カイザーノヴァが共同通信杯(G3)に登録されました。
朝日杯FS8着のあと、休養に入った時から思い描いたローテーション通りの参戦ですし、中間はチャンピオンヒルズで良いトレーニングが積めたようなので、内容に加えて結果も楽しみな一戦だと思います。
ただ、共同通信杯はトライアルレースではないものの、近年の傾向では皐月賞だけでなくダービーまでを見据えて素質馬が集まるレースになっていて…。今年も朝日杯FS2着のステラヴェローチェを筆頭に、エフフォーリア、キングストンボーイ、シャフリヤールなどなど油断できない面々が登録しており、簡単に勝った負けたの競馬ができるとは思わない方が良いでしょう。
果たして上り3F最速の脚で8着に入った朝日杯FSでのパフォーマンスにどれほどの価値があるのか、2歳戦から活躍したモーリス産駒の成長力はどうなのか、経験の差は実戦でどれほど役に立つのかなど、単なる出資馬の応援以上に注目ポイントがたくさんあるレースになりそうです。
**2021/2/14東京11R 共同通信杯(G3/芝1800m)登録馬**
関門橋Sで2着となったパンサラッサの関係者コメントです。
◇菱田騎手のコメント 「2頭が先行すると思っていましたから、プラン通りのレースはできました。外を回った馬に差し切られましたが、この馬も最後まで止まらずに伸びていますし、良いレースをしてくれたと思います」
◇矢作調教師のコメント 「完璧な騎乗でした。ただ、勝った馬はリズム重視の競馬で脚が溜まっていましたからね。勝利を強く意識して臨んだ一戦だっただけに何とも悔しいですが、こちらも強い競馬はできたと思います」
◆クラブのコメント 「行きたい馬たちを行かせて好位で折り合うイメージ通りの競馬ができましたが、自ら動いて勝ちに行った分、最後は外から一気に来られる形。悔しすぎるクビ差2着となりました。「本馬にはさらに上を目指して頑張って欲しいと思っている」と調教師。このあとは帰栗後の馬の様子とも相談をしながら、次走を検討していく予定になっています」
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負けたことは残念ではあるものの、3着以下に差をつけてのクビ差2着でしたし、自ら勝ちにいく思い通りのレースをしたこともあって陣営に暗い雰囲気はありません。
それもあってか、中一週での小倉大賞典参戦プランは全く頭に無いようで、ひとまず栗東に戻ってパンサラッサの様子を確認したのち、改めて今後の作戦を練っていくことになりました。
まあ、矢作先生が「本馬にはさらに上を目指して頑張って欲しい」と仰っているのですから、私が思い詰めてアレコレ考えても仕方がないですし、良い状態でレースを重ねていけば、いずれオープン勝ちをするのは間違いない手応えは感じ取れましたからね。
ということで、とりあえず小倉大賞典はドゥオーモ先輩に任せるとして、次は中山記念(G2)か大阪城S(L)あたりで1800mの競馬を見てみたい気がします(^^)
白嶺Sで8着になったグランソヴァールの関係者コメントです。
◇津村騎手のコメント 「大跳びでフットワークの大きな馬ですね。やめるところがあると聞いていましたが、今日は最後まで走ってくれました。1600mはやや忙しいのでしょうか。それにもう少し控えても良かったかもしれません」
◇尾関調教師のコメント 「中1週でもイレ込むことなく、ジョッキーが返し馬を丁寧にやってくれて、いい雰囲気でレースに臨むことができました。気分良く行きすぎて脚が溜まらないのも嫌でしたが、あまり行きそうな馬がいないのと、大外枠で芝の部分を長く走ることになる分、前目のレースになるのは想定内。先行勢が粘っていたことを考えると少々だらしないのかもしれませんが、最近の中では一番いいレースだったと思います」
◆クラブのコメント 「スピードに乗り、良いポジションからレースを運ぶことができましたが、直線でペースが上がるにつれて、もうひと辛抱が利かず徐々に後退。それでもここ3走を考えれば悪くないレースになりましたので、これがスランプ脱出の足掛かりになってくれればと思います。なお、このあとは、「中1週の後ですし、いったん放牧を挟んでリフレッシュ。並行して障害練習を加えていく」(師)ことにより、さらなる気分転換やトモの強化へとつなげていきたいところです」
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津村騎手は「今日は最後まで走ってくれた。1600mはやや忙しいかも」とのコメントですが、まあ、本当に良い時のグランソヴァールを知らないので、そういう感想になった部分もあるのでしょう。
一方で、「最近の中では一番いいレースだった」との尾関先生のコメントは全くその通り。確かに最近のレースぶりは全く良いところがなかったですから…。ただ、今日のレースだけで『復活に向けて前途洋々』とは言いにくいのも事実ですから、これからの作戦がより重要になってきたと思います。
このあとは一旦リフレッシュをして障害練習に取り組むようですが、次走が平地であれ障害であれ、スランプ脱出に向けてさらなる前進を期待したいです。今日は決して悪いレースではなかったですし、やりようによっては何とかなる雰囲気はあったと思いますので!
小倉11R 関門橋Sに出走したパンサラッサは2着でした。
【レース内容】まずまずのスタート。逃げ主張のミスディレクション、ナルハヤ、アメリカズカップを行かせて4番手で1コーナーへ。向こう正面でも4番手をキープして折り合い、3角手前から仕掛け気味に上がっていく横綱相撲で勝ちにいきました…。直線に入って前を交わし、堂々と抜け出した時は完全な勝ちパターンでしたが、最後に後方で脚を溜めていたワールドウインズの強襲にあい、惜しくも2着に終わっています。
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惜しかったけど Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン な気分です(^^;)
スタート後に控えて作った先行態勢、3角から強気に勝ちにいく競馬は事前の想定通りだったと思います。最後に差されたのは結果的に早めに動いたことと、あとはやはり、微妙に1ハロン距離が長い分でしょうか。
まあ、2000mでもここなら勝てるとの矢作先生の判断も間違いではないですし、長距離輸送を計算してのマイナス2kgも狙い通り、菱田騎手もソツなく乗ってくれたと思います。それでもクビ差交わされたのは、勝ったワールドウインズが予想以上に強かったという事なのでしょう。
それにしても、やはりひとつ勝つのはどんなレースであっても大変ですね。今までも嫌というほど味わってきましたが、ほとんど手にした勝利が指の間からスルッと逃げていく感覚は、あまり味わいたくありません(^^ゞ
さて、このあとはどうしますかね? 怒りにまかせて中一週で小倉大賞典に挑戦するのか、グッとこらえて冷静に作戦を立て直すのか…。個人的には1800mの小倉大賞典で同じ競馬をしたら楽勝しそうな気もしますが、今日のレース前も確勝気分でいたのであまりアテにはなりません。
とりあえず関係者コメントを待ってみますが、矢作先生も熱くなってるかもしれないなぁ(^^;)
**2021/2/7小倉11R 関門橋ステークス(OP/芝2000m)・良**
東京10R 白嶺Sに出走したグランソヴァールは9着でした。
【レース内容】絶好のスタート。芝部分の走りはスムーズで、内側の各馬を見ながら離れた2番手の外、絶好の位置を確保しました。淡々ととした流れをリズムよく追走し、3~4コーナを無難に回って直線へ。本来であれば、直線で逃げた2番を交わして粘り込みを図るところですが、先に手応えがなくなったのはコチラの方で。。残り200mまでは何とか踏ん張っていましたが、最後は力尽きて8着での入線となりました。
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これ以上ない、絶好のカタチでしたけどねぇ(^^;)
久し振りにグランソヴァールらしい絶好のスタートでしたし、その後の走りも悪くなく、無理なく先行態勢を作れたのはここ最近のレースで見られなかった光景です。こういうレースを見せられるとセンスの良さを感じますし、簡単に平地を諦めるのがもったいないような気もします。
ただしそれだけに、結局8着まで着順を落としてしまったのは残念です。戦前は8着なら合格点と考えてはいたものの、あのカタチなら掲示板には頑張って欲しかったなぁと…。まあ、それを言い出すとキリがないのですが、あまりにも前半が良かったので、ついつい欲が出てしまいます(^^ゞ
という事なのですが、このレースの評価はどういうことになりますかね。少しずつでも本来の走りを取り戻しつつあると考えるのか、あの形で踏ん張れなかったことをマイナスと捉えるのか。。場合によっては障害練習を始めるとの話が出ているだけに、陣営の評価と見通しに注目したいと思います。
**2021/2/7東京10R 白嶺ステークス(3勝C/ダ1600m)・良**
キョウエイカルラ’20の動画・写真が更新されました。
【モリナガファーム在厩のキョウエイカルラ’20:公式HP(2021/2/5更新分)より】
【モリナガファーム在厩のキョウエイカルラ'20:公式HP(2021/1/4更新分)より】
アスカビレン’20に比べると、こちらはまだ仔馬っぽさ全開の身体つきをしています。一ヶ月前の写真と比べて背丈が伸びた感じはしますが、本格的に変わってくるのはまだ先なのでしょう。生まれで言うと、キョウエイカルラ’20が一ヶ月遅いだけなのですが、何となくそれ以上の差があるような気がしてしまいます。
ただ、牝馬らしからぬ筋肉量、ギュッと詰まった馬体については相変わらずの好感触。歩きのリズムもそうですが、いかにも遺伝子型CCのスピードタイプらしい馬体です。これは想像ですが、矢作先生はこういう腹回りにボリュームがあり、お尻から脛にかけての肉付きがしっかりしている馬が好きなのかもしれませんね。
キョウエイカルラ’20は2/5の9時には残口50になったとこのと。さすがに残り50はいつ満口になってもおかしくない状況です。ここまでの動画や写真で脚の速さを推し量るのは不可能ですから、もしも迷っている方がいるとしたら、腹を括って決断するしかなさそうです。(大きなお世話ですけど(^^ゞ)
アスカビレン’20の動画・写真が更新されました。
【パカパカファーム厚賀分場在厩のアスカビレン’20:公式HP(2021/2/5更新分)より】
【パカパカファーム厚賀分場在厩のアスカビレン'20:公式HP(2021/1/4更新分)より】
一ヶ月前の立ち姿に比べて胴が伸びたと思いますし、首差しから胸前、背中のラインなどにもだいぶ大人の兆しが出てきました。背丈も高くなっているようで、今がちょうど成長期なのが分かります。可愛ければ良い時期が終わるのは少し寂しい気もしますが、競馬のためには可愛さより逞しさ重視ですからね(^^ゞ
それにしても、成長期でも相変わらずバランスが良く、綺麗なラインを保ったままなのはイイですね。歩きもスッキリした身体つきにマッチした無駄がないものですし、全体的に欠点がなくレベルの高さを感じます。
こういう馬は本当に順調にいって欲しいですし、それさえ出来れば自然に期待が高まっていくでしょう。脚の速さについてはやってみなければ分からないですが、それはどの馬でも同じこと。。『良い馬度』での勝負なら、どんな良血馬と比べても簡単に負けない雰囲気があると思います。