ジェフリー・ディーヴァーのジョン・ペラム・シリーズの第2作目の'93年作品「ブラディ・リバー・ブルース」を読みました。
映画のロケハンの仕事をするペラムは、映画のスタッフと飲むためのビールを1ケース買いに行きますが、帰りに突然開いた車のドアにぶつかって、ビールを落としてしまいます。彼はその時、車から出て来た男は見ましたが、車を運転する男は見ませんでした。その後、車から出て来た男がゴーディアという男と連れの女を殺し、逮捕しようとした警官バフィットも撃たれ半身不髄になります。
ペラムは地元警察からもFBIからも車を運転していた主犯格の男を見ているはずだ、とたびたび追求され、そのせいで、自分が作ろうとしていた映画に出資しようというハンガリー人にも合えずに映画化の話は流れ、今雇われている監督からも撮影現場に踏み込んで撮影をメチャクチャにした警察はお前のせいだと、解雇されます。ペラムは自らが囮となって、犯人を捕まえるべく、行動を開始しますが‥‥。
バフィットを何回も見舞ううちに生まれたペラムとバフィットの友情、バフィットが入院する病院で知り合った謎の女ニーナ、など本筋を離れたところで結構楽しませてくれます。もちろん、最後のどんでん返しもあります。が、今一この小説に乗れないのは、説明的な文章が多く、ライムのようなユーモラスな人物も出て来ないので結構読んでてつらくなる、ということがあると思います。また登場人物も多く、登場するグループも多いので、名前が出て来た時、「あれ、これどのグループの誰だっけ」と思うことがよくありました。いろいろな物語が同時進行していくのも、結構ついていくのが大変でした。しかし、読むのに苦労はしますが楽しめる小説だと思います。ラストのハッピーエンドも感動的でした。まだ読んでない方にはオススメです。
映画のロケハンの仕事をするペラムは、映画のスタッフと飲むためのビールを1ケース買いに行きますが、帰りに突然開いた車のドアにぶつかって、ビールを落としてしまいます。彼はその時、車から出て来た男は見ましたが、車を運転する男は見ませんでした。その後、車から出て来た男がゴーディアという男と連れの女を殺し、逮捕しようとした警官バフィットも撃たれ半身不髄になります。
ペラムは地元警察からもFBIからも車を運転していた主犯格の男を見ているはずだ、とたびたび追求され、そのせいで、自分が作ろうとしていた映画に出資しようというハンガリー人にも合えずに映画化の話は流れ、今雇われている監督からも撮影現場に踏み込んで撮影をメチャクチャにした警察はお前のせいだと、解雇されます。ペラムは自らが囮となって、犯人を捕まえるべく、行動を開始しますが‥‥。
バフィットを何回も見舞ううちに生まれたペラムとバフィットの友情、バフィットが入院する病院で知り合った謎の女ニーナ、など本筋を離れたところで結構楽しませてくれます。もちろん、最後のどんでん返しもあります。が、今一この小説に乗れないのは、説明的な文章が多く、ライムのようなユーモラスな人物も出て来ないので結構読んでてつらくなる、ということがあると思います。また登場人物も多く、登場するグループも多いので、名前が出て来た時、「あれ、これどのグループの誰だっけ」と思うことがよくありました。いろいろな物語が同時進行していくのも、結構ついていくのが大変でした。しかし、読むのに苦労はしますが楽しめる小説だと思います。ラストのハッピーエンドも感動的でした。まだ読んでない方にはオススメです。