中山記念(G2)で7着となったパンサラッサの関係者コメントです。
◇三浦騎手のコメント 「ゲートで躓いたのが悔やまれます。今日はそれがすべてでした。後ろからのレースでも対応はしてくれているのですが、いつものように前の位置でレースができていれば結果はまた違ったと思います。すみませんでした」
◇矢作調教師のコメント 「ゲートがすべてでしたね。逃げ馬の後ろからをイメージしていましたので、まさかという展開になってしまいました。好位からの競馬であれば、このメンバーでも掲示板はあったのではないでしょうか」
◆クラブのコメント 「やむなく中団からの追走、加えて速い流れの高速決着を考えればよく頑張ってくれていますが、前目から渋太く粘り込む競馬が身上なだけに、スタートで後手を踏む格好になったのは大きな痛手でした。なお、「ひとまず上がりに問題はなく、このあとは島上牧場へ直接放牧に出し、火曜日にチャンピオンヒルズへ。あくまでも馬の状態と相談しながらにはなるものの、賞金加算を意識して4月18日福島11R 福島民報杯(L・芝2000m)への出走も検討」(師)していく予定になっています」
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今日は三浦騎手、矢作先生が仰る通り、スタートで躓いて後手を引いたのが全てです。。三浦騎手は謝ってくれていますが、あんなものはどうにもならない範囲ですから、また次の機会に頑張ってもらえればOKです。(関東出走の時にはお世話になる可能性がありますからね(^^ゞ)
それから矢作先生の「掲示板はあったのでは」とのコメント。タラレバを言えばそれも全くその通りで、今日の上位3頭はなかなか強い競馬をしたものの、正直、4着のゴーフォザサミットよりは前にいたんじゃないかと思います。開幕週の高速馬場は決して『合う条件』ではなかったですが、それなりに時計勝負にも対応できるようになったのは、きっと今後にプラスに働くと思います。
その『今後』については、島上牧場→チャンピオンヒルズで調整をしたあと、4/18福島民報杯に向かう案が有力のようです。これまで福島記念、小倉大賞典とドゥオーモ先輩との直接対決は結局実現していませんが、路線被りにも三度目の正直があるとすれば…。果たしてどういう決着になるのか、複雑な気持ちがないとは言いませんが、今からとても楽しみです!
中山11R 中山記念(G2)に出走したパンサラッサは7着でした。
【レース内容】ややアオリ気味にゲートを出た直後に躓き後方へ。番手を取りに行く作戦が根底から崩れてしまいました。三浦騎手が何とか立て直して中団からレースを進めましたが、この時点でパンサラッサが勝つ道筋は途絶えてしまった感じです。その後は3角から押し上げてのロングスパート、直線でも必死に脚を伸ばしましたが前も止まらず、残念ながら7着での入線となりました。
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痛恨!痛恨過ぎるっ!(/へ\*)))
ああいう出遅れは誰の所為でもないのですが、それだけに残念で仕方がありません。中2週で長距離輸送を挟んだにもかかわらず、プラス2の470kgと調整もすごく上手くいったと思いますし、実際、馬体は非常に良く見えましたから…。いやぁ、ここでそれが出ちゃうのかぁ…という感じです(^^;)
まあ、タラレバを言っても始まりませんので、こういうレースはさっぱり忘れてしまうに限ります。道中の走りも最後の頑張りも決して悪くは無かったですし、スタートさえマトモならもっと良いレースになっていたのは間違いないですから… って、これがタラレバというヤツでしたね。。
うーむ、関門橋Sで最後に差されたこと、小倉大賞典を除外になったこと、そして今日の出遅れ躓き…。何となくパンサラッサの運気が下降気味のようなので、このあとはどうしていきますかね。。もちろん、レース後の状態次第ではありますが、このまま続戦していくのか少し休むのか、以前矢作先生が仰っていた距離短縮を考えるのかも含めて、いろいろな選択肢がありそうです。
個人的には今夜はヤケ酒することにしますが、矢作先生にもう一度作戦を考えて頂く前提で、次こそは美味しいお酒が飲めると信じることにしておきます!(何と言うワガママ…(^^ゞ)
**2021/2/28中山11R 中山記念(G2/芝1800)・良**
小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)で13着となったリナーシェの関係者コメントです。
◇武幸調教師のコメント 「放牧を挟み成長を促してのレースでしたが、もうひとつ体が増えてくれず、輸送もあってマイナス体重での出走になりました。順調に本数を重ねて状態は悪くなかったのですが…。もう少し大きくなって欲しいところです」
◆クラブのコメント 「短距離を使っていたこともあり、無理なくポジションを取れましたが、本馬の走法や現時点における体力面、本日のレースぶりなどを見ますと、この距離は少し長いのかもしれません。なお、このあとは、安定した出走機会の確保を図るべく、3月1日付で新規開業を迎える栗東・四位洋文厩舎に転厩する方向で調整を進めていくことになりました。環境の変化が良い刺激となり、今後の進展につながることを期待したいと思います」
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幸四郎先生の「もう少し大きくなって欲しい」は全くその通りなのですが、神さまにお願いして大きくなるなら苦労はないわけでして…。もっとビッシリ鍛えたい状況の中で、今までいろいろとご苦労があったとは思いますが、『現状では打つ手なし』という雰囲気が伝わってきたのは(致し方ないですが)少し残念です。
そして、今日のレース前からその状況はクラブと共有されていて、『もしも結果が出なければ転厩』が既定路線になっていたようです。このまま武幸厩舎にいても出走機会の確保が難しいとの理由により、新規開業の栗東・四位洋文厩舎で心機一転を図ることになりました。
確かに現状の進め方には手詰まり感がありましたし、コンスタントにレース出走を重ねて前進を図る作戦がとりにくいとなれば、このタイミングでの転厩は前向きな判断と捉えたいです。四位調教師には(クレッシェンドラヴをはじめ)騎手時代にたくさんお世話になりましたし、特別な才能を持った方という印象があります。そんなフレッシュな調教師のもと、新規開業厩舎で新たなスタートを切るのは悪くない話だと思います。
武幸四郎先生と厩舎の皆さんには、今まで精一杯の仕事をして頂きありがとうございました。残念ながら良い結果を出すには至らず転厩することになりましたが、リナーシェの挑戦はまだ続きますので、できる範囲で引き続き応援、見守って頂ければと思いますm(_ _)m
小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)に出走したリナーシェは13着でした。
【レース内容】ポンとスタートを切って先行態勢、4~5番手で1コーナーへ。向こう正面に入るあたりで外から2頭が上がっていきましたが、無難にやり過ごして折り合いに専念。そのあたりまではとても上手に走れていたと思います。ところが3角手前で早くも手応えが怪しくなり、周囲のペースについていけなくなったところで万事休す。。当然、これまでのレースで見せていた末脚も不発に終わり、13着での入線となりました。
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スタミナ不足が露呈しちゃいました(^^;)
スタートから向こう正面の中ほどまでは、『これで最後まで持てば馬券圏内もあるか…』と思ったのですが、さすがにそんなに甘くはありませんでした。
馬体重マイナス6kgを小倉への輸送があった分とすれば、ほぼ前走までと同じような身体つき。パドックの印象として、それほど小さく感じなかったのは、比較的小柄な馬が多い牝馬限定戦だったからかもしれません。雰囲気はある馬なので、鍛えて中身を充実されることができれば良いのですが…。
今日のテーマだった距離延長については、前半で無理なく前につけた部分は本当に狙い通りだったと思います。いや、今日はスタートがばっちり決まったので、思った以上の好位置がとれたと言っても良いでしょう。後半戦早々にバテてしまったので、チャレンジが成功だったかどうかは微妙ですが、結果的には本格的に鍛えていない中での2000m戦が少し可哀相だったのかもしれません。
そうですねぇ、引き続き馬体重を気にしながらの調整で短めの距離を使っていくのか、あえて300kg台での出走も辞さずに追い込むトレーニングを課していくのか、はたまた時間切れ覚悟で成長促進をメインに考えるのか。。今後の作戦が難しくなる一戦になってしまったかもしれません。
そのあたりについては関係者コメント待ちになりますが、簡単に結論が出る話でもないでしょうから、とりあえず栗東に戻り、無事確認とレース後のケアをお願いしたいと思いますm(_ _)m
**2021/2/28小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)・良**
ステラリード’20
◇牡1歳 鹿毛 2020.02.24生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:モーリス 母:ステラリード (母父:スペシャルウィーク)
◇栗東・矢作芳人厩舎
◇募集総額 3,900万円 / 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:CT型
◇Point!:半姉に秋華賞4着パラスアテナ、全兄にオープン馬カイザーノヴァがいる信頼の血脈。繁殖牝馬としてのポテンシャルを存分に発揮し始めた母の底知れない魅力、さらにはモーリスとの相性の良さもあり、ミドルサイズの垢抜けた馬体は理想的なバランスと骨格、肉付きを誇っている。誕生から現在に至るまでの成長度、引き手から伝わってくる力強さ、前向きな気性など、あらゆる点において高い水準に達している本馬。姉兄に続き、芝のマイルから中距離あたりの大舞台を意識したい。
◇最新近況(2021/2/26):北海道・新ひだか町の木村秀則牧場在厩。おもに昼夜放牧により管理されています。
「母ステラリードの仔たちはみんな個性が異なりますが、どんどんクオリティが上がっている印象を受けますね。当歳時の募集本馬には脚長の印象がありましたが、月日の経過とともにしっかりし始め、バランスの良い馬へと変貌を遂げてくれています。全兄カイザーノヴァの同時期よりも背丈はやや低め。放牧地では群れの中心におり、まずは誰かを向かわせ、後からオイシイところを持っていくようなタイプでしょうか。それでもやられそうになれば反撃しますし、相手が隙を見せれば噛みついたりもします。矢作調教師にはカイザーノヴァがデビューする前から何度も見てもらっていますし、評価して頂いている一頭。血統面を抜きに考えても楽しみな存在です」(木村担当)
◇最新動画&写真(2021/2/12撮影)
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私はすでにステラリード’20への出資を決めていますので、この近況も出資者目線で読んでしまいます。万が一にもこれで出資できなかったら目も当てられませんので、申込み受付開始直後のトラブルだけは無いように、そして、あまり申込みが集中せずに、初日、二日目の申し込み分ぐらいは普通に出資が叶う事を祈ります。(3000口募集だし、ミスペンバリー’19ほどの申し込み殺到にはならない気がしますけど…どうでしょう(^^;))
それはさて置き、募集時のPOINT!に木村さんの「全兄カイザーノヴァの同時期よりも背丈はやや低め」との情報を重ねると、大体450kgくらいでデビューをするイメージでしょうか。今にして思えば、カイザーノヴァももう少し大きくなると思っていたのですが、ステラ仔は母同様に増えそうで増えないところがあるんですよね。(その点、すでに500kgを超えている19年産は異色の存在)
また、「当歳時の募集本馬には脚長の印象がありましたが、月日の経過とともに…」との話について、カイザーノヴァも同様だった印象なので過去記事を探してみたところ、『【ステラリード'18】雄大な馬体、威圧感ある歩き』、『2019/6月 北海道牧場見学報告 ~2018年産馬編(3)~』あたりにそんなことを書いていました。ステラリード×モーリスの組み合わせは、『最初はスラッとしていても、成長とともにモーリスらしさが出てくる』というプロセスをたどるのかもしれませんね。
ちなみに気性や走法については、カイザーノヴァはステラリードらしさを感じさせるタイプです。父のモーリスは2歳リーディング3位、新種牡馬リーディング2位の割りには相応の評価をされていない面がありますが、気が勝っていて仕上り早のステラリードとのイイとこ取りで、早い時期から成長が持続し、長く活躍するタイプになると嬉しいです。もちろんカイザーノヴァにも19、20年産にもそういう期待をしたいです。
ところで、広尾TC公式のRacing Salonに、14周年記念募集にあわせた矢作先生のインタビュー記事が掲載されています。当然ながら販促企画なので、矢作先生のリップサービス込みではありますが、3頭続けてステラ仔を預かるからこその内容も載っていますので、興味のある方はチェックすることをオススメします。(一部抜粋して下に貼っておきます。あと、インタビュアーの麗さんご結婚おめでとうございます!(^^))
Online Racing Salon Vol. 12 Hiroo no Reiwa 矢作芳人調教師及び矢作麗さんと共に
【第一印象、馬体について】 全兄とロードカナロアの半兄 (ステラリード’19) もウチでやらせてもらっているので、比較するのであれば、一番バランスの取れた馬かな。雰囲気良かったと思うし、バランスも整っていたね。トモのボリュームもあり、骨量も問題なく、上腕にもしっかりと筋肉がついていたよ。
【カイザーノヴァとの比較は?】 クビが高い走法なのが兄ですが、G1で33秒台で上がってこれるだけの能力があるので今後も楽しみ。その全弟なので、早目から矯正すべきところを矯正して兄を超えてもらいたい。
【北海道デビュー?】 この血統のクセを理解出来ているところはプラスに働くと思うので、もちろん早いデビューを目指す。とにかくカイザーノヴァは背中がいいし、獣医も心臓もいいというので全弟もそうだと思う。
【モーリス産駒の距離適性は?】 母との配合的なところをみないといけないと思うけど、奥は深いかもしれない。カイザーノヴァも最初は1200を使ったけど、それは適正距離ではなく、メンタルが若く集中力が続かないと思って使ったからね。それでも1200、1500と勝つわけだから、絶対能力は高いと思う。
【ステラリード’20のセールスポイント】 全兄のカイザーノヴァがG1出走までいったこの配合と馬体の良さ。