チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもにウッドチップ坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1~1本半を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「15-15の感触にも問題がないことから、3日朝より13秒台の調教に移行しました。これくらいのペースは手綱を持ったままでも楽々と登坂していく感じですね。走り方などはまだ荒削りといった様子。これも成長過程のひとつと言えそうで、もう一段良くなってくる余地を残している馬だと思います」
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シンザン記念からそれほど時間が経っていませんが、もう13-13をやるところまで戻ってきたのは良いですね。しかも、登坂時の手応えは充分のようですし、「もう一段良くなる余地を残している」との小泉さんのコメントもとても嬉しい限りです。(誰からも高い評価をもらえるのは素晴らしい!)
こうなると、次走についても案外早いタイミングに間に合ってしまうのかも…。先週時点では『早ければ3/7阪神のアルメリア賞(芝1800m)、遅ければ3/21中京のフローラルウォーク賞(芝1600m)、その間なら3/13阪神の1勝Cマイル戦』と想定しましたが、これはいよいよアルメリア賞が本線になるかもしれません。
ちなみにアルメリア賞だと前走から距離延長の1800m戦になりますが、矢作先生は『1勝クラスなら1800mでも全然やれるはず』と考えておられる気がします(^^ゞ
【2020/12/20阪神11R 朝日杯FS(G1)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマーテルは、おもにフェルトダート周回コースでハロン20~22秒ペースのキャンター2000~3000m、ウッドチップ坂路コースでハロン17~18秒ペースのキャンター1本を乗り込まれています。
◇畠山厩舎長のコメント 「坂路でもだいぶ乗りやすくなってきており、真っ直ぐしっかりと走っている時の乗り味には良いものを感じます。この調子で週末にかけてハロン14~15秒まで上げてみたいです。身体を動かして行くなかで牝馬のキリッとした感じが出てくるのは想定内。現時点で気性的にひどく火がつきそうな印象はありません。飼葉喰いも良好で、馬体重はさらに485kgまで増えています」
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チャンピオンヒルズに出てからは、随分と順調にトレーニングをこなしてくれています。しかも、継続的に乗られる中で馬体が485kgまで増えていますし、気持ちの面でも落ち着きを保っているらしく。。これはひょっとして、実戦でガス抜きができたことで馬が変わったのかもしれません。(希望的観測ですが(^^ゞ)
と言いますか、デビュー戦は浜中騎手が恐る恐るコースを回ってきただけのレースでしたから、2戦目である程度以上の変わり身がないと先が思いやられますからね。
一応、身体つきには余裕ができたわけですから、まずは週末からの速めをきっちりクリアしたうえで、(ジョッキーを含めて)周囲が前向きに勝利をめざせる状態に持っていきたいところです。
【2020/12/20阪神6R メイクデビュー阪神でのマーテル:公式HPより】
吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、おもに坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。2月初旬の馬体重は494kgです。
◇佐藤マネージャーのコメント 「13-13の本数を重ねていく中でも順調に乗り込めており、口向きや精神面が良化に向かうことで併走調教もスムーズにこなせるようになり、走りが安定しつつありますね。あとは体力面。レースに向けてとなるとまだ少々物足りなさを感じますので、さらに乗り込んでいきたいところです」
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口向き、折り合い、精神面と課題を乗り越えつつありますが、あとは体力面の強化が最後のハードルのようです。ここまでずいぶん時間がかかった気もしますが、きちんと進歩をしてくれていれば問題なしです。体力強化についても昨年末からの積み重ねがあるワケで、きっと近いうちに乗り越えてくれるでしょう。
吉澤ステーブルWESTに放牧に出たのが昨年の12/9。口向きの改善、トモを中心とした筋力強化、13-13の継続による息作りと入念に準備をしてきました。この2ヶ月間はヴィジャーヤの将来に必ずプラスになるでしょうし、その成果がデビュー戦から現れてくれれば言うことはありません(^^)
シュウジデイファーム在厩のラヴマイウェイは、先週同様、おもにBTCの屋内ダートトラックで軽め2400m、坂路で普通キャンター1本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇石川代表のコメント 「この中間より、3F40秒を切るくらいのペースを織り交ぜながら。コース入りの際にゴネたり登坂を拒否したりすることもなく、引き続き乗り進めることができています。ただし、メンタル面に細心の注意を払っていく必要があることから、まだ坂路1本乗り、単走という条件付きの状況です」
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「3F40秒を切るぐらい」ですから、13-13までは進んでいる感じですね。コース入りをゴネたり登坂拒否なども無く、トレセンやテンコーさんでは考えられなかったほど順調に乗り込めているようです。毎度不思議がるのも芸がないですが、こういうことってあるんですねぇ(^^;)
これで先週課題に挙がっていた3F40秒をクリアしたことになりますから、次は坂路2本乗り、あるいは他馬と併走した時にどうなるかを確認することになるのでしょう。今までの流れで言えば、それも大きな問題なく乗り越えられそうですが、そこはさすがに慎重に進める方が良さそうです。
そうですねぇ、少なくとも2月一杯はこの調子で慎重に進めていって、もしも3月中に追い切りレベルに近づくようなら、トレセン直入りからのデビューをめざす。。そこまでの過程で不安があれば、シュウジデイでトレーニングをしながら北海道シリーズ開幕を待つカタチでしょうか…。なかなか難しいオペレーションになりそうですが、とにかく一歩ずつでも前進しないとお話になりません(^^;)