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ラズロ・ベネデク監督『乱暴者』

2009-06-18 16:05:00 | ノンジャンル
 今日、鎌倉ガイド協会主催のイベントで、長谷周辺を歩いてきました。長谷寺のあじさいを初めて見ましたが、なかなか見事なものでした。

 さて、山田宏一さんが「教養主義!」の中で挙げていた、ラズロ・ベネデク監督の'53年作品「乱暴者」をDVDで見ました。
 ジョニー(マーロン・ブランド)率いる暴走族は、バイクレースに乱入してトロフィーを盗み、ある町に立ち寄ります。そこのレストランで働くキャシーに惹かれたジョニーは、仲間がケガの治療をすることを口実にその町に留まり、キャシーを口説きますが、キャシーの父親のハリーが警官だと知って去ろうとします。そこへ別の暴走族を率いるチノ(リー・マーヴィン)がやってきて、ジョニーにからみ、二人はケンカを始めますが、そこへ車を乗り合わせた町の有力者のトーマスとチノが揉み合いとなり、ハリーは保身のためトーマスは逮捕せずチノだけを留置場に放り込みます。それを不満に思った暴走族たちは、トーマスを自宅で捕まえ留置場に入れます。異変を察知した町民たちは、トーマスを解放し、ジョニーを捕まえて痛めつけます。そこへ駆けつけたハリーはジョニーを解放するようにトーマスらを説得しますが、ジョニーはスキを見て逃げ出し、バイクで町を出ようとしますが、トーマスの投げた凶器が当たってバイクから落ち、無人のバイクは老人をはねて殺してしまいます。ジョニーは駆けつけた保安官に殺人容疑で逮捕されますが、ジョニーは無罪だと泣くキャシーの姿を見たキャシーの叔父が、誰かがジョニーに凶器を投げ付けた事実を話し、ジョニーは釈放されます。一旦は仲間と町を去ったジョニーでしたが、キャシーにトロフィーを贈るために戻ってくると、二人は笑顔を取り戻すのでした。
 この作品でマーロン・ブランドの人気が決定的になったということですが、やはり私はどうもこの俳優は苦手なようで、あまり魅力を感じませんでした。町の良心派の人々が暴走族らに同情的であるというストーリーも違和感があり、映画自体にもあまり乗れませんでした。若い頃のリー・マーヴィンの姿を見ることができる点はオススメかも。