熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

これは改善か改悪か?

2022-11-02 17:46:16 | 
地域の図書室が市民図書館とシステム的に一体化するために3週間のお休みがとられていました。

11月1日に新規開店(?)となり、早速、図書の返却・貸し出しをすることにしました。

システム一体による変更点として、①図書カードの一本化、②地域の図書室の貸し出し図書数が6冊から10冊に増えるとありました。

そこで、地域図書室の受付の人に、「市民図書館と地域図書室の両方を利用しているので、市民図書館で従来通り10冊、地域図書室で10冊の合計20冊借りられるのですか?」と尋ねると、「いいえ、合計で10冊です」とのこと。

「それでは借りられる冊数が少なくなってしまいますね」と暗に改悪なのではとつぶやいたところ、「地域図書室だけを利用していた人は6冊から10冊に増えています」と、改善である点を強調していました。

見方によって、改善か改悪か、正反対の結果になりますね。

これは政府や政治家の発言でも同じことが言えます。

マイナンバーカードの便利な点を強調すれば改善となるのですが、個人情報の流出や個人の財産を捕捉されるとい点を強調すれば改悪ということになりますね。

そこで、重要なのは、良い点だけでなく悪い点も明らかにして、双方を評価してどちらを選択するのかを明らかにすればだましたことにはならないのですが、政府や政治家は説明が面倒くさいのか自信がないのか、隠したがりますね。

これでは国民の信頼は得られないと思うのですが、選挙で勝てるので問題としていないようです。

有権者の意識が低いとどうにもならないということですね。

有権者のレベルを政治家が超えることはない。

政治家のレベルを高めるためには有権者のレベルを高くする以外にありません。




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