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ガス・ヴァン・サント監督『ラストデイズ』

2010-04-15 15:37:00 | ノンジャンル
 ガス・ヴァン・サント監督・脚本の' 06年作品「ラストデイズ」をDVDで見ました。
 「カート・コバーンに捧げる」の字幕。リハビリ施設から脱走し、独り言を絶えずつぶやきながら森を抜け、屋敷に到着したブレイクは庭に穴を掘ります。黒いスリップに着替え、バンドの他のメンバーからの電話に出ると、メンバーは今度のツアーの大切さを説きトリップもあると言ってこっちに来いとに言いますが、ブレイクは途中で電話を切ってしまいます。電話帳会社の営業マンがやって来ると、ブレイクは黒いスリップ姿のままながらもきちんと対応します。服を着てライフルを持ち、屋敷の中を徘徊しますが、ブレイクを探しに探偵が来ると屋敷から逃げ出し、湖のほとりで時間を過ごします。自分を失ったとノートに書くブレイク。メンバー3人と女の子2人がやってきます。自作曲の説明をメンバーの一人がブレイクにすると、他のメンバーがブレイクを一人にしてやれと言い、彼らが去った後ブレイクは一人で弾き語りをします。ライブハウスに出かけたブレイクは知人に話しかけられますが、彼の話を聞くだけで無言のままです。夜にカップルで屋敷を出ていくメンバーたち。朝、温室で倒れているブレイクから透明で裸の彼が抜け出していきます。ブレイクの自殺を報じるテレビニュース。昼間に去って行くメンバーと女の子たちは車の中で無言のままです。警察が自殺の現場検証をするのをバックにエンディングロールが流れます。
 90年代の伝説的なバンド「ニルヴァーナ」のヴォーカルで、ライフル自殺したカート・コバーンの最後の数日をヒントに作られた映画とのことですが、その説明がないと何が映画の中で起こっているのかよく分からないような映画でした。様々な時間のシーンがバラバラに配置されているので、ストーリーが掴めず、では映像だけで楽しもうとしても、ブレイクを演じる男優がむさ苦しくて暗い感じの若者なので、彼を見ているだけで息苦しくなり、私には楽しめない映画でした。カート・コバーンをお好きな方にはオススメかもしれません。