昨日の朝日新聞の夕刊に「プエルトリコはクリントン氏勝利 オバマ氏優位動かず」という小さい記事が載っていました。えっ、プエルトリコって独立国じゃなかったの? 違ったのです。何とアメリカ合衆国の自治領だったのです。そういえば、グアムなんかもそうなんじゃないかな? ちょっとびっくりしました。
さて、WOWOWでエルンスト・ルビッチ製作・監督の'46年作品「小間使」を見ました。
ロンドン、1938年の6月。ヒラリー・エイムズ氏はパーティーの前に詰まった排水管を直すのに頭が一杯でしたが、訪ねてきたベリンスキ教授(シャルル・ボワイエ)の目の前で、叔父の代理できた娘クルニー(ジェニファー・ジョーンズ)が見事に排水管の詰まりを直します。パーティに来た青年アンドルー・カーメルは、チェコ人の作家でヒトラーの敵であるベリンスキを崇拝し、金銭的援助をすますが、婚約者のベティ・クリームとは仲たがいをしてしまいます。叔父にマナーを学ぶため召使いに出されたクルニーが向かった先はアンドルーの実家でした。そこへベリンスキもアンドルーの招きで訪れ、クルニーは最初のディナーでベリンスキの存在に驚き、大皿を落としてしまいます。即刻クビだという執事にベリンスキが取り次ぎ、事無きを得ます。やがて、クルニーは薬局の主人で気取った話し方をするウィルソンに好意を持ち、お茶にも招待されますが、ベリンスキは邪魔するためにドアの呼び鈴を何回も鳴らします。そしてクルニーはウィルソンの母の誕生パーティに呼ばれ、そこで婚約者として紹介されるはずでしたが、急に詰まってすごい音を出し始めた排水管をウィルソンの願いも聞かずに直してしまい、そのはしたなさに母は席を立ち、招待客も帰ってしまいます。そこへベティ・クリームがやってきて、カーメル夫人の頼みでアンドルーと結婚することを承知します。ベリンスキも発つことになり、部屋で泣いているクルニーへのプレゼントを託して駅に向かいますが、プレゼントが絹のストッキングと知ったクルニーをお礼を言うために駅に急ぎます。そしてホームでベリンスキにお礼を言うと、ベリンスキは列車にクルニーを誘い、結婚して、二人で本を書いて暮らし、子供が生まれたら、その続編を書こうと言います。華やかな婦人となったクルニーとベリンスキが歩いていると、書店には彼らのデビュー作が大々的に売り出されていて、しばらくすると、その続編も売り出されるのでした。
スクリューボール・コメディーの創始者と言われるルビッチだけに、しゃれた映画に仕上がっています。特にラストは思わず微笑んでしまうものでした。キャスティングもこれ以上にないもので、全盛期のハリウッドの勢いを感じさせます。細かいギャグが満載で、善意から天真爛漫な行動に出て周囲の顰蹙を買うジェニファー・ジョーンズもかわいいのですが、策士で恋愛に関してはプロの、常に落ち着いて演技しているように感じるシャルル・ボワイエのインチキ臭い紳士ぶりにも魅せられました。コメディーの好きな人にはオススメです。
さて、WOWOWでエルンスト・ルビッチ製作・監督の'46年作品「小間使」を見ました。
ロンドン、1938年の6月。ヒラリー・エイムズ氏はパーティーの前に詰まった排水管を直すのに頭が一杯でしたが、訪ねてきたベリンスキ教授(シャルル・ボワイエ)の目の前で、叔父の代理できた娘クルニー(ジェニファー・ジョーンズ)が見事に排水管の詰まりを直します。パーティに来た青年アンドルー・カーメルは、チェコ人の作家でヒトラーの敵であるベリンスキを崇拝し、金銭的援助をすますが、婚約者のベティ・クリームとは仲たがいをしてしまいます。叔父にマナーを学ぶため召使いに出されたクルニーが向かった先はアンドルーの実家でした。そこへベリンスキもアンドルーの招きで訪れ、クルニーは最初のディナーでベリンスキの存在に驚き、大皿を落としてしまいます。即刻クビだという執事にベリンスキが取り次ぎ、事無きを得ます。やがて、クルニーは薬局の主人で気取った話し方をするウィルソンに好意を持ち、お茶にも招待されますが、ベリンスキは邪魔するためにドアの呼び鈴を何回も鳴らします。そしてクルニーはウィルソンの母の誕生パーティに呼ばれ、そこで婚約者として紹介されるはずでしたが、急に詰まってすごい音を出し始めた排水管をウィルソンの願いも聞かずに直してしまい、そのはしたなさに母は席を立ち、招待客も帰ってしまいます。そこへベティ・クリームがやってきて、カーメル夫人の頼みでアンドルーと結婚することを承知します。ベリンスキも発つことになり、部屋で泣いているクルニーへのプレゼントを託して駅に向かいますが、プレゼントが絹のストッキングと知ったクルニーをお礼を言うために駅に急ぎます。そしてホームでベリンスキにお礼を言うと、ベリンスキは列車にクルニーを誘い、結婚して、二人で本を書いて暮らし、子供が生まれたら、その続編を書こうと言います。華やかな婦人となったクルニーとベリンスキが歩いていると、書店には彼らのデビュー作が大々的に売り出されていて、しばらくすると、その続編も売り出されるのでした。
スクリューボール・コメディーの創始者と言われるルビッチだけに、しゃれた映画に仕上がっています。特にラストは思わず微笑んでしまうものでした。キャスティングもこれ以上にないもので、全盛期のハリウッドの勢いを感じさせます。細かいギャグが満載で、善意から天真爛漫な行動に出て周囲の顰蹙を買うジェニファー・ジョーンズもかわいいのですが、策士で恋愛に関してはプロの、常に落ち着いて演技しているように感じるシャルル・ボワイエのインチキ臭い紳士ぶりにも魅せられました。コメディーの好きな人にはオススメです。