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ブラッド・アンダーソン監督『暴走特急 シベリアン・エクスプレス』

2010-04-07 16:20:00 | ノンジャンル
 ブラッド・アンダーソン監督・共同脚本の'07年作品「暴走特急 シベリアン・エクスプレス」をDVDで見ました。
 「ロシア ウラジオストク」の字幕。麻薬の売人が刺殺され、金が盗まれたことが分かります。一方北京で子供のためのボランティア活動を行っていたジェシーとその夫のロイはモスクワに向けてシベリア鉄道に乗り、同じコンパートメントのカルロスとアビーのカップルと親しくなります。途中の駅で乗り遅れたロイを次の駅で降りて待つジェシーにカルロスとアビーも付き合い、ホテルに泊まり、カルロスに誘われたジェシーは森の中の教会の廃墟に行きますが、そこでレイプされそうになり、カルロスを殺してしまいます。ジェシーはロイと再会し、新たに同じコンパートメントに麻薬捜査官のイリヤが乗ってきますが、その直後にジェシーは自分のカバンの中にカルロスが麻薬を隠していたことを知ります。捨てようとしますがチャンスを逃し、やがてジェシーがカルロスと二人でホテルを出ていたことを知ったイリヤはジェシーにカルロスの居所を聞きますが、ジェシーは知らないと嘘を言います。ロイはジェシーが麻薬を持っているのを発見し、ジェシーとともにその事実をイリヤに言うと、その直後彼らの乗った車両は他の車両と切り離され、イリヤによって二人は森の中のアジトに連れていかれると、そこには拷問にあって瀕死の状態のアビーがいました。カルロスは組織の金を盗んで逃げていたと言い、ジェシーらはイリヤが汚職警官であることを知ります。すきを見て逃げ出した二人は列車を走らせますが、イリヤらが乗り込んで来てジェシーに口を割らせるためにロイを射殺しようとします。その瞬間軍隊を乗せた列車と衝突し、軍によってイリヤらは捕えられ、ジェシーとロイは助け出されます。モスクワで事情を話したジェシーらは解放され帰国の途につきますが、その後退院したアビーは一人カルロスの死体を掘り出し、そのジャンパーに隠された大金を自分のものとするのでした。
 魅力的な暗い画面はシベリアの風景によくマッチしていて良かったのですが、ストーリーの弱さはいなめず、ブラッド・アンダーソンの映画としては期待外れでした。次回作に期待です。