**2021/2/28中山11R 中山記念(G2/芝1800)15:45発走**
◎ パンサラッサ
○ バビット
▲ ヒシイグアス
△ トーセンスーリヤ
△ ウインイクシード
△ クラージュゲリエ
△ ケイデンスコール
パンサラッサは7枠12番になりました。正直、今回こそは内枠希望でしたし、せめて逃げ主張の強敵バビットより内側が良かったのですが、こればかりは運天なので仕方がありません。まあ、パンサラッサは(矢作先生が公言している通り)バビットの後ろでレースを進める作戦ですから、すんなり番手がとれるよう祈るのみです。
ただ、多少気になるのは1枠に入ったトーセンスーリヤ、コズモカレンドゥラと1番人気予想のヒシイグアスの動向で…。開幕週の先行有利を考慮して各馬が前掛かりになり、バビットの番手争いが激しくなる展開は避けたいところです。そうですねぇ、場合によってはマイネルハニーの捨て身の逃げがあるかもしれませんし、3~4番手からの競馬も想定しておいた方が良さそうです。
相手としては、1800mへの距離短縮で見直したいバビットの対抗はすんなりと。問題は3連勝で中山金杯(G3)を勝ったヒシイグアスをどう見るかですが、確かにこのところの充実ぶりには目を瞠るものかあり…。ただ、連勝している馬は実像以上に強く見えるのも確かなので。。ヒシイグアスがこのまま連勝街道を駆け抜ける可能性は否定しませんが、今回は単穴までの評価にしてみました。
いずれにしても、G2戦を簡単に勝とうと考えるのは生意気というもの。勝つにしても負けるにしても、ギリギリの戦いになるのは覚悟の上です。その上で、矢作先生が太鼓判を押す『スピードの持続力』を発揮して、最後までワクワクするレースを見せて欲しいと思います!
1番手はヒシイグアスだ。一気に充実期を迎えたか、中間は動きの迫力がグンとアップ。24日の併せ馬はパートナーも非常に良く動けていたが、終始、余力を残して歩調を合わせる貫録の対応を見せた。馬体が合った場面でのファイトも申し分なく、寸分の狂いもない見事な仕上がり。
パンサラッサは栗東坂路で単走。馬場の外ラチ沿いを、ブレやムダのない素晴らしいフットワークで一直線に駆け上がった。重賞未勝利でG2では格下だが、しなやかな身のこなしは一流馬のそれ。
トーセンスーリヤはひと追いごとに動きに切れが出て、今週は美浦坂路でラスト1F11秒9のフィニッシュ。ラストの時計が出やすい馬場だったとはいえ、久々の重苦しさはなく好ムードだ。(夕刊フジ)
**2021/2/28小倉5R 3歳未勝利(牝/芝2000m)12:10発走**
◎ ドリームマローネ
○ トーホウロゼリア
▲ ニーナドレス
☆ リナーシェ
△ メイプルリズム
△ セラスチューム
△ グリュレーヴ
△ ユキヤコンコン
リナーシェは7枠14番になりました。今回は4か月半ぶりの休み明け、距離延長での走りを確認するのが第一なので、ゴチャつくリスクのある内枠よりは外枠偶数番で良かったです。リナーシェは小柄ですぐに体重が減るタイプなので、休み明けから厳しい競馬になるのは可哀相ですからね。
展開的にはどうでしょう、いかにも小倉の未勝利戦らしいメンバーなので、まあ、平均ペースで淡々と流れると思っておけば良さそうです。問題は位置取りですが、2000mに距離が延びたことで追走が楽になり、うまく中団に収まることができれば狙い通り、相変わらずの後方追走になるパターンは出来れば避けたいところです。
リナーシェは最後まで頑張って脚を使ってくれるので、道中を無理なく走ってそれなりの位置で直線に入れば面白いと思います。逆に、直線一気のような位置からでは、さすがに上位入線は厳しいかも。。勝負という意味では道中のリズム、そして4角をどの位置で回るかがポイントになるでしょう。
印上位は前走3着のドリームマローネ、トーホウロゼリアに初出走のニーナドレスを加えた3頭にしましたが、正直、どうにもならないレベルの相手とは言えない気がします。休み明け、距離延長が良い方向に働けば、人気にかかわらずの上位入線もあり得ると思います(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のミスペンバリー’19は、おもにBTCの直線ウッドチップ馬場や屋内坂路で、ハロン15~22秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「相変わらず人に対して従順ですし、登坂時も急に左右に寄れるようなところがほとんどなく、隊列を乱さずにきちんと走れています。ゲートに関しては、前扉を開けたままで通過する練習を続けており、ここまで何ら問題はありません」
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基本メニューはステラリード’19と同じなので、引き続き矢作厩舎2頭の併せ馬なども行われているのでしょう。調教に取り組む姿勢、ベースとなる能力に不安がない本馬ですので、石川代表のコメントにも『この馬は大丈夫』とのニュアンスが滲み出ているように感じます。
今回、ステラリード’19の近況では気性面の成長がクローズアップされていましたが、本馬のように最初から何でも出来てしまう場合、近況のトピック作りも難しいですよね。調教メニューを書くだけでは何となく殺風景ですし、かと言って体力作りの段階では、そうそうドラマティックな何かが起きるはずもないですから…。
まあ、そんな事が心配になるのは、紛れもなくミスペンバリー’19の調教が順調である証でしょう。そうですねぇ、スピード調教が本格的に始まる時期までは、このまま何事もない近況が続いてくれる方がありがたいです(^^ゞ
◇石川代表のコメント 「普段からだいぶ落ち着きが出始め、扱いやすく、あらゆる点において従順になってきましたね。年が明け1つ年齢を重ねて、順調に成長が進んでいるのではないでしょうか。ゲートに関しては、前扉を開けたままで通過する練習を続けており、ここまで特に問題はありません」
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ステラリードの仔は多かれ少なかれ気性面に課題がありますし、19年産についても「テンションが高め」との指摘は、最初からずっと変わらぬままでした。それが今回の近況では「だいぶ落ち着きが出始め、扱いやすく、あらゆる点において従順」とまで言われるとは、いったい何が起きたの?と思ってしまいます。
いや、これが(石川代表が仰るように)成長が進んだことの結果であれば嬉しいですが、たまたま気まぐれで大人しくしているだけかもしれず、まだしばらくの間は油断をしないように気をつけたいですね(^^ゞ
とは言え、馬体の成長については前回近況で528kgと全く心配がなく、乗り込み順調な上に気性面での成長が加われば、現時点で期待しかなくなるのは当然の成り行きでしょう。石川代表のコメントを鵜呑みにする前提ではありますが、やはり、本馬にはパラスアテナやカイザーノヴァを上回る、スケールの大きな活躍を期待します!
坂東牧場在厩のレフィナーダ’19は、引き続き舎飼により管理されています。
◇荒木マネ―ジャーのコメント 「運動制限に伴い飼葉をセーブしているので、まだ馬体が寂しく映りますが、今はできるだけ血液のめぐりを促したく、良好な健康状態維持を優先しています。来週以降に獣医師とも相談の上、歩様のチェックを継続。経過が良ければパドック放牧や引き運動といった次のステップを検討していくことになります」
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当然ながら、前回近況時と状況はあまり変わっていません。
来週以降、獣医さんからどのような所見が出るかわかりませんが、特に出だしは慎重に進めたいでしょうし、3月のうちに引き運動まで行れけば御の字と考えておいた方が良さそうです。
舎飼いのみだとストレスもたまるでしょうが、一応、その他の健康状態は良さそうなので、まずは運動が解禁になるまで、何とかこのまま我慢をして欲しいと思いますm(_ _)m