白夜行

　普段はテレビのドラマというものは見ないのですが、TBSの木曜夜９時からの「白夜行」を第２話から見ています。連続でテレビドラマを最後に見たのは菅野美穂主演の「イグアナの娘」以来ですから、何年ぶりでしょうか？
　見るようになったきっかけは、妹が「今日はドラマをみるぞ！」とはりきっているので、「どんなドラマなの？」と聞くと、「説明するのに疲れるんだから、ちゃんと聞いとけよ」とのお言葉のあとに、第１話の話を　語ってくれたのがきっかけでした。
　その話というのは、アル中の母が金ほしさに小学生の娘をロリコンの男に売り飛ばすのですが、そのロリコン男のまだ幼い息子が、父がその娘を全裸にして写真を撮っているところを見てしまい、発作的に父親を殺してしまいます。娘も人生に絶望していて、酔っぱらって寝ている母を殺して自分も死のうとガス栓をあけるのですが、自分だけは助かってしまいます。真実を知っているのは二人だけ。二人は一緒にいると捕まってしまうのでお互いに別れようと別々の人生を歩き始めます。ところが、７年後に二人は再開し、‥‥。というようなドラマで、当然のごとく暗い話ですが、二人が過去を消すために次々と犯罪を重ねていくという話の展開が面白く、また主演の男の子と女の子がなかなか良くて、武田鉄也の刑事が無気味で、昨日の第６話まで見てしまいました。
　このドラマ、主人公たちがとにかく泣きます。１話中、少なくとも一回は泣くシーンがあり、昨日は男の子が彼女に抱かれて号泣していました。そういうドラマが好きな方にもおススメかもしれません。