テレビでも報道されていましたが、先日の朝日新聞の朝刊にこんな記事が載っていました。
「辞退届によって生活保護を廃止された北九州市小倉北区の男性(当時52)が、辞退届の提出後に『生活困窮者は、はよ死ねってことか』などと日記に書き残していたことが30日、分かった。これまで市が『男性が自発的に出した』としていた辞退届についても、『書かされ、印まで押させ』と強制をうかがわせる記述があった。
日記の詳細は遺族の了解のもと、生活保護行政検証のための第三者委員会にコピーが公開され、稲垣忠委員長が会見で一部を読み上げた。男性が出したとされる辞退届のコピーも市が公開した。
市によると辞退届の提出は今年4月2日で、10日付で保護を廃止。男性の遺体は、7月10日に死後1ヶ月とみられる状態で発見された。
日記は、B5版32ページのノートに8ページにわたり、2月からボールペンで書かれていたという。家族への思いや自殺願望ととれる記述が大半を占める一方で、廃止が決まった後に『せっかく頑張ろうと思った矢先切りやがった。生活困窮者は死ねってことか」と記していた。
5月末からは『人間食ってなくてももう10日生きてます』などと記し、最後は、6月5日午前3時の日時を記したうえで『オニギリ食いたーい。25日米食ってない』と残していた。
稲垣委員長によると、辞退届について小倉北福祉事務所の担当課長は『(男性の)真意。本人が自らの意思で自立しますと書いたので、結構なことだと(保護を)打ち切った』と説明した。だが、5月25日付の日記に『法律はかざりか。書かされ、印まで押させ、自立指どうしたんか』と書かれていたという。
第三者委で、古村洋一・保健福祉局長は『自立は本人の気持ちでなかったと思う』ち、福祉事務所の不適切な対応を認めたという。」
これ、殺人と同じでしょう。辞退届を受理(書かせた)役人は懲戒免職に値します。というか、刑務所に入っていただきたい。私の回りにも生活保護を受けている人が何人かいますが、打ち切られたら、生活がなりたたなくなる、つまり死に追いやられる人も何人かいるようです。首相自ら格差是正のためのセイフティネットの充実を宣言しているのに、一体この現場はどうなっているのでしょう。
人が死んでしまってからでは遅いのです。役所の窓口に監視カメラを付け、交わされた会話が常に録音されるように、早急に手を打ってほしいと思います。
「辞退届によって生活保護を廃止された北九州市小倉北区の男性(当時52)が、辞退届の提出後に『生活困窮者は、はよ死ねってことか』などと日記に書き残していたことが30日、分かった。これまで市が『男性が自発的に出した』としていた辞退届についても、『書かされ、印まで押させ』と強制をうかがわせる記述があった。
日記の詳細は遺族の了解のもと、生活保護行政検証のための第三者委員会にコピーが公開され、稲垣忠委員長が会見で一部を読み上げた。男性が出したとされる辞退届のコピーも市が公開した。
市によると辞退届の提出は今年4月2日で、10日付で保護を廃止。男性の遺体は、7月10日に死後1ヶ月とみられる状態で発見された。
日記は、B5版32ページのノートに8ページにわたり、2月からボールペンで書かれていたという。家族への思いや自殺願望ととれる記述が大半を占める一方で、廃止が決まった後に『せっかく頑張ろうと思った矢先切りやがった。生活困窮者は死ねってことか」と記していた。
5月末からは『人間食ってなくてももう10日生きてます』などと記し、最後は、6月5日午前3時の日時を記したうえで『オニギリ食いたーい。25日米食ってない』と残していた。
稲垣委員長によると、辞退届について小倉北福祉事務所の担当課長は『(男性の)真意。本人が自らの意思で自立しますと書いたので、結構なことだと(保護を)打ち切った』と説明した。だが、5月25日付の日記に『法律はかざりか。書かされ、印まで押させ、自立指どうしたんか』と書かれていたという。
第三者委で、古村洋一・保健福祉局長は『自立は本人の気持ちでなかったと思う』ち、福祉事務所の不適切な対応を認めたという。」
これ、殺人と同じでしょう。辞退届を受理(書かせた)役人は懲戒免職に値します。というか、刑務所に入っていただきたい。私の回りにも生活保護を受けている人が何人かいますが、打ち切られたら、生活がなりたたなくなる、つまり死に追いやられる人も何人かいるようです。首相自ら格差是正のためのセイフティネットの充実を宣言しているのに、一体この現場はどうなっているのでしょう。
人が死んでしまってからでは遅いのです。役所の窓口に監視カメラを付け、交わされた会話が常に録音されるように、早急に手を打ってほしいと思います。