7月の15日16日は、文学学校の合宿が奈良でありました。600字の小説の合評会に参加しました。その前日にレオン・サーメリアン著の「小説の技法」から抜粋された重要ポイントを学びました。
小説にリアリティを出す場合、できるだけ、実際に言われた言葉を忠実に再現すべきと思っておりましたが、もっと大事なことは、私小説的なものは、自分と距離おいて書く必要があるのです。読み手の反応も考慮して、明解さも必要です。私の意図したものが読んだ方に伝わっていないことがわかりました。
少ない字数という課題もクリアしなければならないので大変でしたが、良い勉強になりました。
同じクラスの方が、
この話は、600字ではもったいないぐらい良い話ですから、字数にこだわらず書いたらいかがですか?
と言ってくださいました。
若い頃の苦い思い出なので、実は再現するのは辛いものでした。少し時間をおいて、来年ぐらいに小品にしてみます。
夜は懇親会で盛り上がり、部屋では女子会で話に花が咲きました。
翌日は、三人の方を興福寺を案内しました。ちょうど、宝物館の耐震工事が終了して、阿修羅も、山田寺の仏頭も見ることができました。その後はからくりおもちゃ館で、合流して8名でならまちを歩きました。
暑かったですが有意義な2日間でした。
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。