大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

軍事対軍事の対決が解決につながらなかったことは、これまでの経過で明らかです。

2022-11-04 | 世界の宝日本国憲法守ろう。

北朝鮮ミサイル

エスカレート抑える外交急げ

 北朝鮮は2日、弾道ミサイルなど23発以上を発射しました。うち1発は日本海の南北軍事境界線に当たる北方限界線(NLL)の韓国側公海に落下しました。NLLを越えてミサイルが着弾したのは初めてとされます。続いて3日午前には3発を日本海方向に発射しました。1発は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性があるといわれます。北朝鮮はアジアと世界の平和を脅かす危険な軍事挑発をやめるべきです。

直ちに核兵器開発中止を

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は2日、「実質的領土侵害行為だ」と非難し、対抗措置として韓国空軍の戦闘機が、NLLの北朝鮮側公海上に空対地ミサイル3発を発射しました。対立がエスカレートし、衝突が起きるおそれもあります。

 北朝鮮が9月末以降に発射した弾道ミサイルと巡航ミサイルは10月末までに計17発にのぼります。10月4日に発射された弾道ミサイルは青森県上空を通過しました。11月に入ってのものと合わせ、短期間にこれほど多くを発射したことは異例です。いずれも、北朝鮮に、核兵器に関連するあらゆる活動を禁じた一連の国連安全保障理事会決議に違反しています。

 北朝鮮はこの間、核・ミサイル開発を加速させてきました。金正恩(キムジョンウン)労働党総書記は9月8日に開かれた最高人民会議で自国の「核保有国としての地位」を改めて強調し「絶対に核を放棄できない」と述べました。

 過去6回行われた核実験の再開も懸念されています。国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の履行状況を調べる専門家パネルは、10月に公表した中間報告で、北朝鮮が2018年に爆破した豊渓里(プンゲリ)核実験場の再建活動が確認され、「核実験に向け道を開いた」状態にあるとしています。

 国際原子力機関(IAEA)も9月に公表した年次報告で、同核実験場再開の動きを指摘し、安保理決議違反と批判しました。

 核兵器廃絶を求める世界の流れに逆行する核・ミサイル開発は断じて認められません。核開発によって北朝鮮が得るものは何もありません。同国が国際社会で孤立から脱するためには安保理決議に立ち返り、核・ミサイル開発を停止することが不可欠です。

 北朝鮮は核実験などこれ以上事態を悪化させる行為をすべきではありません。

 米国や韓国がこの間、軍事的対応を強めたことで緊張がさらに高まっていることは極めて危険です。米韓両軍は軍事演習を繰り返し実施し、日米韓も日本海で対潜水艦訓練をしました。10月31日からは米韓が軍用機約240機を投入した大規模な「空中訓練」を行っています。3日の弾道ミサイル発射後、4日に終了する予定だったこの訓練の延長を決めました。

軍事対決の悪循環避けよ

 米韓などの軍事的対応に対抗して北朝鮮は行動を一段と激化させています。軍事対軍事の対決が解決につながらなかったことは、これまでの経過で明らかです。「朝鮮半島の完全な非核化」「朝鮮戦争の終結」を約束した18年の南北板門店宣言、それを再確認し「平和体制の構築」をうたった米朝共同声明などの合意に立ち返り、日中韓米、ロシアをはじめ国際社会が協調して外交的解決の努力を強めることが急務となっています。

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合同参謀本部(合参)は2日、北方限界線(NLL)以南の公海上に落ちた北朝鮮弾道ミサイルに対応し、韓国空軍の戦闘機がNLL以北の公海に精密空対地ミサイルを発射したと明らかにした。

2022-11-03 | 韓国あれこれ・・・

韓国空軍、北朝鮮にミサイルで対応…NLL以北の公海に3発発射

登録:2022-11-02 19:54 修正:2022-11-03 06:57

 

北朝鮮ミサイル1発がNLL以南へ落弾したことに3発で対抗 
「NLLを越えた初のミサイル」威嚇規模基準で判断
 
 
10月4日、北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射に対応するため、韓米連合攻撃編隊群の飛行および精密爆撃訓練が実施された。韓国空軍のF-15Kが統合直接攻撃弾(JDAM)の発射訓練を行っている=合同参謀本部提供//ハンギョレ新聞社

 合同参謀本部(合参)は2日、北方限界線(NLL)以南の公海上に落ちた北朝鮮弾道ミサイルに対応し、韓国空軍の戦闘機がNLL以北の公海に精密空対地ミサイルを発射したと明らかにした。

 合同参謀本部は「北朝鮮の東海(トンヘ)北方限界線以南の公海上への短距離弾道ミサイル挑発に対応し、韓国空軍のF-15K、KF-16戦闘機が精密空対地ミサイル3発を東海の『北方限界線以北の公海上に、北朝鮮が挑発したミサイルの落弾地域と相応の距離』の海上に精密射撃した」と明らかにした。同日午前、北朝鮮が江原道元山(ウォンサン)一帯から東海上に発射した短距離弾道ミサイル1発が、東海NLL以南(北方限界線以南26キロ、束草の東方57キロ、鬱陵島の西北方167キロ)の公海上に落ちた。

 合同参謀本部は同日、NLL以南に落ちた北朝鮮ミサイル1発にミサイル3発の発射で対応した。国際法上、自衛権の行使には同種同量で対応する「比例性原則」があるが、合同参謀本部は交戦規則に基づき「分断後初めてNLLを越えたミサイル」という威嚇規模を基準に判断したという。

 合同参謀本部は「今回の精密射撃は、北朝鮮の短距離弾道ミサイルなどいかなる挑発にも断固として対応するという意志と、敵を精密打撃できる能力と態勢を備えていることを示した」とし「韓国軍の度重なる警告にもかかわらず、北朝鮮が挑発を続けているだけに、その後に発生するすべての事態に対する責任は全面的に北朝鮮にあることを改めて明確に警告する」と主張した。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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Aさんは29日夜、母親のBさんと叔母のCさん、そしていとこと共にハロウィーンでにぎわう梨泰院を訪れ惨事にあった。叔母のCさんも事故は避けられなかった。葬儀には母と娘の写真が並んで据えられた。

2022-11-03 | アメリカの反応
 

[梨泰院惨事]15歳の娘と母親の遺影…

「梨泰院に一緒に行くほど仲が良かった」

登録:2022-11-02 03:24 修正:2022-11-02 07:56
 
梨泰院惨事の最年少犠牲者の葬儀 
母、叔母、いとこと訪れ事故に 
弔問に訪れた80人あまりの中学生が涙
 
 
ソウル広場に設けられた梨泰院事故死亡者合同焼香所で31日、弔問に訪れた市民が涙をぬぐっている/聯合ニュース

 31日午後、ソウルのある斎場に制服を着た80人あまりの中学生が列をなして入っていった。29日夜の「梨泰院(イテウォン)惨事」で亡くなったAさん(15)を追悼するためだ。中学3年生のAさんは、今回の惨事の最年少犠牲者だ。

 Aさんは29日夜、母親のBさんと叔母のCさん、そしていとこと共にハロウィーンでにぎわう梨泰院を訪れ惨事にあった。叔母のCさんも事故は避けられなかった。葬儀には母と娘の写真が並んで据えられた。

 中学生たちは泣きながら斎場の前で弔問の順番を待った。5人ずつ弔問を終えた中学生たちの手には、遺族からもらった飲み物が握られていた。弔問を終えた子どもたちは抱き合って慰めながら涙をぬぐったり、誰かに電話をかけて悲しみを分かち合ったりした。ある生徒はAさんについて「普段から活発でエネルギーあふれる友人だった。梨泰院に行ったことも知らなかったし、事故にあったとだけ聞いている」と語った。

 
 
31日午前、ソウル龍山区の地下鉄6号線梨泰院駅の1番出口の前に設置されたハロウィーン圧死事故犠牲者追悼空間を訪れた市民が献花している/聯合ニュース

 この日はソウル市のチョ・ヒヨン教育監も弔問に訪れた。チョ教育監は「子と母親、叔母がハロウィーンに一緒に行くほどなら、どれほど仲が良かったことか。仲の良さが悲劇の原因となる、こんなことがあるのかという気もした」とし、「息子、娘を失った悲しみは慰めようもない悲しみだと思う」と語った。

 この日の教育部の説明を総合すると、梨泰院惨事で6人の生徒と3人の教師が死亡し、5人の生徒が負傷した。死亡した生徒は中学生が1人、高校生が5人で、いずれもソウル市教育庁管轄の学校に在学中だった。負傷した5人の生徒は全員が高校生(ソウル4人、忠清南道1人)で、現在は2人が病院で治療中。残りの3人(骨折など)はすでに帰宅している。

キム・ガユン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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丈夫な息子を亡くした両親は夜を明かし、最後は衝撃で倒れた。K君の父親は倒れた際に舌を噛み、6針縫って現在も入院している。葬儀は母親と共に中学3年生のK君の弟が喪主を務め、霊前を守っている。

2022-11-02 | 韓国ハンギョレ新聞
 

梨泰院惨事、高2の仲良し2人が死亡…

「勉強時間を削って人に教えるほど優しかった」

登録:2022-11-01 02:42 修正:2022-11-01 08:46
 
学校の友人同士4人で梨泰院に遊びに行き惨事に 
夜を明かした父親、衝撃で倒れる 
母親と中3の弟が喪主として霊前を守る 
「政府は何も言わないので遺族が斎場を確保」
 
 
梨泰院惨事死亡者合同焼香所が設けられたソウル広場。31日午後、市民の弔問が相次いでいる。カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 「あの子は内向的なので外で遊ぶのが好きな方ではないのですが、あの日に限って友達と約束があるって、今回は行かなきゃならないと言って行ったそうです。本当に嘘のようです…」

 31日午後、城南中央病院の斎場で営まれるK君(17)の葬儀で、母方の叔父のAさんは今回のことを「嘘のようだ」と語った。冷たい遺体となって帰ってきたK君の葬儀で遺族たちは、涙目で語りつつも、しばしば途中で言葉が継げなくなった。

 K君と共に梨泰院に行き、一緒に死亡したL君(17)の葬儀が営まれる三育ソウル病院も同様だった。29日夜、ソウルのある高校の2年生のK君とL君は、同じ学校の2人の友人と4人で梨泰院(イテウォン)に行き、惨事にあった。一緒に行った2人の友人は先に家に帰ったが、K君とL君は人波に押しつぶされ、結局家に戻ることはなかった。

 K君の遺族はK君のことを「本当に優しい子」だったと語った。K君の母方の大叔母のJさん(60)は、「もともと礼儀正しくて心の優しい子。高校の近くに長く住んでいたので、地方から来た友人に学校のまわりを案内してあげたり、ある時などは学校の先生が『数学がとても得意で友達に問題の解き方を教えるものだから、自分の勉強ができない』と心配するほど本当に優しかった。先月中旬に誕生日を迎えたばかりだったのに、こんなことになるなんて」と語った。

 丈夫な息子を亡くした両親は夜を明かし、最後は衝撃で倒れた。K君の父親は倒れた際に舌を噛み、6針縫って現在も入院している。葬儀は母親と共に中学3年生のK君の弟が喪主を務め、霊前を守っている。

 K君の母方の大叔父のチョン・インソンさん(62)は、「梨泰院に行ったというKと連絡が取れないので母親は昨日(30日)、失踪届を出した。母親は一晩中、携帯電話の位置追跡アプリでバッテリーが残り2%になるまでチェックしていた。残された家族が衝撃の中でこれからどうやって生きていくのか、とても暗い気持ち」だと語った。

 三育ソウル病院で取材に応じたL君の母親の友人だという40代のBさんは「L君を6歳の時から見てきたが、いつも母親にとって頼りになる息子だった。一緒に子育てする母親の立場として、どうしてこんなことが起こるのかと思う」と涙声で語った。幼稚園の頃からのL君の友人だというC君(17)は、「小さい頃からのケンカ友達に、こんなことが起きてとても残念だ」と語った。

 遺族たちは、政府の対策の不十分さに不満を示した。K君の大叔父のチョンさんは「昨日、Kの遺体を確認するためにここに来たが、政府からは斎場を取れ、どこで休めという話はなかった。結局は家族がこの斎場を確保し、今日から葬儀を始めた。何の備えもない状況で雷に打たれたようなものだが、公務員たちは体感できる対策も持たずにやって来て座っているだけ」と語った。

 2人の生徒が一度に亡くなったK君らの学校の関係者は「Weeクラス(校内の相談教室)の相談教師と教育当局から派遣される外部の相談士が、生徒たちが衝撃とトラウマから脱することができるよう、2週間にわたって集中的に心理的サポートを行う計画」だと明らかにした。また、生徒たちが亡くなった友人を弔問できるよう、明日は休講とした。

コ・ビョンチャン、ナム・ジヒョン、イ・ユジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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現地からの報道によると、ルラ氏は公共サービスを切り捨てる新自由主義路線をとり、貧困と格差を拡大したボルソナロ政権を批判し、貧困層への支援強化や最低賃金引き上げ、自国産業の再活性化などを主張し

2022-11-01 | あらゆる差別を許さない

ブラジルに左派大統領

決選投票 ルラ氏 極右現職破る

「貧困とたたかう」

 ブラジルで30日実施された大統領選の決選投票で、左派のルラ元大統領(77)が軍人出身で極右の現職ボルソナロ氏(67)との接戦を制し当選を決めました。2003年から2期8年務めたルラ氏は通算3期目。就任は来年1月1日で任期は4年です。

 中央選管に当たる高等選挙裁判所(TSE)によると、開票率99・99%でルラ氏の得票率は50・9%でボルソナロ氏は49・1%。決選投票としては同国史上最も僅差での決着と報じられています。

 現地からの報道によると、ルラ氏は公共サービスを切り捨てる新自由主義路線をとり、貧困と格差を拡大したボルソナロ政権を批判し、貧困層への支援強化や最低賃金引き上げ、自国産業の再活性化などを主張し支持を集めました。富裕層や保守勢力の支持に支えられたボルソナロ氏は、ルラ氏や左派勢力が政権につけば汚職や経済混乱につながると非難しましたが、及びませんでした。

 ルラ氏は最大都市サンパウロ市内で数万人の支持者を前に勝利演説。「貧困とたたかうこと、それが私の生涯の存在理由だ」と語り、弱者支援を最優先することを改めて強調しました。また、「この国に必要なのは平穏と団結」「すべての国民のために統治する」と述べ、国の再生に向け国民に団結を呼び掛けました。

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