先週土曜日はゴッドシエルの2戦目でしたが、デビュー戦より見どころの無い競馬であえなく最下位に…。ひと息入れたことによる馬体の成長、長めを乗り込んだことによる折り合いの進境など、出走前に想定していたプラス要素が全く確認できない最悪の結果になってしまいました。
陣営からは、リフレッシュさせた後に去勢も検討との話が出ていますが、何とか対処方法を考えて頂いて、本来ゴッドシエルが持つ能力を少しでも発揮させて欲しいです。口で言うだけなら至極簡単、実際にはすごく難しいことなのでしょうが、このまま引き下がるには惜しい馬だと思いますので。
翌日曜日には、カイザーノヴァが共同通信杯(G3)に挑戦。相変わらずお行儀の悪さを隠しきれない大雑把な走りでしたが、それでも上りで33.4秒の脚を使って6位まで追い込んでくれました。現状で重賞を勝ち切るためには余程の展開ハマりが必要ですが、荒削りさが全く失われていないところが楽しみでもあり…。じっくり育てればいずれ重賞を勝ちそうな馬だけに、春までの矢作先生の作戦、レース選択に注目したいと思います。
今週末はドゥオーモが小倉大賞典(G3)に挑戦します。昨年からずっと狙っていたレースですし、昨年2着の雪辱を晴らしてくれるのが最高ですが、展開の助けが必要なのも確かなので、あまり勝ち負けに拘らずドゥオーモらしい走りを見せてもらえればと思います。8歳となったこれからの一年は、一戦ごとに健在ぶりをアピールするのが重要な仕事になるでしょう。
小倉大賞典にはもう一頭、パンサラッサも登録していますが、残念ながら今年の大賞典は登録22頭と混んでおり、収得賞金が少ないパンサラッサに出番は回ってこない模様。そうなると次走がどこかは気になりますが、矢作先生は中山記念(G2)を考えておられるのではないかと…。中山記念にはダノンキングリー、バビット、ヒシイグアスなどが出てきそうですが、頭数が落ち着いて出走可能になるなら挑戦する価値はあるでしょう。(リステッドの3/7大阪城Sに行くのが無難な選択だとは思いますが…)
その他では、2月最終週の出走が視野に入っているリナーシェ、トレセン帰厩後すぐに追い切りが始まったヴィジャーヤの動向には要注目でしょう。何だかんだで明け3歳勢は(矢作厩舎の2頭以外は)苦戦続きですから、そろそろ次の勝ち上がり馬はコレだ!的な手応えを感じるレースを見たいところです。
あとは、ひょっとしたら2/28中山7R(牝/ダ1800m)出走かと考えていたカナロアガールですが、今のところトレセンに帰厩した雰囲気はなく、復帰戦がいつになるかは分かりません。この流れだと、ひとまずダート挑戦は先送りで、3/6の1勝C(芝1600m)あたりになるのかもなぁ…。
そして、19日(金)の夕方には14周年記念募集馬の全容公開があります。全兄カイザーノヴァの共同通信杯6着に関わらず、すでにステラリード’20が人気になるのは確定的な情勢です。もちろんゼロカラノキセキ’20も含めて、まずは動画や写真(そしてお値段)を確認するのが楽しみです。
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**