熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

気に入らない生徒は立たせるでいいのか

2020-10-31 09:09:57 | 政治
日本学術会議会員候補の任命拒否に対する批判が止みません。

野党の批判に対して自民党や公明党、それに実質与党の維新が首相を擁護する意見を出していて、一部の評論家も擁護していますが、こんな擁護する人達は正面突破で蹴散らしていきましょう。

毎日新聞電子版に、作家のあさのあつこさんの意見が紹介されていました。

「人として尊ばれないことを憤る」若者を描いてきた作家のあさのあつこさんは、日本学術会議の会員候補6人を菅義偉首相が任命拒否したことについて「気に入らない生徒を先生が廊下に立たせるのと同じ」と表現して、そうした政治が子どもたちに与える影響を心配しています。

◆何のためにこのタイミングで任命拒否したのでしょうか。「総合的・俯瞰(ふかん)的に判断した」ではさっぱり分からない。拒否の理由そのものを明らかにしてほしいですね。

「政権に逆らうと、こういう目に遭いますよ」ということを露骨に示したとしか思えません。学者を萎縮させて力で従わせようというわけでしょう。権力者が一番やってはいけないことを堂々と任期の初めにやったわけです。

あさのさんの意見に大賛成です。

権力者が市場にやってはいけないことをやっている。

自民党にも村上さん、船田さんのように反対意見を堂々と述べる人もいますが、大半の議員は自分が当選したいためなのか、首相を擁護するかだんまりをきめこんでいるかのどちらかです。

このような権力者の横暴を許していては、何れすべての決定に権力者が命令を下す、自民党が最も嫌っている中国と同じような体制になってしまうでしょう。

まともな人が多くなることを祈るしかないのかな~。



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