そろりそろりと様子を見ながらの通常営業
まだ腸が本調子ではなさそうだが まずまず
昼食を終え 片付けも済んだところで 日が傾くまでにはまだ少しあるしと本を読もうとしていたところに電話が鳴った
表示を見ると 例の病気のデパート先輩
案の定 少し前に検査入院をしていたらしい
食事でもしようと誘ってはくれるのだが 何しろ彼は週に3回は透析をする体だし 外に出る時は車椅子生活らしく 天候のことも考慮するとなかなか実行にうつせずにいる
私とて彼の地元に行かなくてはならず もう夜の飲み会は無理になってきているので なおのことだ
とりあえずはこの冬を超えて 暖かくなってからということになった
奥さんが亡くなられてからは日中家に一人だから 退屈しのぎなのだろうが こうして忘れずに電話をかけてきてくれるのはありがたい
還暦前から病院と付き合っている人だが 来年は喜寿だから盛大にお祝いするのだと張り切っている
「憎まれっ子 なんとやらですね」と 可愛げのない後輩は笑って告げた
何か お祝いでも考えようかな