愛知を拠点に三菱航空機が開発していた国産初のジェット旅客機、MRJは、ニッポンの航空産業の中核として量産化が期待されていましたが2023年2月、ついに計画の中止が発表されました。
国家プロジェクトの典型的な失敗例ですね。
これに対して、民間企業の成功例になるのではと期待されているのが、私が勤務していた富士フィルムホールィングです。
富士フィルムホールィングが「医療の巨人」への変貌を目指しています。
バイオ医薬品の開発製造受託(CDMO)事業で2026年にスイスの同業ロンザを抜いて製造能力で世界最大手を狙うというのですからすごいですね。
医薬品の製造受託市場は28年には約37兆円となる見通しなので、小株主としても巨大市場の覇者となれる
か楽しみですね。
国家が金だけでなく口を出してくると、官僚や政治家の個人的利益が優先されてしまうので、失敗に終わることが確実です。
民間企業は、経営者が個人的な利益を優先すると、株主代表訴訟で退場させられるので、失敗する確率が低くなります。
官僚や政治家の利益が優先される国家プロジェクトは、どのような美辞麗句で飾ろうとも信用してはいけませんね。
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