豊島ミホさんの'09年作品「リテイク・シックスティーン」を読みました。
高校に入ったばかりの私は、同じクラスの孝子から、自分は27才だった未来からやってきたこと、高校からやり直し、今度こそ青春らしい青春を送るのだと決心していることを密かに打ち明けられます。私たちは男子の大海くんと村山くんと親しくなっていきます。様々な出来事を体験した後、2年生からの文系理系の志望でクラスが分かれる際、私は理系志望、孝子は文系志望となりますが、それから孝子は急によそよそしくなり、私たちのグループから離れて行きます。私と孝子の距離が広がるにつれ、私と村上くんたちの仲も疎遠になりますが、スキーの合宿で吹雪の中、孝子を私たちで助けたことによって、4人は再び仲良くなります。そして私の母と昔に離婚した父に4人で会いに行った時、私たちは4人で過ごす時間を貴重なものと思い、孝子はもう過去のことを考えるのはよそうと思うと言うのでした。
400ページにもなろうというボリュームでしたが、一気に読めました。未来から来たという孝子の話が中心なのかと思って読み始めたら、それはほんのおまけのようなもので、直球の青春ものでした。何といってもラストシーンが素晴らしく、そのためだけに他の部分が書かれたとまで思えるものでした。文句無しにオススメです。なお上記のあらすじの出来があまりにもひどいとお思いの方は、詳細なあらすじを私のサイト(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)の「Favorite Novels」の「豊島ミホ」の場所にアップしておきましたので、是非ご覧ください。
高校に入ったばかりの私は、同じクラスの孝子から、自分は27才だった未来からやってきたこと、高校からやり直し、今度こそ青春らしい青春を送るのだと決心していることを密かに打ち明けられます。私たちは男子の大海くんと村山くんと親しくなっていきます。様々な出来事を体験した後、2年生からの文系理系の志望でクラスが分かれる際、私は理系志望、孝子は文系志望となりますが、それから孝子は急によそよそしくなり、私たちのグループから離れて行きます。私と孝子の距離が広がるにつれ、私と村上くんたちの仲も疎遠になりますが、スキーの合宿で吹雪の中、孝子を私たちで助けたことによって、4人は再び仲良くなります。そして私の母と昔に離婚した父に4人で会いに行った時、私たちは4人で過ごす時間を貴重なものと思い、孝子はもう過去のことを考えるのはよそうと思うと言うのでした。
400ページにもなろうというボリュームでしたが、一気に読めました。未来から来たという孝子の話が中心なのかと思って読み始めたら、それはほんのおまけのようなもので、直球の青春ものでした。何といってもラストシーンが素晴らしく、そのためだけに他の部分が書かれたとまで思えるものでした。文句無しにオススメです。なお上記のあらすじの出来があまりにもひどいとお思いの方は、詳細なあらすじを私のサイト(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)の「Favorite Novels」の「豊島ミホ」の場所にアップしておきましたので、是非ご覧ください。