どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

留守番犬

2009年06月15日 | 日記
親と暮らしていたからといって 親に甘えていたつもりはなかった

洗濯も自分でしていたし 食事も自分で買い物をして 作りもした

掃除も無論ゴミ出しにいたるまで 自分の部屋や生活のことはほとんど全て


母がまだ元気だった頃 言えばやっておくのにという提案も断って 極力自分の事は自分でやるようにしていたのだ

それは 親はいつまでもいない といういつか来る現実に自分を慣れさせておくためでもあったし

何より それは大人としてごく当たり前のことだと思っていた


それでも バスやトイレやキッチンの掃除 庭の手入れ そういったことはほとんど親まかせだった

母の病がわかってからは 私も一部を負担するようになったが それでも大したことではなかった


父も亡くなって一人になってから 家に居て守ってくれる人が どれほどありがたいものかと 心底感じた


家に空気を入れ 夕方には朝開けたカーテンを閉めてくれ 夏の外出で急の夕立が来ても 窓を閉めてくれる

宅急便を受け取ってもくれるし 鍵を閉めて家を出ることもない

庭のことは 更なり^^


一人で暮らすことが寂しいわけでもないし 困っているわけでもない

ただ 自分のことは概ね自分でやっていると当時思っていたことは 実はその半分にしか過ぎなかった

それを しかと悟った


番犬ではなく 留守番犬というものが欲しいと最近思う

窓やカーテンの開け閉め 郵便物の受け取り 庭の草取りなんかやってくれる 介護犬のような犬

親を犬扱いする気か っていう声が聞こえそうな気がしないでもないけどね
コメント
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