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チャーリー・チャップリン監督『サーカス・サウンド版』その2

2014-07-15 09:32:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 “テスト”の字幕。「客を笑わせろ」。チャーリーは足を跳ね上げ、がに股で歩き、杖を股に入れてグイッと上げて脚を伸ばします。団長は頭を抱え「見てられない」「ウィリアム・テルをやれ」「これをよく見て要領を覚えるんだ」と言います。チャーリーは団長の椅子に座り、団長は後ろにそっくり返ります。2人の道化がリンゴを食べ合い、チャーリーは大笑いしますが、団長が笑ってないのに気づき、急に真顔になります。チャーリーの番になりますが、チャーリーが食べたリンゴには虫が入っていて、チャーリーは食べられず、自分の持っていたバナナを食べて、その皮を頭に乗せます。団長は怒り「床屋のショーをやれ」と言います。また団長の椅子に座ろうとしますが、間一髪元に戻すのに間に合います。2人の床屋が1人の客を奪い合い、最後には皆の顔が髭剃クリームだらけになるコント。チャーリーはまた大笑いし、団長の顔を見て急に真顔になります。チャーリーの番になりますが、チャーリーはクリームを避けてしまい、やっと顔にクリームを受けると、今度は目が見えなくなり、「ちょっと待て」とコントに割って入った団長の顔にクリームを塗ってしまいます。怒る団長にチャーリーは「まだ契約はしていない」と言って胸を張りますが、結局逃げ出します。「早く出て行け!」という団長の声に、クリームだらけの顔のまま去るチャーリー。馬と顔が会うと、馬は猛然と追いかけてきます。やっと追い払った後、娘と会い、顔を洗います。「はじまるぞ!」の声。「中に入りません?」と言う娘に首を振るチャーリー。「行ってしまうの?」「契約ができなかった」「玉子をありがとう」。娘が去ると、また馬が追いかけてきます。フェイドアウト
 “ショー”“小道具係とのトラブル”の字幕。「俺たちの給料は?」「仕事にかかれ!」「やめるよ!」。幕の穴から娘の姿を覗くチャーリー。去る小道具係が殴られ、失神すると、その体を横たえ、その上に乗って覗くチャーリー。親方「奴らはやめました」団長「代わりを探せ」チャーリーに「仕事がほしいのか?」。うなずくチャーリーの首根っこを持って親方が連れていき、積み上げた皿を舞台に持っていくように言います。そこに馬が現れ、積み上げた皿を持ったまま客席に飛び込むチャーリー。客はまた大受けです。親方に樽の中へ放り投げられるチャーリー。奇術師から「ボタンに触るな」と言われ、机を舞台に運び込みますが、結局ボタンを押してしまい、机の上に置かれたシルクハットから鳩や風船やアヒルや小豚が出てきて、また大受けします。目を剥く奇術師。机がひっくり返ると、地面に掘られた穴から人が出ています。「彼は人気者になるぞ。小道具係に雇っておけ」と団長。フェイドアウト。
 “サーカスは繁盛したが、小道具係は前と同じ。娘にはつらい日々が続いた”の字幕。空中ブランコの上にいる娘。チャーリーは食べ物を投げてやろうとしますが、団長が来たので、ジャグリングの練習をしているように見せかけます。団長が人と話している間に皿ごと投げて、その皿が団長の話相手の顔を直撃し、鳥のせいにするチャーリー。「奴には忙しい思いをさせて、人気者だと悟らせるな」と団長。親方は床の拭き掃除をしていたチャーリーに金魚鉢も磨けと言います。金魚を磨くチャーリー。“病気の馬”の字幕。「この薬を馬の口に吹きこめ」と言われたチャーリーは薬を飲み込み、喉を詰まらせます。「馬が先に吹いた」。また例の馬に追いかけられ、ライオンの檻に逃げ込んでしまい、扉の鍵も知らずにかけてしまいます。眠っているライオン。隣の檻に行こうとして虎に吠えられるチャーリー。犬が吠えかけてきて、自分の耳に栓をするチャーリー。犬はピョンピョンと飛び跳ね始め、チャーリーのズボンを噛みついたところで、娘が通りかかりますが、失神してしまいます。娘を目覚めさせようと水をかけていると、大あくびしたライオンは目覚めますが、チャーリーのそばに来ても何もせず、また檻の奥で寝転びます。娘がやっと気がつき、扉を開けてくれますが、チャーリーは余裕を見せ、ライオンに近づきます。咆哮するライオンに逃げ出すチャーリー。娘が見上げると電柱の上にしがみついています。手離しをしてみせたチャーリーは、やがて滑り降りてきます。「ライオンは危ないと注意したのに!」と娘。後ろにやって来た子猫に驚くチャーリー。(また明日へ続きます‥‥)

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