女子バレーワールドグランプリが終わりましたが、フジテレビがつける日本選手のニックネームはエスカレートする一方です。「プリンセス・メグ」と言われた時もどうかなと思いましたが、「ミラクル・サオリン進化系」「奥様はミドルブロッカー」とまで来るともうあきれて笑うしかないといった感じです。来年のエスカレート振りが今から楽しみです。
さて、WOWOWで、ジョセフ・ロージー監督の'66年作品「唇からナイフ」を見ました。
英国政府の役人タラント(ハリー・アンドリュース)は、アラブ産油国の石油採掘権に対する支払いをするため5000万ポンド分のダイヤを産油国へ輸送するのに、盗みのプロであるモデスティ(モニカ・ヴィティ)に監視を頼みますが、彼女は情報をすべて与えてくれなければダイヤを横取りすると言い、ウィリー(テレンス・スタンプ)と組むことを条件として出します。モデスティはアムステルダムで遊覧船に乗ってダイヤが積まれていそうな船を探し、ウィリーは奇術師のパコの助手の娘から情報を得ようとしますが、彼女はダイヤを盗もうとしている黒幕がガブリエル(ダーク・ボガート)であることを言った後殺されます。ガブリエルは英国政府がダイヤ輸送を偽装した飛行機をミサイルで打ち落とし、モデスティらは彼の島へ向かいますがもぬけの空でした。翌朝島の近くに停泊している船からカブリエルはモデスティを食事に招待して二人を捕えます。ウィリーを使って、ダイヤを運んでいる貨物船の船倉に穴をあけダイヤを奪うと二人を監禁しますが、モデスティは脱出してウィリーも助け出し、ウィリーの背中の人工皮膚を剥がして、その内側に隠してあった部品から送信機を組み立てます。殺人を趣味にしているガブリエルの妻を二人で殺すと、その首吊り死体を重りにして滑車を使って崖を降りますが発見されます。銃撃戦となり絶体絶命になりますが、通信機からの信号を受けた産油国の族長が船と馬に乗る多くの部下とともに助けに来ます。ダイヤは無事に産油国に渡り、タラントは首相に任務の完了を報告します。産油国ではウィリーがミルク風呂に入る一方で、ガブリエルは炎天下で地面に縛り付けられ、モデスティは族長からダイヤをもらって大笑するのでした。
バカラックを思わせる心踊るメーンテーマから始まり、明るい原色のオンパレード(シガレットまで水色!)。モニカ・ヴィッティとテレンス・スタンプのミュージカル場面まで2つあり、おふさげに徹したイギリス映画でした。ただ、いくら殺人狂とは言え、その首吊り死体が滑車を使って上がったり下がったりするというのはどうにもグロテスクで、そこいらにロージーの持つ暗さが出ていたようにも思いました。60年代のポップカルチャーに触れたい方にはオススメです。
さて、WOWOWで、ジョセフ・ロージー監督の'66年作品「唇からナイフ」を見ました。
英国政府の役人タラント(ハリー・アンドリュース)は、アラブ産油国の石油採掘権に対する支払いをするため5000万ポンド分のダイヤを産油国へ輸送するのに、盗みのプロであるモデスティ(モニカ・ヴィティ)に監視を頼みますが、彼女は情報をすべて与えてくれなければダイヤを横取りすると言い、ウィリー(テレンス・スタンプ)と組むことを条件として出します。モデスティはアムステルダムで遊覧船に乗ってダイヤが積まれていそうな船を探し、ウィリーは奇術師のパコの助手の娘から情報を得ようとしますが、彼女はダイヤを盗もうとしている黒幕がガブリエル(ダーク・ボガート)であることを言った後殺されます。ガブリエルは英国政府がダイヤ輸送を偽装した飛行機をミサイルで打ち落とし、モデスティらは彼の島へ向かいますがもぬけの空でした。翌朝島の近くに停泊している船からカブリエルはモデスティを食事に招待して二人を捕えます。ウィリーを使って、ダイヤを運んでいる貨物船の船倉に穴をあけダイヤを奪うと二人を監禁しますが、モデスティは脱出してウィリーも助け出し、ウィリーの背中の人工皮膚を剥がして、その内側に隠してあった部品から送信機を組み立てます。殺人を趣味にしているガブリエルの妻を二人で殺すと、その首吊り死体を重りにして滑車を使って崖を降りますが発見されます。銃撃戦となり絶体絶命になりますが、通信機からの信号を受けた産油国の族長が船と馬に乗る多くの部下とともに助けに来ます。ダイヤは無事に産油国に渡り、タラントは首相に任務の完了を報告します。産油国ではウィリーがミルク風呂に入る一方で、ガブリエルは炎天下で地面に縛り付けられ、モデスティは族長からダイヤをもらって大笑するのでした。
バカラックを思わせる心踊るメーンテーマから始まり、明るい原色のオンパレード(シガレットまで水色!)。モニカ・ヴィッティとテレンス・スタンプのミュージカル場面まで2つあり、おふさげに徹したイギリス映画でした。ただ、いくら殺人狂とは言え、その首吊り死体が滑車を使って上がったり下がったりするというのはどうにもグロテスクで、そこいらにロージーの持つ暗さが出ていたようにも思いました。60年代のポップカルチャーに触れたい方にはオススメです。