熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

教育格差

2016-11-25 23:35:12 | Weblog
アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利した要因分析が盛んに行われています。

今夜のニュースステーションで、フランスの学者の見解を取り上げていました。

彼が注目したのは、非大学卒有権者の投票行動です。

非大学卒の有権者の67%がトランプ氏に投票したそうです。

これは何を意味するのか。

アメリカでは教育格差が極限まで拡大し、これにグローバリゼーションの進展が加わり、教育格差の底辺に存在する人は、大学卒でグローバリゼーションの恩恵を受けている人達に、猛烈な不信感と怒りを覚えています。

これらの人たちは、エリート層の意見に耳を傾けないばかりか、メディアの意見も全く信用していません。

この現象をポピュリズムと称する人もいますが、ポピュリズムで片づけるのは本質を捉えていないそうです。

この現象を、彼は、民主主義における一種の革命、教育格差の階級闘争と捉えていました。

このような革命的な現象は、アメリカのニューディ―ル政策、ドイツのヒトラー・ナチスと同じような現象だそうです。

これがニューディ―ル政策のように庶民の暮らしを救うのか、それともヒトラーのように大虐殺を招くのか、誰にも分かりません。

来年は、ヨーロッパでも大統領選挙が行われます。

第二のトランプが生まれるのか、日本でもトランプのように底辺の人々の声なき声を代弁する政治家が現れるのか、注目していきたいですね。









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