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西鶴一代女」と「祇園囃子

2006-02-14 16:56:12 | ノンジャンル
 世間ではトリノ・オリンピックで盛り上がっている(?)ようですが、スカパの日本映画専門チャンネルでは「溝口健二特集」で盛り上がっています。
 先日の「西鶴一代女」。不幸に不幸が重なり、幸せになったと思ったらまた不幸。殿様の母から夜鷹まで、田中絹代が演じるのですが、最後は灰のようになってしまうという壮絶な話。
 今日の「祇園囃子」は、若尾文子がかわいい舞妓を演じ、それを見ているだけでも楽しいのですが、溝口作品だけに、やはり不幸な女性の話となっています。この映画は以前に見た時の記憶がはっきりしていて、特に若尾文子が無理やり犯そうとする客の舌を食いちぎり、七転八倒している客のそばで口から血を流している若尾文子が呆然と座っているシーンが印象的でした。
 明日はいよいよ、これも傑作、「山椒太夫」の登場です。皆さん、見逃さないように!