◇伊藤マネージャーのコメント 「9日に3F14.2-13.9-12.8で登坂。それなりのタイムにはなっていますが、馬自身にしてみれば楽々といった様子で、『感触も良く』(乗り役)、具合は良さそうです。適度に落ち着きもありますし、これから進めて行くにあたって不安な点はありません」
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「これから進めていくにあたって不安な点がない」のは何よりです。若いころとは違い、どうしても安定して良い状態をキープすることに難しさが出る年齢になっていますから…。
とは言うものの、クレッシェンドラヴに限っては大丈夫だと思いたい気持ちもあります。相変わらず『どこに向かって』進めていくのかは闇の中ですが、まあ、そういうところも含めてしっかり応援したいと思います(^^;)
いずれにしても、次走も満足のいく状態でレースに臨んでくれる事でしょう。仕上げに関してはテンコートレセン→林厩舎の連携は鉄板ですから、あとは次走目標のアナウンスを楽しみに待ちます。
【2020/12/27中山11R 有馬記念(G1)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】
リナーシェは10日に栗東トレセンに帰厩しています。
◇青山調教主任のコメント 「先週の土曜日にも15-15を切る時計で登坂しており、週1回ではありますが速めの調教を継続しつつ、430kgの馬体重をキープした状態で送り出すことができました。調教師によれば、『2月最終週の出走をイメージして調整を進めていきたい』とのことでした」
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昨年10月の前走で8着となって以来、宇治田原優駿ステーブルでトレーニングを続けていたリナーシェがトレセンに戻ってきました。
まだビシビシ調教をこなせる状況ではなさそうですが、一応、15-15を切る時計を継続しても馬体が減らないレベルにはなったようですし、外厩で練習しているだけでは限られた経験値しか得られませんから、『そろそろ実戦で成長具合を確かめたい』となるのが当然の流れでしょう。
2月の最終週だと2/28阪神4Rに牝馬限定の1800m未勝利戦がありますので、おそらくそこが本線ではないでしょうか。本来の距離適性で言えば、1800、2000mは全然範囲内だと思いますので、この4ヶ月の成果を実感できる走りを見せて欲しいと思います!
◇伊藤マネージャーのコメント 「さらに速めの調教を積むことによって、段々と体力面も上向きの状態に。ある程度の時間をかけて結構なボリュームで乗り込んできましたので、この分であればトレセンでの調教に耐えうるベースが整いつつあると思います。向こうの環境でも頑張って欲しいです」
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先週の近況では(体力面について)「レースに向けてとなるとまだ少々物足りなさを感じる」とのことでしたが、13-13を含めてしっかり乗り込んできたことが実を結び、ようやくトレセンに戻ってくれました。
ここまで「結構なボリュームで乗り込んできた」のは確かですし、まったくヘコタレることなく馬体もキープできていますから、トレセンでもすぐに追い切りレベルの調教が始められると思います。そして、そこで池江先生に想定以上の良い動きを見せられれば、いよいよデビュー戦の話も出てくるでしょう。
もちろん、いろいろと厳しい厩舎なので油断はできませんが、普通にいけば3月初旬、ひょっとしたら2月最終週デビューの可能性も否定はできません(^^ゞ
先月末の話になりますが、アメリカンファラオ直子の新種牡馬、フォーウィールドライブがブリーダーズ・スタリオンSに導入されるとの発表がありました。
ちなみにフォーウィールドライブの21年度種付料は受胎条件100万円、出生条件150万円と比較的リーズナブルな設定になっています。今シーズンの種付については早くも満口となっているようですが(まだ来日前なのに(^^;))、アメリカンファラオの仔は日本ダートへの適性も高いとされていますし、導入後の活躍が期待されます。(カフェファラオ、ダノンファラオの活躍はかなり印象的でしたからねぇ…)
日高の新種牡馬、リーズナブルな価格、サンデーもキンカメも持たない仕上り早のスピード血統で使い勝手が良さそうなフォーウィールドライブですから、(かつてレトロクラシックにドレフォンを付けた)広尾TCには早期にチャレンジして欲しい気がします。話題性もあるし、産駒を募集すれば結構人気になるんじゃないかなぁ…
ということで、広尾TCオリジナルのフォーウィールドライブチャレンジ配合を考えてみました(^^ゞ
■ゼロカラノキセキ×フォーウィールドライブ(架空血統表)
ダート短距離スピード勝負をベース(保険?)にしつつ、エンパイアメーカー×サンデーサイレンスですから本格派の香りも漂っています。スイートマカロンのStorm Cat、Distant Viewが強調されていますので、堅実な中にも一発の魅力を秘めた血統表ではないでしょうか。
いざ募集となってもお値段はソコソコに抑えられそうですし、勝手ながら、何年後かの周年記念募集馬にしても面白いんじゃないかと思います。(相変わらず大きなお世話でスミマセン(^^ゞ)
馬市.com 『【フォーウィールドライブ(Four Wheel Drive)】のブリーダーズ・スタリオンS導入が発表』
(株)サラブレッドブリーダーズクラブは2021年1月26日(火)、「アメリカンファラオ産駒の米BCジュヴェナイルターフスプリント(G2)優勝馬【フォーウィールドライブ(Four Wheel Drive)】を、今春よりブリーダーズ・スタリオンステーション(BREEDERS STALLION STATION)にて供用する」と発表しました。⇒案内ページへ
フォーウィールドライブ(Four Wheel Drive)は、父American Pharoah、母Funfair(母父Green Tune)という血統の米国産4歳牡馬。2歳時(2019年)に、デビュー戦のRosie's Stakes(芝5.5F)をレコード勝ち(1:00.84)し、続くG3-米フュチュリティステークス(芝6F)を2番手追走から抜け出して完勝(1:08.07)、そしてG2-BCジュヴェナイルターフスプリント(芝5F)では好スタートからハナに立ちそのまま逃げ切り勝ち(0:55.66)しデビューから3連勝を飾りました。
通算4戦3勝(重賞2勝)という成績で引退、今後は2月9日に米国を発ち、日本での検疫を経たうえで、3月初旬にブリーダーズ・スタリオンSに到着し、3月中旬頃から種付を開始する予定です。
2021年度の種付料は「受胎条件100万円、出生条件150万円」に設定されています。
【フォーウィールドライブ(Four Wheel Drive)】
父American Pharoah 母Funfair(母父Green Tune)
2021年度Fee:100万円(受胎条件)、150万円(出生条件)
競走成績:4戦3勝(重賞2勝、G2-BCジュヴェナイルターフスプリント,G3-米フュチュリティS)
種牡馬成績:2021年より供用開始。初年度産駒は2024年デビュー。
⇒フォーウィールドライブ画像リンク
⇒フォーウィールドライブ動画リンク