シンガーソングライターの槇原敬之が、覚醒剤や危険ドラッグの所持で逮捕されました。今度で二度目です。
心に残る素晴らしい曲をたくさん作った人なのに、どうしてこんなことになったのか?
薬を一度手にすると簡単にやめられないのです。本当に怖い。
朝から彼の曲がどのチャンネルでも流れています。なんとか立ち直って欲しいと祈っています。
薬物はなぜダメなのか、それは依存性があるからです。そしてそれを使って金儲けをする人がいるからです。所持した人が有名人だから話題になるのでしょうけど、渡した人こそ、報道して欲しいものです。日本に持ち込まなければ、依存症になる人もいなくなるのですから。
人は日本に原子爆弾を落とした米国を非難します。従軍慰安婦問題で日本を非難します。ホロコーストでユダヤ人を虐殺したドイツ人を非難します。でも同じようにひどいことをした国が他にあります。
アヘン戦争になった原因は何かご存知ですか?
アヘン戦争の前、中国(当時は清)は鎖国をやめて、英国とで貿易が始まりました。最初は、英国が中国からお茶を買い、銀で支払う、中国は英国から綿織物を買い、銀で支払うところから貿易が始まりました。ところが綿織物は中国では売れず、英国の銀が中国に流れてしまい。英国は貿易赤字になりました。
そこで英国は恐ろしいことを思いつきました。
植民地のインドでアヘンを栽培し、中国へ売りつけたのです。中国の人々はアヘン中毒になり、アヘンをどんどん買い求めるようになりました。そして今度は、中国の銀が英国に流れました。恐ろしい量のアヘンが中国に流れました。
アヘン中毒者が多く出たことで、中国はアヘンの輸出を禁止しました。そのことで英国は怒り、結局戦争になったのです。中国は英国に敗れ、南京条約で多くの賠償を払わされ、香港などの割譲地を得たのです。
英国が自国の利益のために手段を選ばないのは、生き残るためだったのかもしれません。ひどい話です。日本を批判できる立場では決してないのです。
ナイチンゲールなどの立派な人物が生まれる一方で、英国は帝国主義の牙を剥き続けました。
中国はアヘン戦争の教訓で、薬物については厳しい刑が与えられるそうです。
日本では、警察が芸能人中心に、薬物所持者を摘発していますが、その前に、そういう人たちに薬物を渡す人を徹底的に罰して欲しいと願っています。
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