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朝鮮半島の非核化と平和プロセスを推進する過程で、中央アジア非核地帯を参考にする意向を明らかにした。

2019-04-20 | 世界の変化はすすむ

文大統領「中央アジア非核化から教訓を得た」

登録:2019-04-20 06:11 修正:2019-04-20 06:26

ウズベキスタン議会で演説 
「ウズベキスタン、1993年に非核地帯を提案 
周辺国と絶え間ない対話で 
2009年に中央アジア5カ国条約を発効」

 
ウズベキスタンを国賓訪問中の文在寅大統領が今月19日午前(現地時間)、タシケントにある議会下院本会議場で、ウズベキスタン上・下院議員とマスコミの前で韓国大統領としては初めて演説をしている//ハンギョレ新聞社

 ウズベキスタンを国賓訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が19日(現地時間)、議会演説で「中央アジアの非核化先例が朝鮮半島の完全な非核化と平和定着を達成しようとする韓国政府にも、教訓とインスピレーションを与えている」と述べた。文大統領は、韓国大統領としては初めて行ったウズベキスタン下院での演説で、「ウズベキスタンは韓国の兄弟として、朝鮮半島の非核化と恒久的平和を積極的に支援してくれた」と述べた。

 さらに、文大統領は「ウズベキスタンは1993年の国連総会で、中央アジア非核地帯の創設案を示しており、周辺国と絶え間ない対話を行った結果、2009年に中央アジア非核地帯条約が発表された」とし、朝鮮半島の非核化と平和プロセスを推進する過程で、これを参考にする意向を明らかにした。ウズベキスタンは2006年9月、トルクメニスタンやカザフスタン、キルギスタン、タジキスタンなどと共に、核兵器の生産・取得・保有などを禁止する中央アジア非核地帯化条約を結ぶことで合意しており、この条約は2009年に発効された。5年後の2014年には米国や中国、ロシア、英国、フランスなど国連安保理常任理事国が「中央アジア5カ国が非核化の内容を守れば、核兵器を利用した攻撃や脅威を加えない」という「中央アジア非核兵器地帯条約議定書」に署名した。

 文大統領はウズベキスタンが2017年11月、平昌(ピョンチャン)冬季五輪に先立ち、「国連総会五輪停戦決議案」を共同提案し、南北首脳会談の度に、シャヴカト・ミルジョエフ大統領が親書を送ってくれた事実などに触れ、「深くお礼申し上げる」と述べた。また、「昨年12月、朝鮮半島の南北を縦断する鉄道は、国際社会の支持と祝賀を受けての連結着工式を行った。私たちは必ず大陸を通じて会うだろう」とし、「鉄道を通じて両国が会うことは、中央アジアと太平洋が会う新しい繁栄の夢」だと強調した。

 一方、文大統領は同日の議会演説に先立ち、ミルジョエフ大統領と首脳会談を開いて、エネルギープラント分野を含め、5世代(5G)移動通信や人工知能、保健医療、文化交流分野の協力を強化することで合意した。

タシュケント/ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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