熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

法解釈

2014-02-11 21:29:31 | Weblog
山下純司、島田聡一朗、宍戸常寿「法解釈入門」を読みました。

この本は、法学初心者を対象に、法解釈の基本について説明した入門書で、憲法・民法・刑法の3人の研究者執筆しています。

第一部は、法解釈の基本を説明しているところで、この本の中心部分です。

第二部は、憲法・民法・刑法から2〜3のテーマを選んで、法解釈の具体例を説明しています。

第三部は、3つのトピックスを取り上げて、2つの異なる法分野からの解釈を述べています。

弁理士受験時代は、条文や判例を丸暗記するような勉強をしていましたが、法律をさらに深く勉強したいと大学院に入学しました。

大学院で法解釈、判例の射程範囲の定め方を勉強したいと思い、その方面に定評のある教授の授業(著作権法)を受けることにしました。

毎回授業が終わると、条文解釈の勉強方法、判例の射程範囲の定め方の勉強方法をしつこく質問して、最後の方には教授も呆れ顔をしていましたが、毎回授業終了後の貴重な時間を1時間近く割いて頂いて感謝感謝です。

この教授のお蔭で、法解釈、判例の射程範囲の定め方の基本が理解でき、現在の仕事に役立っています。

当時は、適当な参考書がなく、教授も教えるのに苦労していましたが、最近はこの本を含めてかなり良い参考書が出版されていますね。

法解釈の基本を学びたい方には、お勧めの一冊です。







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コメント
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