連休最後の日 お墓参りに出かけた
前日に持参する物のリストを作り 朝ちゃんとチェックをしたのに 一つ忘れ物をした
ガーデニング・グローブ!
めっちゃ大事なものなのに 今まで忘れたことなどなかったのに
そもそもリスト・アップの段階で 書き落としていた
前日に庭掃除をした時 洗って部屋に干しておいた
目に触れる場所にあったから まさかこれを忘れるとは思いもしなかったのだ
都霊園の中を1キロ以上も歩いて我が家の墓にたどりつく
父が根元から伐った百日紅の生命力に 今回も唖然とさせられる
毎回 私が枝という枝を根元から切り落としているにもかかわらず ひこばえがすごい
後ろ 隣 斜め向こうと ご近所さまお構いなしに 縦横無尽とはこのことか
長い枝が根元から何本も伸びている様は 父の想像をはるかに超えた有様で
あとの者が大変だからという父の計算は見事に外れたとしか言いようがない
もっとも 高さが無いだけマシだったかも
というわけで さぁ~やるぞ!と思ったその時 グローブを忘れたことに気がついたのだ
太くても直径2センチ程度の枝ではあるが 天気の良い空の下 ノコギリで数本伐っただけで汗がポタポタと落ちる
仕方が無いと初めは雑巾を持ちながらやっていたのだが そんな事じゃ埒があかなくなってくる
面倒になって 素手でやり始めた
何とか伐り終えた枝を ゴミ捨て場に運ぶのがまた大変
置き引きに注意しろというアナウンスが始終流れるくらいなので 一人で墓参の私はそのたびにザックを背負う
数回往復して いよいよ草取り
墓石の後ろに 以前に拾った柄の短い竹箒を隠してある
それをどけようと柄を掴んだ時だった
ぬらりとした感触が手のひらに伝わった
ぎゃっと思わず手を離したその柄には でっぷり太ったナメクジが
おいおいおい この前はコオロギで 今度はナメクジかい
生活がどんどんワイルドになっていくなぁ~
グローブさえしていればと 忘れてきた事を今更ながら後悔する
バケツに汲んでおいた水で手を洗った
ところが ヌルヌルが全く取れない
焦って今度は力を入れて洗ってみたが 水ぶくれのように薄い透明のふくらみがしかと残っている
まさか ナメクジって毒があるのか
もしかしたら 手がどんどん腫れてくるとか?
そうなったらどこに駆け込めばいいのだろうかなどと いつも最悪を考える私ならではの想像が次々と頭に浮かんだ
最後に 持参した束子でゴシゴシこすってみたら ようやく取れた
子供の頃 なめくじに塩をかけて遊んだことがある
その祟りでもあるまいが ナメクジの粘液のすごさをこの年になって初めて知ることになった
2時間ほどで掃除全てが終わった
花を手向けてお線香をあげる
家で少し凍らせておいたビールをクーラーボックスから取り出し その半分をカップに注いで墓石の前に置く
私は缶を手にして そのカップにカシャリとあて 乾杯をした
もう一人で何度も来ているというのに 未だに正門からの最短距離を見つけられない
裏門からであれば近く 道も一本道を歩けば良いというわかりやすい場所にあるのに
電車とバスを乗り継いでの今は 始終墓地の中にある案内板を見ないといけない
水場と(同じようなものが点在しているのだが)風景だけが頼りで 今回も近くまで来ているのに迷った
相変わらず忘れ物もしている
まだまだだね 私
これが今回の報告
以前 老女が一人で花を手向けていたお墓がある
霊園そばで買ったのではないと明らかにわかる小さな花束がとても愛らしく 一層そこに眠る人への情愛が感じられた
今回も いつもと同じようにまだ色鮮やかな花がそこにあるのを見て 温かい気持ちになり また安心もした
いつかまたここで彼女と出会えたらいいなと 密かに期待している私である
前日に持参する物のリストを作り 朝ちゃんとチェックをしたのに 一つ忘れ物をした
ガーデニング・グローブ!
めっちゃ大事なものなのに 今まで忘れたことなどなかったのに
そもそもリスト・アップの段階で 書き落としていた
前日に庭掃除をした時 洗って部屋に干しておいた
目に触れる場所にあったから まさかこれを忘れるとは思いもしなかったのだ
都霊園の中を1キロ以上も歩いて我が家の墓にたどりつく
父が根元から伐った百日紅の生命力に 今回も唖然とさせられる
毎回 私が枝という枝を根元から切り落としているにもかかわらず ひこばえがすごい
後ろ 隣 斜め向こうと ご近所さまお構いなしに 縦横無尽とはこのことか
長い枝が根元から何本も伸びている様は 父の想像をはるかに超えた有様で
あとの者が大変だからという父の計算は見事に外れたとしか言いようがない
もっとも 高さが無いだけマシだったかも
というわけで さぁ~やるぞ!と思ったその時 グローブを忘れたことに気がついたのだ
太くても直径2センチ程度の枝ではあるが 天気の良い空の下 ノコギリで数本伐っただけで汗がポタポタと落ちる
仕方が無いと初めは雑巾を持ちながらやっていたのだが そんな事じゃ埒があかなくなってくる
面倒になって 素手でやり始めた
何とか伐り終えた枝を ゴミ捨て場に運ぶのがまた大変
置き引きに注意しろというアナウンスが始終流れるくらいなので 一人で墓参の私はそのたびにザックを背負う
数回往復して いよいよ草取り
墓石の後ろに 以前に拾った柄の短い竹箒を隠してある
それをどけようと柄を掴んだ時だった
ぬらりとした感触が手のひらに伝わった
ぎゃっと思わず手を離したその柄には でっぷり太ったナメクジが
おいおいおい この前はコオロギで 今度はナメクジかい
生活がどんどんワイルドになっていくなぁ~
グローブさえしていればと 忘れてきた事を今更ながら後悔する
バケツに汲んでおいた水で手を洗った
ところが ヌルヌルが全く取れない
焦って今度は力を入れて洗ってみたが 水ぶくれのように薄い透明のふくらみがしかと残っている
まさか ナメクジって毒があるのか
もしかしたら 手がどんどん腫れてくるとか?
そうなったらどこに駆け込めばいいのだろうかなどと いつも最悪を考える私ならではの想像が次々と頭に浮かんだ
最後に 持参した束子でゴシゴシこすってみたら ようやく取れた
子供の頃 なめくじに塩をかけて遊んだことがある
その祟りでもあるまいが ナメクジの粘液のすごさをこの年になって初めて知ることになった
2時間ほどで掃除全てが終わった
花を手向けてお線香をあげる
家で少し凍らせておいたビールをクーラーボックスから取り出し その半分をカップに注いで墓石の前に置く
私は缶を手にして そのカップにカシャリとあて 乾杯をした
もう一人で何度も来ているというのに 未だに正門からの最短距離を見つけられない
裏門からであれば近く 道も一本道を歩けば良いというわかりやすい場所にあるのに
電車とバスを乗り継いでの今は 始終墓地の中にある案内板を見ないといけない
水場と(同じようなものが点在しているのだが)風景だけが頼りで 今回も近くまで来ているのに迷った
相変わらず忘れ物もしている
まだまだだね 私
これが今回の報告
以前 老女が一人で花を手向けていたお墓がある
霊園そばで買ったのではないと明らかにわかる小さな花束がとても愛らしく 一層そこに眠る人への情愛が感じられた
今回も いつもと同じようにまだ色鮮やかな花がそこにあるのを見て 温かい気持ちになり また安心もした
いつかまたここで彼女と出会えたらいいなと 密かに期待している私である