大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

今度は所管の大臣として 『承認取り消しを取り消せ』と勧告する.

2015-10-30 | 琉球新報より

知事「寄り添う意思感じず」 辺野古本体着工

 

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐり、沖縄防衛局が29日に本体工事に着手したことを受け、翁長雄志知事は同日、県庁で会見を開き、「承認取り消しについて、法律的に最終的な判断が示されないまま工事が強行されたことに激しい憤りを禁じ得ない」と述べ た。さらに「政府はキャンプ・シュワブに機動隊を配備し、辺野古新基地建設に反対する県民への強権的な態度をあらわにしている。『沖縄の人々の気持ちに寄 り添う』と言っているが、一連の行動からそのような意思はみじんも感じられない」と強く批判した。

 

 代執行手続きの一環として、国から是正勧告書が届いたことについては「審査請求で承認取り消しの効力を止めておきながら、今度は所管の大臣として 『承認取り消しを取り消せ』と勧告することは自らの都合に応じて立場を使い分けていると言わざるを得ない。法治国家だと世界に向けて胸を張って言えるか。 勧告は甚だ不本意だ」と述べた。
 政府が米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイの訓練を佐賀空港に移転する計画を見送ったことについて「去年の選挙時期に佐賀空港に持っていくという ことが大々的に報道された。いざ沖縄県と対峙(たいじ)するとなったら(計画見送りを)発表する。大きな壁を乗り越えるためのハナシクヮッチー(話のごち そう)だ」と指摘した。

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防衛局と国交省、同じ内閣の中どうしで、申し立てをする政府は、筋違い! ・・・ブログ管理者

2015-10-23 | 琉球新報より

知事「取り消しは正当」 

国の審査請求利用、不当と指摘 意見書・弁明書送付で会見

辺野古埋め立て承認の取り消しをめぐる不服審査請求と執行停止に関して、国交相に意見書と送付したと発表する翁長雄志知事=21日午後4時半すぎ、県庁
 

 翁長雄志知事は21日午後4時半から県庁で記者会見し、名護市辺野古の埋め立て承認には瑕疵(かし)があり、県の承認取り消しは正当だとする意見書と弁明書を国土交通相に送付したと発表した。沖縄防衛局は承認取り消しは違法だとして、取り消しの無効化を求める審査請求と裁決までの間取り消しの効力 を停止する執行停止を申し立てた。これを受け、国交相が執行停止に対する意見書と審査請求に対する弁明書の提出を県に求めていた。

 

 翁長知事は会見で「沖縄防衛局長が一般国民と同じ立場だと主張し、また政府が『辺野古が唯一』との立場を取る中で同じ内閣の国交相に審査請求の制度を利用することは不当だと申し添えた。沖縄の過重な基地負担を含め、承認取り消しは正当だと主張した」と述べた。
 執行停止に対する意見書の提出期限は22日で、国交相は早ければ23日に取り消しを執行停止し、埋め立て承認の効力が暫定的に復活する可能性がある。その場合、県側は執行停止から30日以内に国・地方係争委員会への審査申し立てなどの対抗措置を取る。
 不服審査に対する弁明書は提出期限が11月16日だったが、県は意見書と併せて前倒しで送付した。弁明書を期限前の早い段階で送付した理由について、翁長知事は国交相に対して早期の裁決を促すためだと説明した。【琉球新報電子版】

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イゲ知事をはじめ多くの方がさまざまな分野で活躍しており、目を見張る思いだ。

2015-10-20 | 琉球新報より

「絆深めたい」 ハワイ県人らの歓迎式

安慶田光男副知事のあいさつに耳を傾けるハワイ連合会の人たち=13日午前、県庁1階の県民ホール
 

 ハワイの県人会組織「ハワイ沖縄連合会」(HUOA)のスタディーツアーとして8日から沖縄を訪れている約50人の歓 迎式が13日午前、県庁1階の県民ホールで開かれた。HUOAの比嘉マーク英幸会長は「沖縄の歴史や文化に触れ、沖縄がいかに素晴らしいかをハワイで伝 え、沖縄との絆をより深いものにしたい」とあいさつした。

 

 歓迎式で安慶田光男副知事は「イゲ知事をはじめ多くの方がさまざまな分野で活躍しており、目を見張る思いだ。ウチナーンチュが移民として世界に 渡った先駆けの地の皆さんを迎えることができ大きな喜びを感じている」と述べ、2016年10月に開催される世界のウチナーンチュ大会への参加も呼び掛け た。

 同ツアーは18日までの日程で県内各地を巡り、沖縄の歴史や伝統に触れる。【琉球新報電子版】

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動物・植物の話題自衛隊や米軍のヘリが頻繁に上空を飛び交ううるま市の勝連半島沖の海は!

2015-10-18 | 琉球新報より

サンゴ息づく豊かな海 うるま・勝連半島沖

 

アオサンゴ群集 世界的に希少なアオサンゴ群集。玉栄さんによると120×110メートルに広がっているという=9月23日、うるま市の「ヨコビシ」(水深約4・4メートル)
 

 

コモンシコロサンゴ 直径17メートル×高さ12メートルのコモンシコロサンゴ。台風で一部が崩れたが、見応えは十分=「ヨコビシ」(水深約5メートル)
 

ハマサンゴ 直径6メートルはある巨大なハマサンゴ=「ヨコビシ」(水深約13メートル)
 

ソフトコーラルのウミトサカ類に擬態するイソコンペイトウガニ=「津堅魚礁20」(水深約9メートル)
 

色鮮やかなオトヒメウミウシ=「サンドウェイ」(水深約18メートル)
 

ミズタマサンゴ(手前左)とイソバナなどが共生している=「津堅魚礁20」(水深約16メートル)
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報道機関は、戦後最も権力監視が必要な時代に、最も監視が難しい状況に陥っているのだ。

2015-10-16 | 琉球新報より

<社説>新聞週間 不戦の誓いを守るために

 「ご近所も 世界も見える 紙面から」を代表標語に新聞週間が始まった。それにしてもことしほど新聞の使命と役割を考えさせられた年もそうない。

 

 6月に開かれた自民党国会議員の勉強会で問題発言が飛び出したからだ。著名作家が「沖縄の二つの新聞はつぶさなあかん」と主張した後、出席議員が「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番だ」と述べた。
 政府に批判的な言論は統制したいという意思の表れだとしたら、むしろ沖縄2紙への褒め言葉と受け止めたい。新聞の最も重要な機能は権力、なかんずく政府権力を監視することだと考えるからだ。政府に対置する、市民にとっての「番犬」の役割である。
 沖縄の新聞が政府批判を強めるのはなぜか。言うまでもなく眼前に巨大な不正義があるからだ。あらゆる選挙で意思表示しても、議会が決議をしても、全てを 踏みにじって政府が基地建設を強行するのは、民主主義に反する。戦時、地主を収容所に押し込めている間に土地を強制接収しておいて、「代わりを差し出さな い限り返さない」と言うのは、やはり理不尽と呼ぶほかあるまい。
 沖縄の新聞が「番犬」の役割を十全に果たせているか、いささか心もとないが、権力の中枢自身が沖縄紙の批判を煙たがっているのなら、誇りに思う。監視・告発の機能を一層強めていきたい。
 ことし、集団的自衛権行使を可能にする安保法制が成立した。日本を戦争へと至らせかねない状況があるから、不戦の誓いを守るための監視の機能は従来以上に求められている。一方で特定秘密保護法が施行され、その監視を困難にする環境も着々と出来上がっている。
 報道機関は、戦後最も権力監視が必要な時代に、最も監視が難しい状況に陥っているのだ。その点を自覚したい。そして、国民の「知る権利」に奉仕する責任をかみしめたい。
 冒頭に掲げた代表標語は名古屋市の主婦の作品だ。「ネットには出ないような地域の小さな話題から世界のニュースまで読めるのが新聞の良さということを表現したかった」と話している。
 その「良さ」を十分に発揮できているか、忸怩(じくじ)たる思いもわく。難民が発生するような世界の動きを報じつつ、地域の出来事も丹念に伝えるよう努めていきたい。

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各業界のプロフェッショナル講師によるプログラミングや文芸小説、ゲーム、アニメなど多彩な課外授業が。

2015-10-15 | 琉球新報より

伊計島にネット高、来春開校へ 角川ドワンゴ、旧小中校を活用

N高等学校の開校に向けて改修工事が進む校舎=14日午後5時ごろ、うるま市与那城伊計
 

 【伊計島=うるま】学校法人角川ドワンゴ学園は14日、閉校したうるま市の旧伊計小中学校を活用してネット対応高校 「N高等学校」を開校すると正式に発表した。うるま市と伊計自治会、同学園との間で30年の施設使用契約を8日に締結し、旧小中学校の改築工事が始まって いる。来年4月の開校に向け、14日から生徒募集を開始した。

 

 N高は広域の単位制・通信制課程で卒業資格は高校普通科となる。授業やリポート提出をネットで行うのが特徴。通常科目だけでなく、各業界のプロフェッショナル講師によるプログラミングや文芸小説、ゲーム、アニメなど多彩な課外授業がネットで受けられる。
 学習参考書の出版社としての角川書店のノウハウなどを生かして大学進学を目指すカリキュラム授業や、ドワンゴのトップエンジニアが教えるプログラミング授業など、進学の一方で社会に出てすぐに役立つスキル養成の環境を用意する。
 ネットだけでなく各地方自治体と連携した農漁業、伝統工芸など職業体験を通して実務に触れる機会も提供する。市は体験学習の整備や宿泊学習ができるよう協力していく考えという。
 18日の「うるま祭り」(市具志川総合運動公園)の会場で「ニコニコ町会議」を開き、N高の学校説明ブースも設置する。

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沖縄基地問題:取り消しの 有効性をめぐり法廷闘争に入る可能性が高く、重大な局面!

2015-10-14 | 琉球新報より

知事、辺野古承認取り消し 国、埋め立て根拠失う

 きょう効力停止申請

記者会見で名護市辺野古の埋め立て承認の取り消しを発表し「今後も辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に全力で取り組む」と述べる翁長雄志知事=13日午前10時すぎ、県庁
 

 翁長雄志知事は13日、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立て承認を取り消した。取り消しで辺野古新基 地建設作業の法的根拠が失われ、防衛局は同日から作業を停止した。一方、中谷元・防衛相は同日の記者会見で「誠に残念。承認に瑕疵(かし)はない」と述べ た上で、承認取り消しの無効化を求める審査請求と、その裁決まで取り消しの効果を止める「執行停止」を国土交通相に「速やかに行う」と表明した。防衛局は 14日に申請する段取り。国交相は1~2週間で取り消しを執行停止する可能性がある。その場合、国は工事を再開できるため、県と政府は最終的に取り消しの 有効性をめぐり法廷闘争に入る可能性が高く、移設問題は重大な局面を迎えた。

 

 

 13日午前10時に、県庁で記者会見した翁長知事は2013年12月に仲井真弘多前知事が行った埋め立て承認について「第三者委員会の検証結果と 防衛局への聴聞内容を十分検討した結果、取り消しが相当だと判断した」と表明した。その上で「今後も新基地を造らせないという公約の実現に全力で取り組 む」と述べた。
 また「戦後70年の在り方や沖縄の過重な基地負担が議論されることを望む。法律的にも大変大きな権力を相手にしている。日本の地方自治、民主主義の観点でも、国民全体で考えてほしい」と述べた。
 沖縄防衛局が対抗策として行う審査請求は私人(個人、民間事業者)に対する行政機関からの不利益処分を想定した制度。県側は防衛局が「私人」と同様の立 場だと主張して同制度を利用し、同じ政府機関の国交相が取り消しの有効性を判断するのは「不公平だ」として、第三者が判断する手続きを求めてきた。
 国交相が承認取り消しを執行停止すれば、新基地建設が再開するため、県側はさらなる法的な対抗策を取る方針。具体的には国と地方自治体の争いを処理する 第三者機関「国・地方係争処理委員会」への申し立てか、裁判所への抗告訴訟の提起が想定されているが、係争処理委員会には対象となる行為から30日以内に 申し立てる必要があり、県はまずは同委員会の利用を優先的に検討している。同委員会に審査を申し立てる場合、11月中旬から下旬になるとみられる。

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本土は米軍占領下でもなかった。このような監視が許される理由もない。不当な人権侵害だ。

2015-10-11 | 琉球新報より

 人民党監視、東京でも 元立法院議員古堅さん対象 61年米文書で判明

2015年10月11日

 

  沖縄が米施政権下だった1961年9月、当時の琉球政府立法院議員で、沖縄人民党所属だった古堅実吉さん(86)=那覇市=が上京した際、日本共産党など の政界要人と面談する古堅さんを尾行した記録が米公文書で残されている。古堅さんが10日までに本紙取材を通じて文書を初めて確認し、尾行されていた事実 も初めて知った。古堅さんは「本土は米軍占領下でもなかった。このような監視が許される理由もない。不当な人権侵害だ」と憤った。

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沖縄とハワイが交流の新時代を築いていくことを誓い 合った。

2015-10-10 | 琉球新報より

世界のウチナーンチュ RSSicon

「交流新時代」誓う 沖縄・ハワイ姉妹提携30年式典

2015年10月10日 15:35 

 


手を携えて漕いでいく願いを込めて、パドルとエークを贈呈し合う翁長雄志知事(左)とデービッド・イゲ米ハワイ州知事=9日午後6時50分ごろ、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇(又吉康秀撮影)

沖縄県・ハワイ州姉妹提携30周年式典(県主催)が9日夜、那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇で開かれた。翁長雄志知事とデービッド・イゲハワイ 州知事はそれぞれ、1900年に初めてウチナーンチュがハワイに移民して以来の100年を超えるつながりについて、絆を受け継いできた先人や関係者に感謝 した。姉妹提携30年の節目を機に、人材育成や学術交流、新エネルギー分野における協力の促進など、沖縄とハワイが交流の新時代を築いていくことを誓い 合った。
 30周年の記念品交換では「同じ太平洋に浮かぶ島として、互いに協力し合い平和で安全な世界を目指し、手を携えて漕(こ)いでいく」との願いを込め、翁長知事からサバニのエーク(櫂=かい)が、イゲ知事からカヌーのパドルが贈られた。
 式辞で翁長知事は「7月のハワイ訪問では新エネルギー協力の協定更新や、県立芸術大との間の文化学術交流の確認など、友好の歴史に新たな一歩が刻まれ た。ハワイにおけるウチナーンチュの州知事誕生は意義深く、アジア太平洋地域の平和と発展へ一層力を注いでほしい」と述べた。
 イゲ知事は「私の祖父が1907年に沖縄からハワイに移住してからでも100年以上が経過している。友情に培われた絆を超えた家族として、姉妹提携30 年を祝う式典に参加できたことには素晴らしい価値がある。ハワイと沖縄の関係が長く続くことを期待している」とあいさつした。
 式典には両知事とも夫人同伴で登壇した。翁長知事は来年10月に開催する「第6回世界のウチナーンチュ大会」へのイゲ知事の出席を要請した。
 このほか来賓としてキャロライン・ケネディ駐日米大使、マーク比嘉ハワイ沖縄連合会(HUOA)会長、喜納昌春県議会議長が祝辞を述べた。ハワイ州議会 からギルバート・カヘレ上院議員、ライアン・ヤマネ下院議員も出席した。イゲ知事は10日に那覇大綱挽まつりパレードに参加し、11日の大綱ひき本番を見 学して離沖する。

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沖縄県議会で自民新垣氏、ちまたのうわさで知事への質問:質が悪い・・・ブログ管理者

2015-10-09 | 琉球新報より

知事、ネット上の風説否定 娘が中国留学/上海の外交官と結婚…

2015年10月6日 10:05 

 

 翁長雄志知事は5日、県議会一般質問の答弁の中で「インターネット上で、(私の) 長女は中国・上海の外交官と一緒になっていて、(もう一人の)娘は中国に留学していると言われている。信じている人も多いようだ。県議会本会議場でうそを 言うわけにいかないので、そうではないと言いたい。娘の一人は県内で勤めているし、末の女の子は埼玉の大学に行っている」と述べ、ネット上の風説を否定し た。新垣哲司氏(自民)への答弁。

 新垣氏の「ちまたでは(知事が)中国と親しいと言われている。中国から招待され、案内されることがあるのか」との質問に、翁長知事は「福州市との姉妹都 市を結んだのは私の前の前の那覇市長だ。那覇市長になれば、4年に1回、交流するのは当然の礼儀だ。(福州市からの)名誉市民は私の前の市長ももらってい る。個人的な思いで断ったりするのはどうなのか」と問い返した。

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赤嶺教授「中国と琉球間の人の動きや現場の状況を知る上でこれを上回る物はない、第1級の史料だ」

2015-10-05 | 琉球新報より

中国、三山時代から琉球重視 使者派遣し王印与える

2015年10月5日 7:57 

 


明皇帝の使者・蔡英夫が、琉球を訪れ、北山・南山の両王に王印を渡したことを記した文集
       謝必震氏

 福建師範大学の中琉関係研究所(謝必震所長)はこのほど、琉球王国時代に中国からの冊封使らが琉球との交流の様子や情景などを鮮明に記録した文集や漢詩など200件に及ぶ大量の新史料を発見した。


琉球が三つの国に分かれていた三山時代の1385年に明の皇帝が北山王と南山王に王印を与えた件で、皇帝の命を受けた使者が琉球を訪れ、両王に王印を直接渡 していたことが新史料で初めて判明した。琉球・中国関係史に詳しい琉球大学の赤嶺守教授は「航海の危険があっても直接使者を送ったのは中国皇帝が琉球を重視していた証拠だ。交流初期の三山時代から重視していたことが分かった」と話している。


 中国と琉球は約500年間、中国皇帝が琉球の国王を承認する冊封関係にあった。冊封には中国国内で従属国の使者に皇帝の勅書や王印を授ける「領封(りょうふう)」と、使者を直接従属国に送る「頒封(はんぷう)」があり、重視する国には後者を実施していた。


 新史料で、中国の使者・蔡英夫が1385年に琉球の使者2人と一緒に、中国・福建から琉球へ出発したことが分かった。中山王は3年前の82年に王印が与 えられており、事実上の冊封関係がこの時期に始まった。赤嶺教授は「中国は日本を意識して安全保障の観点から三山時代からその後も一貫して琉球を重視して いた」との見方を示した。


 冊封使の派遣船や進貢船には豚などの生き物を載せていたことや、中国の冊封使ら文官が琉球の景勝地を詩にして高い関心を示していたことも新史料から明らかになった。
 琉球への航海の危険に不安を抱く冊封使の心情も吐露されている。琉球側との交流の様子を詳細に詩で記録しており、その場面や心情を知ることができる。


 史料は、福建師範大学の中琉関係研究チームが約10年かけて同大学図書館に所蔵されている中国の明・清時代の史料約3千件の中から琉球関係の約200件 を見つけ出した。その後「琉球文献史料彙集」と題する2冊の書籍にまとめた。明代編の史料は89件、718ページ、清代編は119件、725ページ。沖縄 美ら島財団の補助を得て、県内の図書館や関係研究所、関係する研究者らに配布される予定。


 琉球大学国際沖縄研究所の招きで来沖した謝所長は「漢詩などから誰がどんな思いでどのような関係を築いたかが非常に鮮明に分かる」と強調。赤嶺教授は「中国と琉球間の人の動きや現場の状況を知る上でこれを上回る物はない、第1級の史料だ」と評価した。(新垣毅)

 

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沖縄防衛局は、日本の防衛局か? アメリカの防衛局か? ・・ ブログ管理者

2015-10-03 | 琉球新報より

防衛局、漁港埋め立てなど「協議不要」と主張 

新基地建設、「仮設」理由に

2015年10月3日 7:11 

 

 名護市辺野古の新基地建設に向け、沖縄防衛局が県に申し込んだ埋め立て本体工事の 実施設計協議で、防衛局側が作業ヤードを造るための辺野古漁港の埋め立てや美謝川の水路切り替えについて「仮設のもの」との理由で、県との協議は不要だと 主張していることが分かった。これに対して県は辺野古漁港への作業ヤード設置は「埋め立てそのもの」で、また美謝川の切り替え水路は「恒久的に存在するこ とになる」と指摘し「仮設とは認められない」として協議を求めている。 県海岸防災課は9月29日、防衛局に文書を送付し、実施設計協議は「(防衛局が県 に提出した)公有水面埋め立て願書に記載された工事について説明を求めている」と指摘した。美謝川切り替えや作業ヤードの設置は同願書で付帯工や埋め立て 工と記載されている。

 同課は「防衛局側は協議が必要なのは飛行場部分にかかる本体工事だと主張しているが、設計概要に書かれた工事は全てが協議の対象だと念押しした」と文書送付の理由を説明した。

 防衛局が主張する「仮設」の認識について、県は「美謝川の水路を切り替えれば、川の入り口が変わり、そこからずっと流れ続ける」と指摘している。

 辺野古漁港の埋め立て地について、埋め立て承認願書は「作業ヤードとして使用が終わった後は緑化対策などを行い、住民の憩いの場として活用する」と記載していることなどから、県は「仮設ではない」と強調している。

 防衛局は名護市とも協議をする必要があるが、市側は反対している。

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翁長知事は「国際社会の中で基地問題を見てもらうということが大きく動きだそうとしている。

2015-09-25 | 琉球新報より

 知事「新基地と人権検証を」 帰国講演、世界に喚起求める

2015年9月25日

 

  【東京】翁長雄志知事は24日、スイス・ジュネーブの国連人権理事会で演説した帰途に東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演した。米軍普天間飛行場の 名護市辺野古への移設について「沖縄県民の自由、平等、人権、民主主義をほとんど顧みない日米安保体制で基地が出来上がることの検証を世界中に流してほし い」と述べ「安倍政権も長くて3年。参院選もある。日本の民意が変わることも十分あり得る。世界中の人に見てもらい解決の道を探したい」と、世界に注視を 呼び掛けた。

 

知事帰沖「国際社会動きだす」 新基地阻止、歓迎市民に決意 那覇空港

2015年9月25日 7:04 

 


集まった県民と一緒にガンバロー三唱する翁長雄志知事(右)=24日午後7時5分、那覇空港

 スイスの国連人権理事会総会で演説した翁長雄志知事が24日夜、帰沖した。那覇空港到着ロビーには島ぐるみ会議のメンバーら約70人が出迎え、国際社会で 沖縄の基地問題を訴えてきた翁長知事をねぎらった。翁長知事は「国際社会の中で基地問題を見てもらうということが大きく動きだそうとしている。いろんな分 野の方と力を合わせて頑張っていきたい」と県民を前にあいさつした。
 「お疲れさまー」。鳴り響く指笛と拍手に出迎えられた翁長知事。ロビーに集まった県民が手に持つ「にふぇーでーびる(ありがとう)翁長知事」の横幕を目にすると、長旅による疲れの色を濃く見せていた顔に笑みを取り戻し「どうも」と声を上げ、手を振って歓迎に応えた。
 翁長知事は「(国連に)行くときも激励してもらい、勇気百倍で行ってきた。めったにメールを送ってこない妻からも『沖縄の70年分を背負って、頑張れ』 と国連までメールが届いていた」と多くの人に背中を押され、国連演説に臨んだことを明かした。その上で「(国連演説が)国際社会の中で基地問題を見てもら う第一歩となった」と意義を強調した。
 「よく訴えてくれた、と知事に伝えたくて」。週3回の頻度で名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪ねる豊見城市の知念栄子さん(71)は出 迎えた理由を語った。「私たちが思っていることを2分のスピーチに込めて、国連で堂々と言ってくれた」と知事演説を評価した。
 そのほか、県議会与党会派の代表らや稲嶺進名護市長、名護市議会与党市議も駆け付け、翁長知事の帰任を喜んだ。

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米国と日本の民主主義を皆さんの目で確認してほしい!

2015-09-23 | 琉球新報より

「世界は辺野古注視を」 知事、新基地阻止訴え 国連で会見   

2015年9月23日 5:31 

 


国連人権理事会での主要日程を終え、記者会見する沖縄県の翁長雄志知事=22日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部

  【ジュネーブ22日=島袋良太】

  21日に国連人権理事会で演説し、県民への過重な基地負担の継続と名護市辺野古の新基地建設は人権侵害に当たると訴えた翁 長雄志知事は22日、国連訪問日程を終え、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で記者会見した。翁長知事は「小さな沖縄が日米両政府の間で自己決定権のために闘うのは大変困難かもしれない。国連で私どもの状況を伝え、世界の人がこのことを一緒に考えてほしいと訴えた。政府は辺野古の工事を再開した。米国と日本の民主主義を皆さんの目で確認してほしい」と述べ、今後も国内外の世論にも働き掛けて新基地建設を阻止する考えを示すとともに、沖縄の状況を注視するよう求めた。
 翁長知事は人権の観点から新基地建設問題を国連で取り上げたことについて「米軍統治時代は少女暴行や小学校へのジェット機墜落、ひき逃げ死亡事故などがあっても、犯人が米軍人ならば無罪になる時代を過ごした。復帰後もダイオキシンなどの環境汚染があっても私たちの調査権が及ばない。米軍機の飛行も制限できず、人権がないがしろにされている」と述べ、沖縄の歩んだ歴史が背景にあると説明した。
 演説で訴えた県民の自己決定権については日米の間で翻弄され、「自分たちの運命を自分たちで決めることができずに来た」と説明。今回の演説について「こうして私が世界に語ったことは、沖縄県民にとって勇気と自信と誇りになっただろう」と総括した。
 翁長知事は日程が順調に進めば、22日も国連人権理事会の先住民族の権利に関する分科会で講演することを計画していた。発言待機のために時間を費やしたこともあり、海外メディアへの発信を優先するとして記者会見し、その後、帰国の途に着いた。同日の人権理事会での知事の発言枠は、島ぐるみ会議のメンバー が代わって演説した。

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21日にも行う国連での演説に向 け、知事はジュネーブ国際空港で記者団に!

2015-09-21 | 琉球新報より

 自己決定権、人権「しっかり伝えたい」 知事スイス到着、国連演説へ

2015年9月21日

 

  翁長雄志知事は20日午後8時すぎ(日本時間21日午前3時すぎ)、国連欧州本部があるスイス・ジュネーブに到着した。21日にも行う国連での演説に向 け、知事はジュネーブ国際空港で記者団に「これまで話してきたことをしっかり伝えたい」と抱負を語った。演説で翁長知事は沖縄の過重な基地負担などを挙げ ながら、名護市辺野古の新基地問題に触れ、沖縄の自己決定権や県民の人権が侵害されている状態について考えを述べる。

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