)。
沿岸部の家々が津波で押し流された宮古市で、ここは建物被害が1軒もなかった。
海抜約60メートルの地点に建立された石碑の教えを守り続けてきた住民は、あらためて教訓の重さを胸に刻んでいる。
 
姉吉地区は、明治三陸大津波(1896年)で60人以上が死亡し、生存者は2人だけ。
昭和三陸津波(1933年)では100人以上が犠牲になり、生き残ったのは4人。
2度とも壊滅的な被害に遭った。
石碑は昭和三陸津波の後、住民の浄財によって建てられた。
 
自治会長の木村民茂さん(64)は「2度も津波で全滅に近い被害を受けており、姉吉の危機意識は強い」と説明する。
住民らは昭和三陸津波から50年目に漁港に観音像も建立。
毎年6月に供養の法会を営み、惨禍と教訓を継承してきたという。
木村さんの気掛かりは現在の行方不明の親子4人だ。隣の地区の学校に子どもを迎えに行ったまま安否が分からない。
「家は無事でも人が犠牲になっては…」と無念そうな木村さん。
「人は自然に勝てない。これからも津波の恐ろしさを伝え続けないといけない」と話している。

以上、河北新報の記事より転載させていただきました。



『此処より下に家を建てるな』
この教えを真摯に受け取り、守り続けてきた姉吉地区の住民の皆さんから学べることはなんだろうか。

自然を侮らず、奢りを持たず、ともに共存していけるよう知恵を絞り、要心を忘れず、先人の教えを尊ぶ。
自然の猛威の前にした時、人間の考える想定など、クソの中のクソなのだ。
そんなクソの想定に基づいて安全を妄信している連中が建て増し続けた原子力発電所。
猛烈に恐ろしいゴミを出し続け、それの処置に途方も無い時間と費用と危険が要ることを承知で、地中や水中に埋め込む連中。
変動が激しい地殻の上に浮かぶ日本島。

『この島に原子力発電所を建てるな』

これが子孫に伝えるべき言葉だ。
この言葉を刻んだ巨大な碑を、日本の各町、各村に建てよう!

もうやめようよ原子力。ほんとにもうやめませんか。

 

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米国交通裁判事情

2011年04月13日 | 米国○○事情
今朝から、交通裁判所に行ってきた。
もうこれで3回目。
アメリカに引っ越してきて11年。その間に3回、出頭してるってのは多いん?少ないん?
前の2回は、どっちも駐車違反チケットで、確かにちゃんとコインを入れたのに機械が反応してなかったとか、まあ、そんな感じの軽いやつ。
なので、裁判所に出頭し、長々と自分の番を待って、裁判官の前で宣誓してから「わたしはなにも違反をしてません」と言ってその理由を説明したら、その場で即、違反を取り消してもらえた。

けれども、今回のはちょっとワケが違う。
わたしがもらった違反チケットは『危険運転』。
わたしに違反チケットを切った警察官と闘わなければ、無罪を認めてもらうわけにはいかない。
そこで、裁判所で述べるべき言葉を、ベテラン?の恭平から教えてもらったり、旦那の助けを借りて文章にし、それをプリントアウトした用紙を握りしめて出頭した。
今回は旦那も付き添ってくれた。
わたしが言葉に詰まったり、法律用語を理解できなかったり誤解したりした時のために、一緒に立ってくれることになった。

今日の裁判官は初めての白人。
けれども穏やかな感じの人で、イヤな威圧感も無い。
もちろん、話の成り行き次第では、途端に顔つきが険しくなり、厳しく諭したりもするが……。
裁判が始まる前に、開廷するにあたっての注意事項や、簡単な例を説明してくれたのだけど、『危険運転』の罰金を聞いて仰天!
200ドルの罰金と裁判費、それに州からの追加罰金が200ドルで、合計500ドル近くにもなる。
冗談ちゃいまっせ~!

左折して通りに入ったところ、対向車線にある家のドライブウェイからバックで道に出ようとしている工事車のバンを見つけた。
曲がった直後だったから、わたしの車のスピードはそれほど出ていない。
その工事車の動向を注視していたので、さらにスピードは落ちた。
けれども、その車のブレーキランプがついたので、停止するのだと判断し、わたしは走行を続けた。
ところが彼もバックをし続け、その結果、わたしの車の横っ腹に当たり、けれども当たりがそれほど強くなかった(もちろんわたしの首はガクンとなったけれど)ので、どちらの車体にも傷がつかず、わたしも別にどこかを切ったというような傷も負わなかった。
当てた車は大きな工事用のバンで、バンパーも頑丈。わたしの車も車体がとても頑丈。
けれども、だからといって、なにもなかったでは済ませたくなかった。
数ヶ月前に同じような状況の事故に遭い、当てた本人から「別にお互いの車に傷がつかなかったし、あなたも大丈夫そうだし、無かったことにしてよ」と言われ、相手の連絡先も聞けないままに渋々そうしたら、1週間も経たないうちに首が痛くてたまらなくなったからだ。
なので、今回はとにかく、相手の名前と連絡先を聞きたかった。
それで、「ボクはぶつけてない」と主張する彼を引き止めて、近くに居た警察官に話を聞いてもらい、事故のリポートを書いてもらった結果がコレなのだった。

いったいわたしの運転のどこが、危険運転に相当するのだろうか?
とにかく話を聞いてもらい、裁判官に判断を仰ぐしかない。
ということで、かなり緊張しながら出廷した。
裁判を受ける前に、点数や罰金である程度の交渉ができるのだけど、今回の件に限っては交渉以前の問題なのだから無用です、と答えた。
わたしの番になり、弁護士に頼らず自分で弁護をすると宣言した後、裁判官に「あなたは罪を認めますか?それとも認めませんか?」と聞かれ、「認めません」とはっきり答えた。
「じゃあ、あなたは担当の警察官を相手にもう一度法廷で審議する必要があります。5月4日、もう一度出直してくるように」

うぅ~ん……弁護士無しで闘えるかどうか、それをよく考えなければ。
でも、弁護士を雇う方が出費が多くなるに決まってる。
それにしても、なんでこんなことで悩まなければならないのか……そこんとこが意味不明なのである。




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石巻の避難所で救援活動にあたっている医師からの警告

2011年04月12日 | 日本とわたし
ジャーナリストの木下黄太さんのブログ『福島第一原発を考えます』より。
石巻の避難所で救援活動にあたっている医師からの警告の記事を転載させていただきます。

かわちゃんから教えてもらい、晩ご飯を食べた後から読み始めて、まだずっと読み続けています。
避難所の内情は、やはり甘くはない。
日が経つに従って、問題は次々と姿を変え、せっかく助かった命でさえ、容赦なく奪い取っていくのです。
今までの知識や経験があまり役に立たない今回の災害に対して、
行政も、そして一般の我々も、つまらない規制や法律や手続きを度返しした、体当たりの行動と、柔軟なアイディアを生み出す頭脳が必要なんじゃないでしょうか。
とても広い範囲に散らばってしまっている被害者の方々を、全国からのボランティアが一対一でお世話できたり、
避難場所も、全国の家庭をホームステイ先の候補に上げ、家族毎に滞在先を斡旋したり、
日本の政治家が、どんなに頼りにならないか、わたし達はもう、イヤというほど見てきたではありませんか?


実はここ数日、内部被曝の実情や、原発で本当に何が起こっているのかについて、わざと少し気をそらしていました。
けれども今、なんとなく最近の新聞報道から思い込まされていた原発事故現場の『安定感』に、一気にパキパキと亀裂が入る音が聞こえてきました。

少し前にアメリカから送り込まれた、核戦争で現場に飛ぶ化学兵器・生物兵器・核兵器・CBRNE兵器処理の特殊部隊「米海兵隊化学生物兵器事態対応部隊の人達。
彼らは、飛行機7機に車両32台(成分分析が素早くできる移動式ラボなど)と山のようなハイテク機器を積んで、2日より総勢145人が来日中で、海外派遣任務は今回が初めて。
「我々がここにいるのは、自衛隊に支援・助言を行い、何か本当に本当にひどいことが起こった場合、迅速対処できるように考えてのことです。どの指標を見ても、そんな事態は起こりそうもないのですが、我々がここにいて無駄足に終わる方が、我々の手が必要なのにそばにいないよりマシですからね」などとインタビューに答えていたようです。
そんな彼らが、無期限で横田基地に待機している。
木下さんのブログのコメント欄から、このことも思い出させてもらいました。


さて、最近、今回の地震と津波のこと、更には原発事故のことまで、2月の中旬に事細かに予言していたと言われている女性のブログを読みました。
いろんな意見があるとは思うけれど、今回のような想像を超える大きな災害を目の当たりにした今、日本の問題というより、地球規模の問題と捉えるべきではないかと思い始めていたので、以下の文章(彼女に話しかけてくる声の主による言葉)には納得がいきました。

『あなた方は地球の表面をどの様に思っていますか?
日本だけを見ていては答は見付かりません。
太平洋で起きる地震は太平洋全域の問題なのです。
千島・カムチャッカ海溝・日本海溝・伊豆小笠原海溝・マリアナ海溝が動き始めたのです。
今回の大地震は、ウミネコも繁殖地をなくしました。
ウミネコが姿を消すと周辺の生態系も変わります。
大変な時期である事は分かりますが、人間だけが地球で生きているのではありません。
ウミネコの事すらも考えられない人間だからこそ災害が拡大しているのです』

彼女の予見の中には、事細かな地名が次々に上がり、航空写真にくっきりと線が引かれ、とても恐ろしくて読めたもんではありません。
そしてもちろん、彼女の予見が必ず現実に起こる得るのかどうか、それも全くわかりません。
彼女はまた、こんなことも聞いたと言っています。
『これからの地球復興を考える時に一番重要に考えるテーマは、地球が巨大な磁石である事を忘れてはいけないということ。
そして、地球には電離層と云われる自然界が作り出した電気の世界があるので、この事もよく考慮するように』
 
地球のあちこちで起こっている、今までには考えられなかった災害は、この地球が、今の今まで、横柄に、無謀に、やりたい放題をし続けてきた人間への、警告のように思えてなりません。
もちろんこの地球上には、自然を敬い、自然とともに暮らす人達もたくさんいます。
でも、全体からみればほんの一握りの、傲慢で欲深く、畏れを知らない人間達による環境破壊や自然蔑視が、地球をどんどん追い込んでいったのかもしれません。
そしてその、破壊や蔑視を、まるで他人事のように見ないふりして、便利で快適という暮らしを享受してきたわたし達もまた、地球からすると憎むべき存在なのかもしれません。
人生の半分以上を生き終えた大人の地球人として、体も心も張って、地球のことを考えないと、もう間に合わない時が来たのかもしれません。
東北の復興はもしかしたら、地球の復興への序章なのかもしれません。
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