金剛山歌劇団京都公演/約1000人が観覧
“若い世代の活躍目立つステージ”
京都民族教育実施70周年記念チャリティー「金剛山歌劇団京都公演2016」(主催=同実行委、特別協賛=日朝友好京都ネット)が22日、京都市のロームシアターサウスホールで行われた。
公演を、総聯京都府本部の金尚一委員長、元京都府議会副議長の角替豊・日朝友好京都ネット副会長、京都中高全校生、同胞や日本市民約1000人(昼・夜)が観覧した。
またこの日は、京都府内に在住する75歳以上の同胞高齢者と同胞障がい者も特別招待した。
公演では、本来の演目に加え、京都中高の吹奏楽部、民族器楽部が特別出演し、歌劇団の俳優たちとジョイント公演を行った。
京都市からきた70代の同胞男性は、「伝統を守りながらも、現代に合わせ新しいものを創り出していることに感動した。演目の内容も多様で、若い世代の俳優たちの活躍が目立った」と感想を述べた。
会場を訪れた日本女性は、「歌や踊り、器楽で一体になったステージに、東九条マダンの情景を思い出した。排外的な国内の状況、歴史のわい曲が蔓延す るなか、朝鮮民族としてのアイデンティティをはっきりと表明、表現する俳優たちの姿に心を打たれた。私も日本社会の流れに歯止めをかけられるよう動いてい きたい」と話した。公演収益金の一部は、実行委員会を通じて、京都府内の民族教育発展のために寄付された。
【金剛山歌劇団京都公演実行委員会】