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パーク・ライフ

2006-02-25 17:58:46 | ノンジャンル
 少し古いのですが、2002年度芥川賞受賞作品「パーク・ライフ」を読みました。「パーク・ライフ」と「flowers」という2編の中編からなっていて、「パーク・ライフ」はふとしたことから知り合った若いOLとサラリーマンが日比谷公園を舞台にしてささやかな交流を持つ、というもので、「flowers」は、運送会社の人間模様を描いたもの。どちらもさりげない日常をさりげなく描いていて、「へえ~、これで芥川賞取れちゃうんだ。」といった感想でした。さりげない世界にひたりたい方、オススメです。
 それから、今日久しぶりに駅前の有隣堂に行って、店員の人に「最近の日本の小説で何かいいのありますか?」と質問したところ「エッセイですか?」と聞かれ、小説とエッセイって違うんちゃうん?と思いながらも「あの~、物語です。」と答えると、彼女は困ったようで、単行本の新刊コーナーに連れて行き、「一応こちらがそうなんですけど」というので、「あなたが最近読んで、人に薦めたくなる本はないですか?」と聞くと、その裏のコーナーで特集されていたターシャ・テューダーの本を指差すので、「私もこの本をこないだ二冊買って、一冊は母にプレゼントしたんですよ」といい、「無かったらいいんですよ」というと、彼女も「ないんです」と素直にいうので、お礼をいって別れたのですが、有隣堂の店員さんにしても、最近発売された小説に一応目を通すということはしてないんですね。「一番のオススメはこれですよ!」といった答えを期待していたので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
 そういえば、三崎亜記さんの「バスジャック」という新刊が出てましたよ。