脱原発と原発維持を求める意見の対立が続いており、今回の衆議院選挙の争点にもなりそうです。
しかし、脱原発か原発維持かの議論は、多分に感情的なもの、脅しに近いもの等、純技術的、定量的な事実に基づく議論が少ないのが現状です。
そこで、将来のエネルギー選択の知識を得るために、2冊の本を読んでみました。
1冊目は、村岡克紀さんの「これからのエネルギー」です。
この本は、デービッド・マッケイが提案した、1人当たり1日当たりのキロワットアワー(kWh/人/日)を用いて日本人1人当たりの平均エネルギー量を計算しています。
この本によると、日本人1人当たりの平均エネルギー量は、92kWh/人/日です。
この日本人1人当たりの平均エネルギー量、92kWh/人/日を基に、再生可能エネルギー、化石燃料、原子力を用いた時の現実的な姿を明らかにして、課題を明確に示しています。
太陽光発電は、エネルギー密度が低いので、現状の技術では広大な面積が必要となり、太陽光発電単独で原発を置き換えることはできません。
エネルギー変換効率を高める等の技術革新、風力発電等の他のエネルギーとの組み合わせが必要となります。
現実的には、20〜30年後に原発依存度をゼロにする目標を掲げて、再生可能エネルギーの開発、化石燃料発電の改善(効率、温暖化対策等)、高エネルギー産業構造の転換、省エネルギーのライフスタイルを推進していくことになりそうです。
何れにしても、純技術的で客観的な事実に基づく冷静な議論が必要です。
もう1冊は、平岡仁子さん編集の「原発も温暖化もない未来を創る」です。
この本は、環境を犠牲にしないで原発に依存しない社会を築くという高い目標を掲げて、いくつかの提案をしています。
エネルギー・環境の論点、原発をなくし化石燃料を減らす5つのシナリオを提案しています。
私達一人一人が将来世代のためのエネルギー戦略を真剣に考えなければいけませんね。
強いリーダーを求めるという「お任せ民主主義」から卒業しなければ、自分の利益に固執する政治家、官僚、経済界(特に経団連)の罠にはまり、将来世代に不幸を先送りすることになります。
一人一人の努力と覚悟が問われています。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。
日記@BlogRanking
しかし、脱原発か原発維持かの議論は、多分に感情的なもの、脅しに近いもの等、純技術的、定量的な事実に基づく議論が少ないのが現状です。
そこで、将来のエネルギー選択の知識を得るために、2冊の本を読んでみました。
1冊目は、村岡克紀さんの「これからのエネルギー」です。
この本は、デービッド・マッケイが提案した、1人当たり1日当たりのキロワットアワー(kWh/人/日)を用いて日本人1人当たりの平均エネルギー量を計算しています。
この本によると、日本人1人当たりの平均エネルギー量は、92kWh/人/日です。
この日本人1人当たりの平均エネルギー量、92kWh/人/日を基に、再生可能エネルギー、化石燃料、原子力を用いた時の現実的な姿を明らかにして、課題を明確に示しています。
太陽光発電は、エネルギー密度が低いので、現状の技術では広大な面積が必要となり、太陽光発電単独で原発を置き換えることはできません。
エネルギー変換効率を高める等の技術革新、風力発電等の他のエネルギーとの組み合わせが必要となります。
現実的には、20〜30年後に原発依存度をゼロにする目標を掲げて、再生可能エネルギーの開発、化石燃料発電の改善(効率、温暖化対策等)、高エネルギー産業構造の転換、省エネルギーのライフスタイルを推進していくことになりそうです。
何れにしても、純技術的で客観的な事実に基づく冷静な議論が必要です。
もう1冊は、平岡仁子さん編集の「原発も温暖化もない未来を創る」です。
この本は、環境を犠牲にしないで原発に依存しない社会を築くという高い目標を掲げて、いくつかの提案をしています。
エネルギー・環境の論点、原発をなくし化石燃料を減らす5つのシナリオを提案しています。
私達一人一人が将来世代のためのエネルギー戦略を真剣に考えなければいけませんね。
強いリーダーを求めるという「お任せ民主主義」から卒業しなければ、自分の利益に固執する政治家、官僚、経済界(特に経団連)の罠にはまり、将来世代に不幸を先送りすることになります。
一人一人の努力と覚悟が問われています。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。
日記@BlogRanking