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原発回帰、進む世界

2007-08-08 17:12:14 | ノンジャンル
 昨日に引き続き、原発ネタです。
 8月3日の朝日新聞朝刊に「原発回帰 進む世界」と題する大きな記事が載っていました。
 記事の冒頭には「アメリカで約30年ぶりに原発の新規建設が申請された。石油・天然ガスの高騰や地球温暖化問題を背景に、世界は「原子力ルネサンス」の時代に入ったといわれる。対照的に、稼働率が低迷してきた日本では耐震性への疑問も膨らみ、身動きがままならぬ状況だ。」と書かれています。
 大きな世界地図が載っていて、そこに「各国の原子力発電開発の現状」と題して、各国の稼動している原子力発電所、また建設中の発電所などが図示されているのですが、単純に原発の基数で言うと、アメリカの104が最多、その後は、フランスの59、日本の55の3カ国が突出していて、その後、ロシアの27、韓国の20、カナダの18、ドイツの17、ウクライナ、インドの15となっています。
 アメリカでは火力発電の原料である石油や天然ガスの高騰が原因となっているようです。ヨーロッパでは逆に原発に頼らない発電を模索している、といいます。理由は昨日書いた通りです。日本は原発の数は多いのですが、稼働率が低く、60~80%しかありません。それで足りない分を火力発電所に頼っているのが現状です。
 やはりヨーロッパを見習うべきでしょう。ドイツは緑の党などがあり環境立国のイメージが強かったのですが、原発が17基もあるのは驚きでした。しかし、これから少しずつ減らしていくのでしょう。アメリカのその場しのぎの方法も問題があると思います。何回も書きますが、地球温暖化の問題は待ったなしです。今手を下さないと、私達の子供の世代からその影響を受け始めることでしょう。というか、もう既に海水面の上昇は始まっていますし、異常気象も始まっています。1人でも多くの人がその重要性に早く気付いてほしい、と思う今日この頃です。