熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

プーチンはゴルバチョフではなくスターリン

2022-03-24 18:35:27 | 紛争
東京新聞に掲載された保坂正康さんのコメントです。

「ウクライナ侵攻は、プーチン大統領が「大ソ連帝国」を忘れがたく、それを再興しようとしているのだと思う。プーチン氏が意識する指導者は、ゴルバチョフ氏ではなくスターリンなのだなと感じた。ゴルバチョフ氏は旧ソ連の政治システムを西洋型、つまりいろいろな国と共存する方向に持っていった。それに対して、共存ではなく君臨したいのがプーチン氏。それはとりもなおさずスターリンのやり方だというのが率直な感想だ。」

「今回驚いたのは、プーチン氏からウクライナは自分たちのものだという言葉が出てきたことだ。ウクライナは大ソ連帝国の一角であって、そこには自主性も主体性もない。われわれの安全のために存在し、背くことは許されないと公然と言い、それを軍事で実証しようとしている。
プーチン氏がやっていることは権力の私物化で、独裁政権が歩む道を進んでいる。民主主義の概念を持っていない。そのような指導者を国民が見抜き、変えなければいけない。」

「ロシアの人びとの反戦意識が広まることで、市民革命が起きるのではないかと思っている。つまり「われわれにはこの戦争に何の義務もない。もういい、自由がほしい」と。それが市民革命が起きるかどうかの1つの鍵だ。革命という言葉が強すぎるなら、市民的意識が求める改革。現在は、その方向に向かっていると思う。」

「私たちは核を抑止力と考え、危険な綱渡りのような時代をずっと過ごしてきた。21世紀は核におびえる世紀になるのではないか。核のボタンを持つ指導者の資質がいかに大切かが分かる。
 こうした問題が起きたときに核保有や憲法改正をすぐに叫ぶ人は、問題の本質が見えていない。まず、ロシアのウクライナ侵攻の本質は何か、きちんと分析、精査することが必要だ。そして戦争をやめさせる方向に動くのが筋。核保有や憲法改正は1番目、2番目に論じることではない。
 精査することなく「核を議論することのどこが悪いのか」という主張は、拙速すぎると思う。どの国の指導者も国民も、戦争を止めるために何ができるか考える。そのときに「核を持つ」と言うのは、問題のとらえ方が本質から離れている。」

私も全く同じ意見です。

ロシアのウクライナ侵攻を止めるのは、世界中の人たちが反対の意見を表明し続けることだと思います。

絶対にあきらめてはいけない。

プーチンに利益を与えるような行動や言動には反対の声を上げることです。

ロシアによるウクライナ侵攻でプーチンが利益を上げれば、次は旧ソ連連邦国家の侵略で、日本はその次でしょう。

中国も武力侵攻に傾斜していきます。

つまり、これはウクライナだけの問題ではなく、世界中の問題です。

絶対にプーチンを追い出さなければいけない。

みんなで頑張りましょう。



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